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藤原 和博 氏 書籍『本を読む人だけが手にするもの』(日本実業出版社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『本を読む人だけが手にするもの』(藤原 和博 著、日本実業出版社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・本書は「なぜ本を読むといいのか」について考える本である。親や先生はみな、子どもに「本を読みなさい」と言う。しかし、反対に「どうして読まなければいけないの? 読むといいことあるの?」と正面から問い返されたら、理路整然と答えられる大人はなかなかいない。


・「それぞれ一人一人」の幸福をつかむための軸となる教育は、自分で獲得しなければならない。そのためには、読書が欠かせないというところに行き着くのだ。


・ネットだとキーワードで調べたものしかヒットしないという面があるのに比べて、本は検索では結びつかないようなものも拾ってこられる


・ネットだけだと、どうしても掘り方が浅くなる。もうちょっと深い情報を得たいと思ったら、本なりその他もろもろの手段がありますから、それを通してより深い情報を得ることが必要なステージに必ず行くんですね

※立花隆さん談(中略)

スマホやインターネットがすべて悪だと言いたいわけではない。(中略)深く論理的な思考をするうえで、本は絶対に欠かせないものだと思う。


・講演は稼ぐ効率が高い。日本の有名人クラスでは、1時間あたり100万円ぐらいになる人もいる。たとえば、宮本輝さんのような一流の作家やジャーナリストは、100万円前後かかると聞いたことがある。


1時間あたりに生み出す価値でみれば、日本のなかでも最低ランクのフリーターの約100倍、トップクラスのシニアコンサルタントでも10倍の開きがある。講演で稼ぐ人の時給にかなう職業はおそらくないだろう。


・読書は、受動的にインプットするラジオとは異なり、能動的に情報を取りにいかなければならない。「アクティブ・ラーニング(主体的な学習)」に適したメディアなのだ。(中略)テレビの構成作家や演出家がこぞって読書家であることがそれを証明している。


・読書は、世界観を広げることに役立つ。


・日本社会には、ジグソーパズルを早く正確に完成させることができる人ばかりになってしまった。(中略)ただ、そういうジグソーパズル型の人にはできないことが2つある。1つは、最初に設定された「正解」の画面しかつくれないこと。2つ目の問題点は、変更がきかないということ。


美しい山と川の風景を組み上げている途中でふと、せっかくだから海の風景も入れたくなったとしても、それはできない。


・成熟社会では自らビジョン(図柄)を打ち出して道を切り拓いていかなければならない。なのに、まだジグソーパズルばかりをやっている。そこに日本人の不幸がある。


反対に、レゴブロックの組み上げ方は、知恵を出せば無限に広がる。


・日本の国語の授業も教条的に正解を押しつける一方的な「道徳教育」から脱しないと、複眼思考は育たない。読むべき本、あるべき答えではなく、本には多様な読み方があっていい。「そういう考え方もあるね」と寛容に受けとめながら「自分だったらどう思う?」と質問しながら読んでいく。


・図書室の改造の際は、邪魔なものがあると、むしろ子どもたちは本を読まなくなってしまうということを意識した。それに対して。「だれが興味を持つかわからないじゃないですか。たとれば邪魔になったとしても、置いてあったほうが子どもたちの可能性を伸ばすんじゃないですか」と批判する人もいた。(中略)


極論すれば、邪魔は本を100冊置いておくよりも、子どもたちが読みたい本が、読みやすい形で3冊置いてあるほうがいい。(中略)


図書室の棚がスカスカになったことで、じつは大きなメリットがあった。本を「面出し」できるようになるのだ。(中略)


不要な本を捨てる決断をする必要があるのだ。和田中の図書室改造では、不要な本を捨ててつくったスペースを活かして、奥のほうに四畳半程度のじゅうたんを敷き、パーテーションで仕切った場所をつくった。そこは、大人からは目の届かない「視覚」になっている。じゅうたんでは、寝転がって本を読んでもいいというルールにした。(中略)


結果、図書室の利用者は10倍になった。


・教育とは、伝染、感染なのだ。(中略)子どもにとっての最高の教材は、いつも、大人の学ぶ姿なのである。


・著者の脳のかけらを自分の脳につなげることで脳を拡張し、世界観を広げられる人だ。何よりその力は、イマジネーションを豊かに育むことにつながる。


・天才は、1万時間以上の練習量を積んで才能を発揮するのあって、生まれつきの資質によるものではない

※書籍『天才! 成功する人々の法則』(マルコム・グラッドウェル 著/勝間和代訳、講談社)より作成


●書籍『本を読む人だけが手にするもの』より
藤原 和博 著
日本実業出版社 (2015年9月初版)
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