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清水 克彦 氏 書籍『中学受験~合格するパパの技術』(朝日新聞出版 刊)より

このページは、書籍『中学受験~合格するパパの技術』(清水 克彦 著、朝日新聞出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・◆「さ行」のほめ言葉

●さ = さすが
●し = 信じられない
●す = すごい
●せ = せっかく○○したのにね
●そ = そうだね


・キヤノングループでは「失敗・成功事例集」を作成し、失敗を隠さず公開した社員にはマイナス評価はせず、むしろ教育的事例を積極的に提供したという名目で表彰までしている。


・わが子を頭のいい子に育てたいのなら、子どもの学習意欲を高める必要がある。そのためには、父親が「なぜ勉強しなければならないのか」をきちんと教えてやることが何よりも大切なのだ。


・◆地方自治や企業経営で不可欠な三つのチェックポイント

①INPUT(資本注入。たとえば新規に道路を建設するのに費用を一億円かけるということ)

②OUTPUT(量的成果。一億円の費用をかけた結果、五キロの道路が完成したという事実)

③OUTCOME(質的成果。五キロの道路ができたことで渋滞が解消され、周辺地域に住む市民が市街地にある病院や学校に通いやすくなる)


・夢叶うまで挑戦(中略)

この言葉どおり父親が夢を持ち、その実現に努力しているような家庭の子どもは、子ども自身も父親の姿にならって夢に向かい努力を継続するようになる可能性が高くなる。


・「人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてもう一つが、『まさか』という坂だ」

※元内閣総理大臣、小泉純一郎 氏談


・◆首都圏有名中合格者への独自調査(二〇〇八年二月入試で実施)

  ○あなたは家庭内で主にどこで勉強していましたか。

    ●開成中合格者二五人の内訳

        食卓かリビング 一五人
        自分の部屋    八人
        無回答      二人


    ●桜陰中合格者一六人の内訳

        食卓かリビング 一一人
        自分の部屋    五人


・接種食品数と学力テスト偏差値の相関図(一九八九年、東京都中野区立第六中学校の廣瀬正義共闘調べ 出典・文春文庫『学力をつける食事』)

○摂取食品数

●三・九品以下・・・・・・偏差値 四八・九
●四~五・九品・・・・・・偏差値 五一・四
●六~七・九品・・・・・・偏差値 五三・九
●八~九・九品・・・・・・偏差値 五五・四
●一〇~一一・九品・・・・・・・偏差値 五六・七
●一二品以上・・・・・・偏差値 六一・二


・おかずの種類は少なくても、その中に肉や魚、野菜や海藻といった食材の品目を増やすことが子どもに活力を与え、それが学力アップにつながるということなのだ。


・文部科学省の調べでは、「朝食を毎日食べている」と答えた子どものほうが、「全く食べていない」と答えた子どもよりも正答率が二〇ポイント近く高かったことが明らかになっている。(中略)


脳が活発に働いてくれないのだ。働いてくれないだけならまだしも、体力がつかず疲れを感じやすくなり、集中力も持続しないのでイライラしやすくなる。


・文部科学省が二〇〇七年に実施した一回目の全国学力調査で、算数や国語で難しい問題にぶつかったとき、「あきらめる子」と「あきらめいないで解く努力をする子」との正答率の差が、算数で二〇点近く、国語でも一〇点以上ついたことが明らかになった。


・「中学卒業までに集中力がついていないと、高校以降に身につくことはありません」

藤原和博 氏談


・東京大学学生生活調査室の調べでは、東大に通う学生のうち年収七五〇万円以下の家庭出身者が三割近くいることが明らかになった。


中でも、公立校に通わせていたと見られる年収四五〇万円以下の家庭出身者は男子学生、女子学生ともに一〇%前後に上り、逆に年収一五五〇万円以上の家庭で育った学生の割合も一〇~一五%程度しかいなかったのである。


つまり、親の年収がさほど高くなくて中学受験をさせる余裕がなくても、十分、東大に合格できる学力はつけられるということなのだ。


●書籍『中学受験~合格するパパの技術』より
清水 克彦 著
朝日新聞出版 (2009年12月初版)
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