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ムック『心に残る美しい手紙とはがき』(辰巳出版 刊)より

このページは、ムック『心に残る美しい手紙とはがき~四季折々12か月挨拶文・いますぐ使えるシーン別文例満載!』(辰巳出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・手紙の礼儀作法を書礼(しょれい)といいます。これは、コミュニケーションの下地がない人同士が心を通わせたり、情報をやりとりするためには欠かせない潤滑油のようなもの。


・頭語と結語の組み合わせ

手紙の種類  一般的な発信

頭語  男  拝啓/拝呈/啓上
    女  一筆申し上げます/はがきで失礼いたします

結語  男  敬具/拝具
    女  かしこ/ごめんくださいませ

手紙の種類  同等以下・親しい人への発信

頭語  共通 こんにちは/啓

結語  共通 では/いずれまた/またお便りいたします さようなら(中略)

手紙の種類  初めて出すとき

頭語  共通 初めてお便り差し上げます/突然のお便りを差し上げる失礼お許し下さい/未だ拝眉の機会をえませんが、ご尊名をかねてより承っております

結語  共通 敬具/謹言(きんげん)/頓首(とんしゅ) かしこ


・敬語には三種。相手に敬意を表す「尊敬語」、自分がへりくだることで間接的に相手を敬う「謙譲語」、丁寧に言うことで相手へ直接尊敬の気持ちを表す「丁寧語」があります。


・「晴天が続いております」など、一見どこがおかしいの? という感じですが、すっきりと「晴天が続いています」が正解。


・洋封筒(中略)切手を貼る位置、左上にしていませんか? 正式には右上です。※補足:和封筒は、左上に貼るのが正しい。


・美しい手紙、マナーと常識20(中略)

12 封筒は白の二重が正式になります。(中略)事務用の茶封筒はやめましょう。(中略)不祝儀の場合は、一重のものを使います。「不幸が重なる」ことを連想させる


・美しい手紙、マナーと常識20(中略)

14 「私」は行頭に書かない習慣があります(中略)

「私/わたくし/小生」など自分を示す言葉は行頭を避ける習慣があります。なるべき下の方に書くのです。


・いますぐ使える、時候の挨拶 文例集(中略)

春(中略)

立春、春立つ、浅春、春寒、春めく、春きざす、春一番、春雷、春の嵐、春日和、春日向、春光、春暖、春霞、春の色、春景色、春の匂、春の庭、春薄着、春時雨、春探し、逝く春、春の名残


夏(中略)

立春、夏至、夏めく、夏の匂、夏の色、夏の朝、夏真昼、夏の夕、夏の宵、夏の夜、盛夏、晩夏、夏日、夏空、夏の雲、夏嵐、夏草、夏の虫、夏の庭、夏暖簾、夏座敷、夏衣、夏服、夏風邪、夏料理、夏氷、夏蜜柑、夏終わる


秋(中略)

立秋、新秋、秋めく、秋口、秋の蝉、秋涼、秋澄む、秋高秋し、秋の雲、秋晴れ、秋日和、秋うららか、秋の色、秋光、秋景色、秋夕映、夜半の秋、秋の宵、秋の山、秋の野、秋の田、豊の秋、秋の七草、秋味、秋鯖、秋刀魚、秋鰹、秋の灯、深秋


冬(中略)

立冬、冬立つ、冬めく、冬の朝、冬日和、冬うらら、冬霞、冬の空、冬の星、冬銀河、冬の山、冬の川、冬の海、冬休み、冬構え、冬着、冬籠、冬の鳥、冬眠、冬木立、冬桜、冬牡丹、冬の春


・封を開けると、ふ~っと漂う気持ちと香り(中略)

文香


●ムック『心に残る美しい手紙とはがき~四季折々12か月挨拶文・いますぐ使えるシーン別文例満載!』より
辰巳出版 (2003年9月初版)
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