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清丸 惠三郎 氏より(書籍『出版動乱』より)

このページは、書籍『出版動乱~ルポルタージュ・本をつくる人々(清丸 惠三郎 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・(※新書は)大きくフィクション(ノベルス)とノンフィクションとに分けられ、ノンフィクションはさらに「教養新書」と「実用・娯楽新書」とに分けられる。


・ジュンク堂池袋店の中村文孝副店長は、リブロからこの店の開店に伴い移籍してきた。書籍仕入れのプロとして業界では知られた人物である。


・「文藝春秋」の戦後第二期の黄金時代を招来し、“国民雑誌”と呼ぶに相応しい存在へと引っ張り出したのが七四年(昭和四九)一一月号に掲載された立花隆の「田中角栄研究」と児玉隆也の「寂しき越山会の女王」という二本の記事だった。


・今、出版業界に関心を抱く人ならベストセラーを連発しているこの二人に大いに注意していると言ってよい。(※幻冬舎、見城徹氏と草思社、加瀬昌男氏のこと)さらに、「もう一人」と聞くと、藤原書店の藤原良雄社長を挙げる関係者が多い。藤原書店は人文科学の専門出版社として、玄人筋から高い評価を得ている出版である。


・新潮社の一〇〇年の及ぶ歴史の中で、一〇〇万部を越えるミリオンセラーは五冊出たにすぎないという


・翌月一二日に登記。この間五木寛之に頼み社名を「幻冬舎」を命名してもらった。幻冬は厳冬に通じ、厳しい冬を生き抜いて大きく成長せよとの気持ちが込められている。


・書籍広告の大手代理店、東弘通信
※参考:現在の社名は株式会社とうこう・あい
株式会社とうこう・あいは、博報堂出身の那智能夫が戦後の日本の経済の復興と出版活動の将来に着目し、新聞に掲載される出版広告の広告会社として発足。(とうこう・あいのサイトより)
※参考:http://www.toko-ai.com/


・幻冬舎にはいわゆるタレント本の著作が比較的多い。


・「大胆さと繊細さ、強気と弱気、臆病さとしたたかさ。人間というのはそれが同居しているものだし、その振幅が大きければ大きいほど魅力的で、人を引きつけると思うんです。」※幻冬舎、見城徹氏


・草思社の本づくりは、月一回第四水曜日に行なわれる編集会議から始まる。この会議には一一人いる編集者全員に、必ず二~三人の営業部員が加わる。


・草思社の本は広告や書評が出たあと数日はぐっと売れ行きが伸びる。だから(リクルート社が展開している)ファクス一斉同報システムで情報が送られてきたならば、その本が目立つように店頭に平積みするなり、POP(簡易な広告)を立てるなりすると販売部数が確実に上がると容易に説得できるわけである。


・ここへ来て書評効果が減退してきているというのだ。「前は書評が出るとぽんと跳ね上がり、なだらかに下落カーブを描いたのだが、今は瞬間的に上がり、急激に下がる」と草思社の販売部門幹部は嘆く。


・「私は本をつくるまでは編集者だが、できたあとはプロデューサーとして最大限に売ることを考えている」※幻冬舎、見城徹氏


・出版社として「キャラクター・ビジネス」の先頭を走る小学館。


・「オンライン書店」に参入している国内企業は三つに大別できる。一つは取次や大手書店、あるいは大手出版社など出版関係企業である。印刷会社系もここに入る。もう一つは流通・物流関連企業。そして第三はネット関連を含めてベンチャー系企業である。これに外資が加わる。


・集英社がそうであるように、小学館は基本的には資本は出しても経営に容喙(ようかい)はしない。


・この原稿を書いている時点で、「朝日新聞が岩波書店を買収する。買収金額は三〇〇億円」というまことしやかな噂が業界内を駆け巡っている。
     
             
●書籍『出版動乱~ルポルタージュ・本をつくる人々』より
清丸 惠三郎 著
東洋経済新報社 (2001年6月初版)
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