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書籍『ビジネス寓話50選~物語で読み解く、企業と仕事のこれから』(博報堂ブランドデザイン 著, 編集、アスキー・メディアワークス 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『ビジネス寓話50選~物語で読み解く、企業と仕事のこれから』(博報堂ブランドデザイン 著, 編集、アスキー・メディアワークス 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・医師、脳科学者で神戸学院大学人文学部教授の山鳥重氏は『「学び」の認知科学事典』のなかで、「マイナスであろうが、プラスであろうが、強い感情に基づいた経験は記憶されやすい」と述べています。


・我々博報堂ブランドデザインも、「6・2・2ルール」というものを設けて、仕事の6割の時間や労力を通常業務に、2割をデータベース作成やイベントの幹事といったチーム維持の作業にあてて、残りの2割を「自分が興味を持ってるテーマ(をビジネス化する取り組み)」あてるような働き方をデザインしています。


・鉄道から顧客を奪ったのは? (中略)

鉄道が衰退したのは、旅客と貨物輸送の需要が減ったためではない。
鉄道が危機に見舞われているのは、鉄道以外の手段(自動車、トラック、航空機、さらには電話)に顧客を奪われたからでもない。
鉄道会社自体が、そうした需要を満たすことを放棄したからなのだ。
鉄道会社は自社の事業を、輸送事業ではなく、鉄道事業と考えたために、顧客を他へ追いやってしまったのである。
事業の定義を誤った理由は、輸送を目的と考えず、鉄道を目的と考えたことにある。
顧客中心ではなく、製品中心に考えてしまったのだ。


・「もし消費者に『何が欲しいのですか?』と訊ねていたら、『もっと速く走れる馬を』と言われただろう」という言葉がありますが、「生活者に直接訊ねる」ことの限界が、このエピソードでは示されているのではないでしょうか。


・東京の杉並区で、人通りの少ない路地裏で花を育てるなどして街の美化に取り組んだところ、2008年には空き巣の被害件数がピーク時(2002年)の4分の1に減少したとの報告もあります。


・ ゴールドラッシュとジーンズ

19世紀半ば、空前のゴールドラッシュ時代。農民や労働者、商人、さらに乞食や牧師まで、皆が一攫千金を夢見てあるカリフォルニアに殺到した。しかし、ゴールドラッシュが終わったとき、金の採掘を試みた「プレーヤー」は、誰ひとり儲けてはいなかった。

儲けたのは、「プレーヤー」たちの周辺の「サポーター」たちだ。金を掘っていると従来のズボンではすぐに破れて困ることに気づき、ジーンズを発明した、リーバイ・ストラウスのような人たちだった。


・「バーバルよ、この線を短くしてみよ。ただし、どこも消してはならぬ!」(中略)どこも消さずに線を短くするなんて、できるはずがありません。ところがあっという間に、皇帝もまわりの人々も、皇帝の負けを認めることになりました。

バーバルはどうやったのかな?
バーバルは、その線のそばにもっと長い線を引いたのさ。


・もののとらえ方は着眼点によって180度変わる(中略)

「ビーカー入りのニ水化酸素を無理やり飲めと言われたら、あなたはおそらくいやだなぁと思うだろう。だが水を一杯飲んでくださいと言われれば、抵抗なく飲むのではないだろうか。じつは両者は同じものである。味の差はまったくない。違うのは、イメージである」(中略)

ここで取り上げた二つの話はどちらも、私たちが当たり前のようになじんでいる「水」ですら、特徴の切り取り方、見せ方次第では「危険なもの」というイメージをつくり出すことができるという、いわば“イメージのネガティブ化”を題材にしています。


・X線問題

【問題】 (中略)
腫瘍を破壊するためには、放射線の一種を使う方法があります。この場合、放射線を一度に十分な強度で腫瘍部分に照射すれば、腫瘍を破壊することはできますが、残念ながらこの強度で照射すると、放射線が腫瘍に達する途中で通過する健康な細胞をも破壊してしまいます。逆に健康な細胞に害を与えない程度に放射線の強度を抑えたとすると、腫瘍に対してもなんの効果もあげられません。

