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西村 良平 氏(書籍『広報・雑誌づくりのらくらく編集術』より)

このページは、書籍『広報・雑誌づくりのらくらく編集術(西村 良平 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・私は編集作業の基本は、
①集める
②選ぶ
③並べる


・文章というものは、同じテーマでだれが書くかによって大きく変わってきます。


・雑誌や広報の仕事では、35ミリフィルム用のカメラで一眼レフといわれるタイプのものがよく使われてきました。


・「です。」がつづくなかに「ます。」を途中に入れて、「です。」「ます。」「です。」「ます。」とくるようにすればよいでしょう。さらに「ありません。」「でしょうか。」など、「です。」「ます。」以外の言葉も混じると、文章の緩急の流れがでてきて、読者は単調さから解放されます。


・見出しの役割を整理すると、
①読者に記事を読むようにアピールする
②読者が記事を読むか、読まないか、即座に判断できる材料を提供する
③記事のならいや内容を知ってもらう
④最低限、見出しだけは読んでもらい、その号の全体像やとくに読者に伝えたいポイントを知ってもらう。


・ひとことでいうと、見出しとは読者のための「記事ガイド」で、標識や看板みたいなものです。


・言葉のダブリで興ざめに


・「おいしい」ではおいしさがわからない


・文字のサイズ

ポイントは長さは正確には日本工業規格(JIS)で規定していて、
1ポイント=0.3514ミリ
と、3分の1ミリよりやや長めです。
パソコンのソフトでは、
1ポイント=0.3528ミリ
としています。


・雑誌や書籍の文字の大きさは、見出しなどでは、さまざまですが、本文の文字となると、文庫本は8ポ(ないしは12Q)、小説など一般の書籍では9ポ(ないしは13Q)あたりの大きさで組まれているものが多いのではないでしょうか。


・どんな文字を選ぶのか

小説など単行本の文章や、新聞、雑誌の記事で最もよく使われているのが明朝体です。明朝体の漢字の文字はタテの線が太く、ヨコの線が細いのが特徴で、線の始点、終点に小さな三角形がついています。(中略)

一方、ゴシック体はタテとヨコが同じ太さで構成された、くっきりとした書体です。文章を強調したり、見出しやリード、写真の説明などに用いられています。明朝体も文字で組まれたふつうの文章とは区別したい場合によく使われるのです。


・「MSPゴシック」
このPとは文字はプロポーショナルであることを示しています。このPがついた書体を用いると、たとえば、「ャ」「ュ」「ョ」などのように小さな文字は、一字文のスペースを用意せずに詰めて組んでいきます。(中略)なお、MSとはコンピュータソフトをつくっている企業、マイクロソフトの略です。


・文章組みの五要素
文字組みのポイントといっても、そうたくさんあるわけではありません。

①文字を組む方向(タテ組みか、ヨコ組みか)
②字詰め(1行に何字の文字が入ってくるか)
③行数(1ブロックを何行で構成するか)
④字間(1行に並ぶ文字と文字の間隔はどれだけにするか)
⑤行間(行の間隔はどれだけにするか)
を決めて文章を組めばよいわけです。


●書籍『広報・雑誌づくりのらくらく編集術』より
西村 良平 著
日本エディタースクール出版部 (2003年4月初版)
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