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千野 信浩 氏より (書籍「図書館を使い倒す!」より)

このページは、書籍『図書館を使い倒す!~ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」(千野 信浩 著) 』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ネットは発展途上のメディアである。これまで人類が積み上げてきた知的資産の一〇〇分の一もネット上には存在しないだろう。(2005年10月刊行)


・種類としては国立国会図書館、公共図書館、専門図書館、大学図書館がある。共通しているのは、図書館の三つの機能である。それは図書を収集し、図書を提供し、利用者の相談に回答する(レファレンンス)である。


・自治体の行政情報ルームがある。そこにある公開資料はお役所が使っている現用文書だけに、各種の調査資料やプロジェクトの計画書、議会の記録や報告書など、地域のリアルで正確な情報がおもしろいように手に入るのである。


・ここからが第一鉄則だ。あいまいに棚を眺めることで、資料の全体像をつかむことができ、なにを調べたらいいのかという道筋が見えてくる。


・第一鉄則であいまいに調べる段階で重要なのは、調べたい内容がどんなことで、どんな利用をするために探しているかを伝えて具体的な指南を受けることである(具体的な内容を含んだ回答を得る聞き方は「開いた質問」と呼ばれる)。


・資料を鋭く手に入れる第二鉄則は、専門図書館を優先することである。


・国立国会図書館がホームページで公開している「テーマ別調べ方案内」(http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme.html


・調査の発展の発想法として六つの方向を提示している。※浅野高史氏
一、絞る より具体的なキーワードで調べる
二、広げる いったん広い概念のことばで調べる
三、射抜く 必要な言葉をダイレクトに調べる
四、たどる 類似する情報に調査範囲を移動する
五、視点の変更 日本史ではなく美術史を調べるなど、違う面から調査する
六、媒体の変更 紙媒体からインターネットやCD-ROMなど、違うメディアで調べる


・実は情報公開法の制定に合わせて、各省庁は「行政文書の管理方策に関するガイドライン」を定めている。


・大宅壮一文庫は、そんな大宅が生前から収集していた雑誌コレクションを元に設立された雑誌専門図書館で、多くのマスコミ関係者が頼りにする情報源である。


・蔵書数は八〇〇万冊強、職員数九〇〇人強と、規模は日本一である。※国立国会図書館


・(国立国会図書館の)東京本館は基本的に閉架である。


・国の統計を調べるならば、総務省統計図書館(東京都新宿区若松町一九-一 〇三.五二七三.一一三二)http://www.stat.go.jp/training/toshokan/4.htm


・ここ数年、ビジネス支援を打ち出す公共図書館が増えている。


・東京商工会議所経済資料センター
千代田区丸の内三-二-二
〇三-三二八三-七六九〇
http://www.tokyo-cci.or.jp/side_m/sisetu/keizai.html


・「○○について業界の動向を調べている」※大学図書館に入る際に明確な利用目的があるかどうか確認されることがある。


・ランガナタンの「図書館の五原則」
      
1. Books are for use. (図書は利用するためのものである)
2. Every reader, his book. (いずれの読者にもすべて、その人の図書を)
3. Every book, its reader. (いずれの図書にもすべて、その読者を)
4. Save the time of the reader. (図書館利用者の時間を節約せよ)
5. Library is a growing organism. (図書館は成長する有機体である)

(訳文は『図書館学の五法則』森耕一監訳 日本図書館協会 一九八一年)


・(図書館には)我々があっと驚くような文献を集めてみせて欲しい。
    
             
●書籍『図書館を使い倒す!~ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」 』より
千野 信浩 著
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