それでは、放射線で腫瘍を破壊し、同時に健康な細胞の破壊を避けるためには、どのような手順で行えばいいでしょうか。


【答え】
10台の放射線照射用電子銃を患者の周囲に配置し、各電子銃には、必要量の10分の1を照射できるようにセットする。次に10台すべての焦点を腫瘍に合わせ、腫瘍部分にのみ、ガン細胞の破壊に必要十分な照射量が集まるようにする。(中略)

私たちが「放射線照射用の電子銃はひとつしかない」という前提を自分の中につくり出し、そこに固着してしまうからです。


・たとえば、ある大きなビルの管理者は、ビルの利用者から「エレベーターの待ち時間が長い」というクレームが殺到したとき、エレベーターの増設やシステムの刷新という莫大なコストをかけるのではなく、エレベーターホールに鏡を設置することで、クレームをなくしたそうです。

このケースでは、「待ち時間をいかに短くするか」という問題の固着から自由になり、待ち時間そのものの過ごし方を変える(鏡があれば、なんとなく身だしなみを気にしたり、後ろにいる人を見たりしているうちに時間が過ぎる)という問いの立て直しをすることで、とても解決できなそうになかった問題を見事に解決しています。


・由来と未来。時間軸の両方を見据えることが、強い商品、強いブランドをつくるためには欠かせないのです。


・「ブスの25箇条」は、あの美しくきらびやかな宝塚歌劇団の稽古場に貼られているものだそうです。気になるのはやはり、なぜ「美人の25箇条」ではないのかということ。(中略)

美人の条件を掲げれば、団員はそれに従って自分を育てようとするでしょう。(中略)でも、じつは、ひとつの「美人像」を実現しようとすることで、多くの個性豊かな輝きが失われてしまうのです。


・ある調査によると、授業で得た内容を覚えているかを半年後に調べたところ、定着率の高い学習方法は順に、「他の人に教える」(90%)、「自ら体験する」(75%)、「グループ討議」(50%)で、最も定着率が低かったのは、「ただ黙って講義を聴く」(5%)だった、という結果が出たそうです。(中略)


要するに、能動的に参加すること、人と関わりながら学ぶことが、学習の定着や発想力・創造性の発揮につながるということですね。


・読む人によっていろいろに解釈をすることができることが寓話の魅力


・消費を「させられている」のではなく、自分が思う、よりよい社会をつくるための一つの方法として「消費する」というように、消費の主導権が本当の意味で生活者の側へと移って行こうとしているいまだからこそ、強いスピリッツを持つことが、ビジネスにとっていよいよ重要になっているのです。


・メキシコを代表するビールとして世界中で愛されるこのビールのシンボルは、「切ったライムをビンに落として飲む」という、その儀式めいた行為です。コロナビールは、世界中の多くのビールとは違い太陽光を遮らない透明なビンに入っているため、太陽の光を浴びることによって浴びる「太陽臭」と言われる独特のニオイがします。南米の人々にとっては当たり前のこの太陽臭も、慣れていない観光客には違和感があるため、それを解決することを目的に特産物のライムを入れたのです。

いわばあとから必要に駆られて始まったわけですから、コロナビールのスピリッツを体現するものとしてはあらかじめ設計されたシンボルではありません。しかし、こうして一手間をかける行為があることで、私たちはコロナビールを他とは違う特別な存在、なによりメキシコという国を感じるビールだと認識するようになったのです。


・あるとき、ひとりの弟子が〈師〉に訊ねました。
「あなたは数々の話を聞かせてくださいます。でも、決してその意味を明かそうとはなさいません」

〈師〉は言いました。
「もしも、誰かが前もってかみ砕いておいた果物をあなたにくれたとしたら、あなたはそれが好きになれますか?」


●書籍『ビジネス寓話50選~物語で読み解く、企業と仕事のこれから』より
博報堂ブランドデザイン (著, 編集)
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