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辻 一郎 氏 書籍『病気になりやすい「性格」~5万人調査からの報告』(朝日新聞出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『病気になりやすい「性格」~5万人調査からの報告』(辻 一郎 著、朝日新聞出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・欧米の調査では、ポジティブ志向な人たち、楽観的な人たち、生きる目的を自覚している人たち、プライドのある人たちは長生きすることが分かった。このような研究結果を紹介して、「からだ」を健康にするための「こころ」のあり方というものを探求したい。


・「個人的な成功」や「進学」、「長期休暇」や「クリスマス」といった、おめでたいこと、うれしいことも含まれている。つまり、悪いできごとだけがストレスの原因になるとは限らない。良いできごともストレスを生むのである。


・古代ギリシャの4分類(中略)

血液が多い人(多血質)は楽天的、胆汁が多い人(胆汁質)は気むずかしい、黒胆汁が多い人(黒胆汁質)は憂うつ、粘液が多い人(粘液質) は鈍重であるとした。


・クレッチマーの体格と気質(中略)

やせた人は神経質で、肥った人は社交的で温厚というものである。


・性格を4つに分類する

情緒不安定(神経症傾向)
情緒安定

内向的
外交的


・病気になりやすい性格はあるか? (中略)

私どもの研究室では、『アイゼンク性格検査(改訂版)』を用いて、宮城県内の約4万8千人の方がたに調査を実施した。その結果、外交的な人たちでは肥満が多く、内向的で神経症傾向の強い人たちではやせが多いことが分かった。


・体型と気質(クレッチマー)

気質 体系

■分裂質 やせ型

非社交的
無口
敏感で鈍感
心に内と外がある


■躁うつ質 肥り型

社交的
融通がきく
ものにこだわらない
愉快なとき憂鬱なときが周期的に来る


■テンカン質 筋骨型

かたく、きちょうめん
きれい好き
丁寧だが、時に激怒
義理がたい


・つまり、現在喫煙者は外向性傾向と非協調性傾向が高く、社会的望ましさの得点が低かったのである。性格と喫煙習慣との間には、これほど明瞭な関係が認められる。


・つまり、経済的に貧しい国では肥満はポジティブに受け止められるが、社会が豊かになるにつれて肥満のイメージはネガティブになっていくのである。


・まとめると、家族や友人が肥っていると自分も肥ってくる割合が有意に上がるわけだが、その影響は友人関係が親密になるほど強くなり、しかも(異性ではなく)同性の友人が肥っているときだけ自分も肥るという、じつにわかりやすい結果となった。


・タイプA行動パターンとは? (中略)

一度に多くのことをやろうとする、性急でせっかち(早口、早足、早食い)、精神的・肉体的に過敏。(競争心の裏返しなのかもしれないが)容易に「敵意を燃やす」傾向も。これがタイプA行動パターンの特徴である。


・つまり、がんを告知されたと時の無力感・絶望感が高かった人では、生存期間が半年も短くなったのである。一方、無力感・絶望感が強い人ほど、がんも重症であった。


・精神医学の教科書には「老年痴呆になるような人は元来、融通のきかない、かたくなな人が多い」と、書かれている。


・社会的ネットワークが少ない人ほど、認知症の発症率は上がることが分かった。

余暇活動では、身体的な活動(スポーツや運動)、知的な活動(手紙を書いたり本を読んだり)、社会的な活動(ボランティアなど)、どれを取っても活動の頻度が少ないほど、認知症の発症率が上がることが分かった。


・活動的な人では認知症の発症リスクが下がる

知的活動(中略)
身体活動(中略)
社会活動(中略)
創造的活動(中略)
レクリエーション活動


・百寿者に多い性格について、東京都老人総合研究所の増井幸恵研究らが論文を発表している。(中略)

その結果、百寿者の男性では開放性、そして女性では外向性・開放性・誠実性の得点が優位に高かった(中略)

開放性の得点が高かった。開放性とは、新しいこと(初めてのできごと、冒険、芸術、非日常的な考え、空想など)を受け入れる性向のことをいう。開放性の高い人は、知的な好奇心が強く、芸術を好み、創造性に富んでいる。そして境遇が変わっても適応しやすい。(中略)

さらに増井氏らは、開放性の要素の一つ「境遇が変わっても適応しやすいこと」があるため、高齢期に経験するさまざまな喪失(友人や家族との別れ、健康レベルや心身機能の低下)にうまく適応できているのではないか、それが長生きに役立っているのではないかと考えている。


・長所と短所は、表裏一体の関係でもある。たとえば、外交的な人は、誰とでも仲良くなれる。その反面、表面的な交友で終わったり、八方美人と思われたりする。内向的な人は誰とでも打ち解けられるわけではない。しかし、心を許せる相手とは深く付き合えるだろう。


・ポジティブ志向は寿命をのばす


・コップに水が半分ある。それを見て、「半分しかない」と思うか「半分も残っている」と思うか、どちらにウエートを置くか? それが、悲観主義と楽観主義の分かれ道である。それは、生と死の分かれ道でもあるかもしれない。


・ボランティア活動が盛んな都道府県では犯罪が少ない


・つまり、家族や友人が幸せだと、自分も幸せになる確率が上がるということ。やはり幸せも伝染る(うつる)ものだったのだ。


・伝わりやすさは、親密度よりも距離の方が大事であることも分かった。同じような親密度の友人どうしであっても、近くに住んでいる友人が幸せだと自分も幸せになる確率が25%も上がる


・運命は、われわれを幸福にも不幸にもしない。ただ、その種子(たね)をわれわれに提供するだけである。


・「病気とうまく付き合っていこう」(中略)

この言葉はよく言われるものだが、しかし実際にそう考えるようになって大きな問題があることに気づいた。この言葉の後には、「だから無理をしないで」とか「できる範囲で……」といったことが付いてくる。つまり、病気のために何かができなくなるのは仕方ないという考えである。(中略)

それでは病気に負けた自分を認めてしまうことになると思った。(中略)

病気になって失ったものもあるが、病気のおかげで手に入れることができたものもあるはずだ。それは何かということを考えてみたのである。


●書籍『病気になりやすい「性格」~5万人調査からの報告』より
辻 一郎 (著)
出版社: 朝日新聞出版 (2010年6月初版)
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