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鈴木 敏夫 氏より (書籍「出版~好不況下興亡の一世紀」より)

このページは、書籍「出版~好不況下興亡の一世紀(鈴木 敏夫 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・書籍出版点数

明治元年~2年末   官版とも   237点
3年2月~4年4月  官版とも   326点
4年8月~4年末   官版とも    96点
5年1月~5年末   官版とも   821点
6年1月~6年末   官版とも 1,385点
7年1月~7年末   官版とも 1,703点
8年10月~12月         770点
9年              1,818点
10年             1,389点
11年             1,600点
12年             1,519点
13年             1,297点


・日本は現在、出版点数において世界のベストスリーにはいるといわれ、“出版王国”などといわれていますが、この出版隆盛はなにもきのうきょうのことでなく、実に明治の初期以来のことことだったのです。


明治期の出版点数は明治三〇年(一八九七)年ごろから急激に伸び、年間二万点の大台を越し、時には、三万点をさえ突破します。


・橋本求著『日本出版百年史年表』(講談社刊)昭39年


・各社の初任給

       大卒     高卒

岩波書店   50,901円   40,071円
日本評論社  38,800円   33,000円
正進社    38,300円   29,000円
平凡社    37,250円   30,200円
中央公論社  37,050円   26,250円
光文社    35,310円    -
小学館    35,260円   26,820円
集英社    35,260円   26,820円
河出書房   35,100円   27,700円
リーダイ   35,000円   27,500円
医歯薬出版  34,300円   28,300円
講談社    34,135円   26,850円
角川書房   34,120円   29,460円
中央経済社  34,000円   25,000円
医学書院   34,000円   27,600円
有斐閣    33,600円   28,000円
南山堂    32,300円   26,800円
       (以下略)
(出版労協調べ・昭和42年8月現在)


・“ベストセラー倒産”といわれた“河出書房事件”


・テレビが生まれたとき、新聞はダメになるといわれたが、事実は世界的に“共存共栄”している。


・RCAのサーノフ会長が「家庭用ファクシミリのテストをはじめる」と宣言したのは、すでに一九六七年六月のことである。その後日本でもNHKや毎日新聞社が公開テストを行った
     
             
●書籍「出版~好不況下興亡の一世紀」より
鈴木 敏夫 著
¥2,400
出版ニュース社(1970年7月初版)
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