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戸田 覚 氏 書籍『電子ブック自炊完全マニュアル』(東洋経済新報社 刊)より

このページは、書籍『電子ブック自炊完全マニュアル』(戸田 覚 著、東洋経済新報社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ドキュメントスキャナーを利用すれば、画面を一気にスキャンしてデジタルデータに変換できる。しかも、自動給紙装置(ADF)を備えているので、数十枚の用紙を一気に読みこんでくれるのだ。


・裁断機にもたくさんの種類があるのだが、一番のお薦めは、バー状のハンドルを下ろして切るタイプだ。私が試した中では、プラスとマイツ・コーポレーションの製品が安定して使えた。(中略)


プラスのPK-513Lは、人気の高い裁断機で、実売価格は3万円台が中心だ。

※参考:プラスのPK-513Lの詳細と金額、口コミ情報を価格.comでみる


MC-380A/Lは一周り大きな裁断機で、38センチまでカット可能。マイツ・コーポレーションにはさまざまなサイズの裁断機がそろっている。

※参考:マイツ・コーポレーションのウェブサイトで商品の詳細を見る


・裁断機の上手な使い方(中略)

絶対気をつけたいのが、ホチキスの針だ。ホチキスの針を裁断すると刃が欠けてしまい、一部分だけの切れ味が落ちるのだ。


・自炊に最適なのは、「ドキュメントスキャナー」だ。ドキュメントスキャナーとは、複数枚の用紙をセットして連続でデータを読み取れるのが特徴。書籍をデータ化するのに、最も手間がかからないというわけだ。


・これから買うときの選択ポイント

ドキュメントスキャナー(中略)

読み取り速度が少しでも早いことだ。(中略)また、ADFにセットできる用紙の枚数も確認したい。基本的には枚数が多いほど、読み込み時の手間がかからないのは、言うまでもない。(中略)


定番と言えるのがScanSnapシリーズの最上位モデル「S1500」(富士通)を買えば間違いない。実売価格は四万円前後なので、大量の書籍を電子ブック化したいなら、十分に見合った金額と言えるだろう。


・スキャンの前に各種設定を済ませておく(中略)

曖昧な設定でデータ化した後で書籍を捨ててしまったら、もう二度と読み取りを再現することはできない。読み取る前に設定を確認してからデータ化するべきなのだ。(中略)


ScanSnapでは解像度が高いほど美しくなる。ScanSnapでは解像度を自動にもできるが、私は300dpiに設定している。(中略)300dpiでほぼ満足して利用できるが、グラビアや写真集、地図など、クオリティにこだわりたい資料をスキャンする際には、やや物足りなく感じるかもしれない。


・自炊では、必ずPDFにしておくことをお勧めする。


・上手く読み取るための最大のコツ
紙をさばいてからセットする(中略)


読み取りで失敗するケースのほとんどが、複数枚の紙が一気に吸い込まれてしまうトラブルだ。これは、紙同士がくっついているために起こる。(中略)


こんなトラブルを解消するために、読み取り前に紙をさばいておくのだ。


・シワになった紙はアイロンがけで救出する(中略)

軽く霧吹きで水分を含ませてから、アイロンをかけること。


・ファイルを保存する(中略)

モノクロ二二〇ページのビジネス書は、10MBちょっとだった。こちらは100冊が本棚にあっても、10GBで収まってしまう。


・パソコンで電子ブックを読む機会が多いなら、無料の電子ブックリーダーを利用することをお勧めする。(中略)一番のお薦めは「Adobe Digital Editions」だ。

※参考:Adobe Digital Editions Homeのウェブサイトへ


・Kindleは、雑誌の表示には向かない。あくまでも、文字中心の単行本を読むのに向いた、電子ブックリーダーなのだ。


●書籍『電子ブック自炊完全マニュアル』より
戸田 覚 (とだ さとる) 著
東洋経済新報社 (2010年12月初版)
※amazonで詳細を見る


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