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深作 秀春 氏 書籍『100年視力~よく見える目を長持ちさせよう』(サンマーク出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『100年視力~よく見える目を長持ちさせよう』(深作 秀春 著、サンマーク出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・多くの患者さんと接する中で、私は「本当に目の大切さを理解するのは、視力を失ってしまったときなのかもしれない」と思うようになりました。


・目はむき出しの臓器、外傷に「極端に弱い」(中略)

体の大切な器官は、そのほとんどが何かに守られています。脳は頭蓋骨にまもられ、心臓や肺は肋骨にまもられている。臓器は、外の世界と接している皮膚を除き、みんなまもられているのです。


・「見る」とは「目」ではなく「脳」のはたらきだった(中略)

つまり「見る」というのは、最初に光の情報をとらえるのは目でも「何を見たか、記憶や認識をするのは脳の仕事なのです。


・つまり厳密には人の学習体験により、色の理解は違っているということです。


・目は情報が入ってくる感覚器であり、それを解釈するのは目そのものではなくて、脳による行為だとお伝えしましたが、目(視覚)から脳への電気信号が途絶えると、脳が勝手に電気信号を発するようになることがあります。すると、まるで「無声のカラー映画のような映像」が見えます。(中略)

実は、これは「シャルル・ボネ症候群」という視力を失った人に起こる幻視現象です。


・身近な目の病気である白内障では、以前より光をまぶしく感じたり、ぼんやりして見えにくくなったりすると同時に、色の識別がしにくくなる症状が出ます。


・白内障手術で多焦点レンズを移植する際、よい裸眼視力を得るためには、レンズによる乱視矯正が非常に重要になります。


・カメラで言えば、凸レンズに相当する「水晶体」が濁ってしまう病気が「白内障」です。老化によって水晶体の細胞のタンパク質が濁り、変質してしまうために、光がさえぎられ、見えなくなるのが「白内障」です。


・白内障(中略)

ガスコンロの炎の色は青色ですが、白内障の患者さんはこの青色がわからなくなるので、注意が必要です。火に気づかず火傷をしたり、火事を起こす危険もあります。


・眼科医学の国際学科では「緑内障の手術治療で、最初にすべきは白内障の手術である」と宣言がなされたほど2つの病気は関係があるのに、日本ではあまりその世界の常識が普及していません。


・糖尿病は血管の病気ですが、多くの代謝異常を起こし、白内障や緑内障、そして糖尿病性網膜症や網膜剥離などを引き起こします。


・つまり、全身をめぐる血管は、「酸化・糖化・炎症」の負の連鎖の舞台となることが多いので、「血管」や「血流」の問題が原因となっている病気が多いわけです。


・目を大切にするために、大きく4つ、してはいけないことがあります。

まずは、「目をこすらない」ということ。(中略)

衝撃に「劇的に」弱いということを何度も強調したいと思います。私はよく「豆腐のように扱ってください」と言います(中略)

そして、目を洗うのも絶対にやめましょう。目とは本来、「洗ってはいけない」ものなのです。(中略)

目をまもることができるのは「油層と水層とムチン層」からなる涙だけです。(中略)

目を洗ってしまうと、むき出しの目をまもる涙を洗い流してしまいます。(中略)

目を洗う「洗眼液」もありますが、あれも目を洗う効果以上に、目から大切な3層を奪い、さらに細菌感染ももたらしてしまうおそれのある、危険なものです。(中略)

3つめの「していけないこと」、それは、「無理に目を動かすこと」です。(中略)

目を激しく動かすと、目の中の硝子体線維が揺れ、網膜を支えるように張る硝子体の枝が網膜を引っ張るように破き、網膜剥離を引き起こす危険性があるのです。(中略)

目は光にさらしてはいけません(中略)

近年は紫外線だけでなく、多くのLED(中略)光源による網膜障害や白内障が問題となりつつあります。LED光は短い波長の可視光線です。


・ LED光が主体の時代は、光による細胞障害が非常に増えてしまいます。印象としては「20年ほど、毎日数時間もスマホを見る生活を続ける」と、若くても白内障や網膜黄斑部の光細胞障害を起こすと感じます。


・目をまもる「20分:20秒:20フィート」の法則(中略)

これはブルーライトを発するモニターを20分見たら、20秒間、20フィート(約6メーター)以上の遠くをぼんやり見て目を休めましょう、というものです。


・目の不調や病気を早期発見する5つのチェックポイント(中略)


