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書店向けFaxDM原稿に「QRコード」を載せるときのポイント3つ
「今の時代、書店営業にFAXは古い」と思っていませんか? 実は、多忙な書店員の手を止め、注文や詳細確認に繋げるための武器が「FAX × QRコード」の組み合わせです。
1. なぜ「QRコード」が書店営業の鍵なのか?
書店員は、日々山のように届く新刊案内に目を通しています。検索の手間をゼロにする。気になった本があっても、わざわざ検索して内容を確認するのは手間です。QRコードは、その「わずかな面倒くささ」という壁を一瞬で取り除きます。
カラーの魅力を伝える: モノクロのFAXでは伝わらない表紙の美しさや、中面のキャプチャを、スマホの画面を通じて即座に「カラー」で届けられます。
2. FAXで「読めるQRコード」を作るための3つの鉄則
単にQRコードを貼り付けるだけでは、送信時に潰れてしまい、かえってストレス(不快感)を与えてしまいます。以下の「技術的基準」を守ることが必須です。
●セルサイズと余白の確保: QRコードは細かすぎるとFAXのノイズに負けます。情報をURL一本に絞り、模様をシンプルにした上で、周囲に十分な「白い余白」を作ることが読み取り精度の分かれ目です。
●「ゴシック体」との組み合わせ: QRコード周辺の案内テキストには、細い横線が消えにくい「ゴシック体(MS Pゴシックやメイリオ)」を選びます。12ポイント以上のサイズを確保し、視認性を最大化させます。
●実機によるテスト送信の徹底: 画面上の見た目ではなく、実際にFAX機で出力して、自分のスマホでストレスなく読み取れるかを検証します。「1秒で読み取れるか」が、営業のプロとしての合格ラインです。
3. 「不快感」を「期待感」に変えるデザイン
人間は、読み取りづらい、あるいは意図が不明な情報に不快感を覚えます。空きスペース(余白)の重要性: 情報を詰め込みすぎず、QRコードの周りに適切な「白」を配置することで、情報の優先順位が明確になり、自然とカメラを向けたくなる導線が生まれます。
「仕掛ける側」が空気を作る: 「詳細はサイトへ」ではなく、「10秒でわかる紹介動画はこちら」など、書店員がメリットを感じる言葉を添えることが、現場の空気を変える第一歩です。
書店営業は、いわば「情報のミスマッチ」を解消する仕事です。 「いつまで経っても返信が来ない」と嘆く前に、まずは相手がアクションを起こしやすい「親切な設計」を整えること。自ら仕掛ければ、現場の反応は変わります。
ちなみに、QRコードをつくるなら、無料で利用ができる「クルクルマネージャー」をお勧めします。その理由は「短縮URL」機能です。
FAXで送る際、QRコードのドットが細かいと潰れてしまいます。しかし、クルクルマネージャーで「短縮URL」に設定して作成すると、QRコードの模様が非常にシンプル(粗め)になります。
これにより、FAXで多少画質が落ちても読み取りやすくなるという、実務上の大きなメリットがあります。
また、使い勝手がいい。なんと「アクセス解析」が無料でついているのが最大の強みです。誰かがQRを読み取った際、「いつ、どの端末で」読み取られたかがわかるため、反響調査に最適です。
ほか、作成画面が非常にシンプルで、迷うことがありません。
●QRコード生成「クルクルマネージャー」のポイント
サイトhttps://m.qrqrq.com/にアクセスし、URLを入力。
作成オプションで「短縮URLを利用する」にチェックを入れる。
画像形式は「PNG」でダウンロードして原稿に貼り付ける。
「低め」の解像度が実は正解:セルサイズ
通常、印刷物では高解像度が好まれますが、FAXの場合は逆です。
FAX原稿に向くQRコードのつくり方
1.推奨設定:セルサイズ「5」前後
理由:解像度を上げすぎて模様を細かくすると、FAX送信時の「点の潰れ」で隣の点と繋がってしまい、スマホが認識できなくなります。あえて模様を「大きく、粗く」することで、送信後の紙面でも模様の境界線がはっきり残ります。
2. 「誤り訂正能力」は「L (7%)」にする
推奨設定:レベル L
理由:QRコードには汚れに強い「誤り訂正機能」がありますが、レベルを高く(QやHに)設定するほど、コードの模様が複雑で細かくなってしまいます。FAXにおいては、機能に頼るよりも「模様を極限までシンプルにする」方が読み取り成功率が上がります。そのため、最も模様が簡素になる「レベル L」がベストです。
3. バージョンは「自動」または「低め」
コツ:QRコードに込める情報を「URLひとつ」に絞り込むことが重要です。URLが短ければ短いほど、模様の密度(バージョン)が低くなり、FAXでの再現性が高まります。
4. 必須設定:マージン(白い余白)
推奨設定:マージン「4」以上
理由:QRコードの周囲に十分な「白」がないと、FAXの読み取り機が「どこからがコードか」を判別できなくなります。周囲の文字から少し離して、ぽっかりと白い海に浮かんでいるようなレイアウトにすることが、不快感のないスキャン体験を生みます。
5. 画像形式は「PNG」または「EPS」
理由:JPEGは輪郭がボヤけることがありますが、PNG形式なら境界線がクッキリした状態で原稿に配置できます。
即座に注文や詳細確認に繋げるための武器「FAX × QRコード」の組み合わせを、あなたの書店販促にも取り入れてみてはいかがでしょうか。