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田中省三 氏より (東海大学 准教授)

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
                         
            
・プレゼンテーションは、頭ではなく体で覚えよう。ピアノやギター、水泳と同じ。できるから、使いこなせる段階へ。

・コミュニケーション上手になるためのポイント。共通点を探して共感してしてもらうこと。

・プレゼンテーションとは、相手を説得、納得してもらうものではなく、プレゼント、贈り物をすることである。

・聞き手の立場から、何を聞きたいのか逆算して起案が考える。

・自己紹介の目的。
1、名前を覚えてもらうこと。
2、信頼をしてもらうこと。
3、思い出してもらうこと。特に、自分は何を与えられるのか?を伝えること。

・自分に質問をすることが効果的。名前を覚えてもらうには?信頼をしてもらうためには?思い出してもらうには?特に、お風呂、寝室などは良い。

・人に説明するには、新聞同様、見出し、要約文、詳細の順で話すこと。つまり、結論から言うこと。

・共感してもらうには、最近経験した楽しかったこと、面白かったこと、感動したことを話す。

・フルマラソンは、残り距離の表示があるから走れる。

・メッセージを簡潔に伝える法。(PREP法)
1、ポイント、意見を最初に言う。
2、理由を述べる。
3、具体例を述べる。
4、ポイント、意見をもう一度言う。

・プレゼンテーションがうまくできない理由。適切なやり方を知らないだけ。それには、型を身につけることが重要。

・プレゼンテーションに関わる人たちの業種。会議やミーティング主催の方、研修、セミナー、勉強会で前に立つ方、教育関連、医療、カンセリング関連

・学習には4段階ある。
1、無意識的無能 ・・・ できないことがわからない
2、 意識的無能 ・・・ できないことがわかる
3、 意識的有能 ・・・ できることがわかる
4、無意識的無意識 ・・・ 無意識にできる。つまり達人の域。

・プレゼンテーション上達のコツ。いいモデルを探す。そして真似する。

・プレゼンテーションでは、静かな情熱を持つ。つまり、頭はクールにハ-トは熱く。

・聴き手に対する共感

・意識しても、すぐ忘れるのが人間です。1万回忘れても1万1回思い出せばいい。

・聞き上手になるツボ。相手の関心に関心を持つ。

・プレゼンテーションは、誰が、誰に、何のために、何を、どのように伝えるかが重要。特に、土台となる「何のために」は大切。

・プレゼンテーションでの、パワーポイントは電気の紙芝居でしかない。あなた自身が良い情報を書いたと言えないと喜べない。

・伝えるには、「理想の聴き手」を想像することが重要。では、「理想の聴き手」を出すには、先ずは、「望ましくない聴き手」を書き出す。その反対を書くことで「理想の聴き手」が出てくる。

例えば、「望ましくない聴き手」には否定的な人や意識が低い人が望ましくないと思えば、物事に素直で学ぶ姿勢がある人というのが、「理想の聴き手」になります。

例  「望ましくない聴き手」    「理想の聴き手」

   ・腕組をしている        ・学ぶ姿勢がある
   ・のけぞっている        ・聞く態度ができている
   ・否定的             ・前向き
   ・寝ている            ・真剣
   ・聞いていない         ・学びたいと意識が感じる
   ・一方的な人          ・自分の専門分野で教えて上げられる。 
   ・聞いておしまい        ・行動力がある。復習ができる、習慣にできる。

・自分が発信する言葉によっては、自分が想定していないお客様が集まることにある。結果、クレームを呼ぶ。だから、望ましい聴き手を明確に持つことが重要。

・人間は感情で行動し、理屈で正当化する。

・感情をうまく伝えるためには、感情を込めた台詞を活用する。「○△□○△□!!」「○△□○△□!?」などセリフ言葉が良い。

・「理想の聴き手にどんな感情を持ってもらいたい?」を意識する。

・「理想の聴き手にどのような行動をして欲しい?」を意識する。特に、何かひとつやること。

・SDS法。Summary(全体)、Details(詳細)、Summary(全体)
例、今日、私が話したいのは3つございます。第一に、○△□。第二に○△□、第三に○△□。以上の3つです。では、先ず第一番目ですが、・・・。

・簡単な話の組み立て方

SDS法を使い、話を組み立てる練習をしてみてください。SDS法とは、概要(Summary)、詳細(Detalls)、まとめ(Summary)のこと。

1、概要(Summary)・・・まずは全体像を示す!← ここがポイント!

今日私がお話したことは三つございます。⇒★一番伝えたいことをまず最初に述べましょう!