・たとえば、日差しや夜間の街灯、車のヘッドライト、テレビ画面などがまぶしいと感じることが増えたならば、白内障の初期症状かもしれません。


・目薬は下まぶたのみをあっかんべーするようにして、下まぶたに一滴入れば十分です。


・なんとなく選んだ病院で、なんとなく決まった医師に任せて、不満足な結果になってしまったら? 自分で選んだことには変わりありませんから、後悔がつきないでしょう。


・白内障は誰にでも起こる「老化現象」


・核白内障は進行するとより硬くなり、水晶体の核の色が黄色から褐色へと色味が変化します。また、この濁りのために視力が落ち、さらには褐色になると反対色である青や紫の色が吸収され、青や紫色を黒色と誤認するようになります。

派手な紫色のズボンを黒色だと思ってはいていたとか、左足に黒色、右足に濃紺色の靴下を誤って履いていた、といったことが起こるようになります。


・白内障(中略)

糖質のとりすぎも細胞内タンパク質の糖化を加速させ、濁りの原因として大です。


・たとえば紺色を黒色と勘違いする。銀行の説明文の薄い赤の文字が見えない。紫色を黒っぽい色と思っていた。ガスコンロの青い炎がよく見えない。こういった症状があるときはできるだけ早く白内障手術をした方ほうがよいので、症状があったら主治医に必ず伝えてください。


・白内障の手術は、濁ってしまった水晶体を新しい人工レンズに入れ替える手術です。眼科外科医にとっては基本的な手術の1つですが、手術後の視力の出方で、医師の腕がわかります。

とくに多焦点レンズを移植する場合、薄く皮質下白内障が残ったり、カプセルの研磨が不十分だと、術後視力は0.7くらいしか出ません。

ピカピカに磨けば、裸眼での視力はすべての距離で1.2以上が出せます。

どこで手術をするかを選ぶ際には、少なくとも数万件以上の手術経験があり、ほぼ1.0以上の術後視力が出せる眼科外科医に担当してもらうのが望ましいでしょう。


・なぜ白内障を放置してはいけないのか(中略)

この隅角が狭くなり水の流れが悪くなるのが緑内障の原因となるので、白内障と緑内障は合併することが多いのです。


・世界基準で見れば、「緑内障の手術治療の最初は、まずは白内障手術」と言われるほど、合併の可能性が高いと理解してください。


・私が患者さんに「緑内障の手術をしましょう」と言うと、多くの人が「手術なんてできるんですか?」と驚かれます。


・白内障があるかどうかはすぐにわかりますが、緑内障は見落とされ、「何年も近所の眼科に、軽い白内障だと言われてきただけだった」という患者さんが少なくありません。


・つまり血管系の病気や、糖尿病、膠原病、免疫疾患など全身疾患の現れとして緑内障となっていることが多いのです。


・今後、患者数の爆発的増加が懸念されると述べた加齢黄斑変性。

国際診断基準があるので、日本は独自の診断基準をつくって迷走していること、正しい診断ができる眼科が少ないことも先に紹介しました。


・糖尿病性網膜症(中略)

日本の失明原因の第2位が糖尿病性網膜症です。(中略)

簡単に言えば、ご飯やパン、麺の食べすぎですね。また、トウモロコシからつくった甘味料である「異性化糖」「ブドウ糖果糖液糖」なども多くの甘い飲み物や食べ物に含まれています。人工的につくった果糖ですので、砂糖よりはるかに血糖値を上げやすく糖尿病が悪化します。子ども時代にこの異性化糖という甘味料に慣れてしまうと、依存症ができて、悪い食習慣から抜けられなくなり、早くから糖尿病になります。


・人の体で直接、血管を観察できるのは、眼底の網膜だけなのです。


・結膜炎は身近な病気、でも軽く考えず受診を! (中略)

症状としては、結膜の充血のほか、目やに、かゆみ、涙、異物による痛み等が起きます。主な原因がアレルギー性かウイルス性か、細菌性かで分け、適した点眼薬で治療を行います。性感染症などを原因とする結膜炎では、角膜に菌がおよび、重症化する恐れもあるので、普段と違う充血などに気づいたら、眼科を受診してください。


●書籍『100年視力~よく見える目を長持ちさせよう』より
深作 秀春 (ふかさく ひではる) (著)
出版社 ‏ : ‎ サンマーク出版
発売日 ‏ : ‎ 2023/12/14
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