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P.F.ドラッカー 氏より  (経営学の権威者)

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
      

・働いてもらっているのは、できないことのためでなく、できることのためである。強みに焦点を合わせよ。

・知りながら害をなすな。医者、弁護士、ビジネスマンのいずれであろうと、顧客に対して必ずよい結果もたらすとの保証を与えることはできない。最善を尽くすことしかできない。したがって、「知りながら害をなすな」との言葉こそ、プロとしての倫理の基本であり、社会的責任の基本である。

・ 「何をもって憶えられたいか」を自らに問う。13歳のときに、この質問に答えられなくてもいいが、50歳になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになる。

販売とマーケティングは正反対である。同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない。何らかの販売は必要である。だが、マーケティングの理想は販売を不要にすることである。

マーケティングの目指すものは、顧客を理解し、顧客に製品とサービスを合わせ、おのずから売れるようにすることである。すぐに買えるようにすることである。

・ベンチャーはキャッシュフロー分析、キャッシュフロー予測、キャッシュフロー管理を必要とする。

・インターネットは情報ネットワークである。そこで大方のプロバイダーはアクセス料をとる。ところが何社かはアクセス料をとらない。広告をのせ、広告料をとる。ヤフーは、顧客が誰かを考えた。アクセスしてくる者目当てに広告を出す者だった。この洞察からネット産業の性格が変わった。

・誰かにできることは他の者にもできるということである。自らの競争力を知るには、ベンチマーキングの手法が必要である。この手法こそグローバルな競争力を明らかにするものである。

・人間は責任をおいたがるものである。だから、人には責任を与えよ。責任を与えられた人間はいっそう力を発揮する。
         
      
2005年11月11日、96歳の誕生日を8日後に控え、ピーター・F・ドラッカーは逝った。現在、起こっている問題ですら、遠い過去に予想している。これは、時代を変えても原理原則は変わらないということ。


●ドラッカー 365の金言
P.F.ドラッカー(著, 編集)
上田 惇生 (翻訳)
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・まず耳を傾けよ。口を開くのは最後である。

・研究はコストであり、また投資なのだ。

・現代の経営者に提供されているツールやテクニックの大部分は、今日明日の業績につながる目の前の事業を管理するためのものである。

ビジネス書が100冊あれば、90冊はこれをテーマにしている。社内の報告書や調査にしても、100件のうち、控えめに見ても90件がそうである。

・何か新しいことを起こすリスクに果敢に挑戦しなければ、それよりもっと大きなリスクを背負うことになる。すなわち、将来起こることに不意を突かれるというリスクである。

このリスクが、どれほど規模が大きく、経済的に豊かな企業であろうと手に余る類のものであり、またどんな小さな企業でも避けられるものでもある。

・潜在的な社員も一つの市場である。潜在的な雇用主である我々に向けられた彼らの要求を満たしてこそ、初めて我々も社員としての彼らが満たすべき、我々の要求について語ることができるのである。

・数理経済学の創始者の一人であるロシア人、ニコライ・コンドラチェフは、技術と産業の関係を基に、50年周期の経済循環を明らかにした。

・経営陣は何に対して責任を持つか、何を通して、どのように責任を果たすかが問題である。

・マネジメントと何か。
1、人間に関わること
2、風土に関わること
3、目的に関わること
4、教育に関わること
5、責任に関わること
6、成果に関わること
7、外の世界に関わること

・かつてNPOは、ボランティアはは無給だから指示ができないと言っていた。ところが今日では、ますます多くのNPOボランティアは無給だからこそ、大きな貢献をなし、仕事に満足してもらわなければならないと言っている。

・知っておくべきことは、自分が読んで理解する人か、聞いて理解する人間か、ということ。

・自己の学び方がのどのようなものであるかは、容易にわかる。自己の学び方についての知識に基づいて行動することこそ、成果をあげるためのカギである。

・優れた経営者は、問題でなくチャンスに焦点を当てる。どうすれば、この変化をチャンスとして利用できるか。具体的には、次の7つの状況にチャンスが潜んでいないかどうか、入念に調べる。

1、自社や競合他社、あるいは業界内における予期せぬ成功や失敗
2、現在の生産方式、商品やサービス、市場と、それらの可能性の間にあるギャップ(たとえば、19世紀の製紙業では、一本の木のうち、木材パルプになる10パーセントの部分だけに関心を寄せ、残りの90パーセントの可能性は無視して、破棄していた。)
3、自社や業界の内外を問わず、生産方式、商品やサービスにおけるイノベーション
4、産業構造や市場構造における変化
5、人口統計
6、考え方や価値観、認識、社会のトレンド、意義などの変化
7、新たな知識や技術
    
    
     
●P.F. ドラッカー経営論 より
P.F. ドラッカー著
ダイヤモンド社 刊 (2006/9)
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