 第一に、「                       」
 第二に、「                       」
 第三に、「                       」
 以上の三つです。


2、詳細(Detalls)・・・PREP法をこの中で使うと、さらに効果的です。

まず、第一番目の「                        」の件ですが、

 1、Point(ポイント・意見)
 2、Reason(理由)
 3、Example(具体例)
 4、Point(ポイント・意見)

次に、第二番目の「                        」の件ですが、

 1、Point(ポイント・意見)
 2、Reason(理由)
 3、Example(具体例)
 4、Point(ポイント・意見)

最後に、第三番目の「                       」の件ですが、

 1、Point(ポイント・意見)
 2、Reason(理由)
 3、Example(具体例)
 4、Point(ポイント・意見)


3、まとめ(Summary)・・・再度、ポイントとなるものやキーワードを繰り返す。

 以上、第一番目は「                        」について、
    第二番目は「                        」について、
    第三番目は「                        」について、

 以上三点について申し上げました。

・話の組み立て方。既知から未知へといった流れが効果的。(ミラクル現象)
1、今までの流れ
2、現状の分析→現状の明確化
3、現状への提案(ここでSDS法を使う)
4、今後の展望

・既知のは配分は、2~30%、未知は7~80%。

・プレゼンテーションでのパワーポイントへの資料は、重要な点を書く。つまり、一番言いたいことを書く。

・パワーポイントの作り方のコツ。
1、タイトル、サブタイトルの役割は、「早く次ぎ聞きたい!」と感じてもらうこと。
2、一番伝えたいことを提示する。
3、プレゼンを聴くと、どのようなメリットがあるのか提示。結果、もっと聴きたいと思ってもらうこと。
4、ミラクル現象を使って、全体像を見せる。

・プレゼンテーションで大切なことは、階段をつくり上ってきてもらうこと。但し、プレゼンテーターは常に階段の頂上を見ていること。飛ばしすぎないこと。

・「とんかつ弁当」と「幕の内弁当」のどっちがよりインパクトがある?あれもある、これも入っているというより、一品のほうがインパクトがある。

・プレゼンテーションで大切なことはゆっくりと。

・アイコンタクトは4墨を押さえる。ワンフレーズ、ワン・アイコンタクト。

・自分自身で「自分の話す声」を聴く。特に、絵本を朗読して聴くとよく良い。

・自分自身で「自分の姿」を観る。

・「ありがとうございました。」は、言葉を言った後、自分の中で「1、2」と数えてから、ゆっくり挨拶する。

・自分の客観的に見る方法。仕事をくれている理由をお客様に聞く。つまり、聴き手から見た自分の強みとは何かを意識することが重要。

・プレゼンテーションであがらない方法。あがる自分を認めること。人は自分を見ているという意識ではなく、人にプレゼントをしているのだと思うこと。つまり、喜んでもらっている。

・時間配分法。教える量を減らす。タイムテーブルを80%にする。余った時間は復習、Q&Aに使う。

・人間は不完全であることを受け入れる。つまり、勇気を持つ。

・行動しないと何も始まらない。

・卵を割らないとオムレツは作れない。・・・フランスのことわざ。

・学んだことは復習する。そして人に言う。

・学んだことは3日経つと74%忘れる。しかし、誰かに教えたことは90%残る。※心理学の統計データ
            
・わたしたちは、あらゆる場所の、あらゆる人のために、あらゆることをすることはできませんが、どこかにいるだれかのために、何かをすることはできます。
          

・肩書きが自分を封じ込めているケースがある。例えば、予備校講師。これだと予備校生しか教えられない。この肩書きのために、自分で自分を制限している部分は何があるだろうか?

・類似点を探そう。

・共通点を探して共感してもらう。

・教え方の極意。プレゼント、贈り物をすること。
1、誰が  2、誰に  3、何のため  4、何を  5、どのように
この5つの掛け算。

・相手が欲しがっている情報の見つけ方。「どうしてうちを選んでくれたのですか?」と聞く。

・見出し、要約文、詳細の順で話すのが大原則。

・事前にワーク内容を受講者にやってきてもらう。

・セミナー講師の極意。自分が受けたいセミナーをやる。

・なりたい自分を出すには、なりたくない自分を出すこと。時間軸を入れる。

・笑いのネタは、極端を言うこと。

・自己紹介の極意。過去→現在→未来で話す。

・ワーク→グループワークの流れでやる。

・既知から未知へ 割合は2:8 共感から感嘆詞へ

・新しいことを学ぶと時には混乱する。それは新しいステージへ進んでいる証拠。わからないから楽しい。
                   
                                              
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