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サミール フスニ 氏より(書籍『アメリカ雑誌で成功する方法』より)

このページは、書籍『ミスター・マガジンの「アメリカ雑誌で成功する方法」( 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・編集記事、販売部数、広告の3要素がうまくかみ合っていかなければならない。


・利益計画は、部数が多い雑誌や発行回数の多い雑誌は、最初の3年間は支出が大きく、4年目でとんとんとなり、5年目で利益を生み出すようだ。


・オーディエンスには、習慣的読者と衝動買い読者の二つのタイプがある。


・読者を作る二つの方法
1.ターゲットのニーズを充たす
2.ターゲットを作る


・よいダレイクト・メール・パッケージを作るための5つのキーになる要素がある。それを紹介しよう。
1.手紙
2.ポスター
3.推薦状
4.レスポンス・カード
5.どうか、封筒を開けてください!


・チェックリスト
コンセプト
コンテンツ
編集者からの手紙
読者分析
ライバル分析
広告分析
販売部数分析
スタッフ
予算
事故対策プラン
一緒にまとめる
大詰め


・1年に4回以上発行の雑誌の生き残り率(%)
(サミール・フスニ教授の「雑誌の生存率」)
①創刊誌の約50%が、1年以内で廃刊
②創刊から4年間で生き続ける雑誌は約30%
③利益がでるのは、スタートから、5年かかる
④2000年まで生き残った雑誌数は以下の通り

【年】 【創刊雑誌数】 【生き残った雑誌数】 【生き残り率】

1990    325        47        14.46
1991    363        53        14.6
1992    443        64        14.25
1993    417        86        20.62
1994    458        115        25.11
1995    510        136        26.67
1996    535        111        20.75
1997    459        135        29.41
1998    518        213        41.12
1999    475        235        49.47


・広告収入獲得に努力しても、広告収入には限界がある。そのため、雑誌販売収入や広告収入以外の収入源を求めて可能性を探っている。現在、雑誌社が実施しているスペシャル収入源を挙げると、
①定期購読者リストのレンタル
②ダイレクト・メールや市場用に他業種の会社にリストをレンタルする。
③リプリント版や単行本の発行
④アドバトリアルの掲載
一つもしくは、複数の広告主のために、特集記事を掲載する。広告ページの一種。
⑤カスタム出版の受注
単一広告主のために、雑誌または、ニューズレターを受注する。
⑥テレビ番組のプロモート
雑誌の材料を使って、番組を共同で制作する
⑦カードやサンプルの製作と送付
広告主とタイアップして、特定の読者にカードやサンプルを製作して送る。
⑧特集号やワン・ショット・マガジンの発行
⑨対象外読者への販売
ファミリー、兄弟姉妹、友達紹介などを通して、読者以外のターゲットを見つける。
⑩市場調査データの配布
広告主と競合しない他の会社に、記事、販売結果のデータを配布する。
⑪ガイドブック、カタログ、人名録の製作
⑫ライセンス・ビジネスの実施
⑬海外出版の実施
翻訳、ライセンスなど海外市場での販売を行う。
⑭研修会やセミナーの開催
⑮国際的なイベントやショーのマネジメント


・雑誌のカテゴリー
ベーコン・パブリッシャーズの雑誌年鑑によると、225のカテゴリーに体系づけている。また、『ナショナル・ディレクトリー・オブ・マガジンズ』では280カテゴリーに分類している。


・編集長のウィル・ピアソンは『ワシントン・ポスト』のインタビューで、「基本的に、情報過多の時代で、人々はシンプルに生きたいので、情報はシンプルなものを望む」と語っている。


・訳者あとがき
「不況時の雑誌出版ビジネスの七つにヒント」というタイトルであった。この講演が、雑誌企画のヒントになればと思い紹介する。


・訳者あとがき
雑誌に変化は不可欠

『メンズ・ヘルス』という男性誌は、同じ号で表紙が違うものを3種類も製作し、販売した。中身は同じでも、写真や見出しが違う表紙を用意し、違う場所で売り出したのである。また、男性誌の『マキシム』は同じ号で、4種類の違う表紙を作って、同じ場所で、好きな表紙をどうぞ、と販売した。
また、同じ号で、サイズの違う雑誌も出てきた。ファッション誌の『ハーパース・バザー』は、中身は同じで、一つは、家庭で読むもの、もう一つは、ハンドバックに入れて持ち運びが便利な小型版を作った。これが、大変売れたのである。このため、競争誌の『グラマー』は、同じ号で、リーダーズ・ダイジェクト版と同じ、ポケトサイズ版を製作した。これもまた、話題となった。

             
●書籍『ミスター・マガジンの「アメリカ雑誌で成功する方法」』より
サミール フスニ 著
桑名 淳二 翻訳
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