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崎谷博征 氏より (神経外科専門医)

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
      

・他人の成功法則を真似しても成功できないわけ。記憶の減衰があるから。記憶は、20分後にはおよそ42%忘れ、6日後には76%忘れてしまうという。ドイツの心理学者エビングハウスの忘却曲線。

・日常、自分で意識していることは、ほとんどを無意識が処理してくれている。それに対して、大脳新皮質がいつも「遅れて」意味づけをおこなっている。

・本当の学習とは、「自然でできている」状態になること。大脳新皮質を過剰に使って入る「大脳思考」は、「学習」の初段階に過ぎないのです。

・人間は一度コミットメントすると、それに見合った行動をとるようになります。

・テレビ、ビデオ、インターネットの一部は、一方通行であることが大きな問題です。人間は、他者とのコミュニケーションを取りながら脳を発達させていきます。

・私たちの身体は約60兆個の細胞から成り立っています。多細胞生物です。私たちのような高等生命体といわれているものも、もとは1つの細胞でした。その細胞は実は腸の細胞であり、それから作られる血液細胞です。

・脳は腸の細胞から生まれた。原始の生き物は、進化の過程で腸の細胞から分化していきます。

・言葉とは、大脳新皮質そのものであり、人類の進化の過程で比較的新しく獲得されたものです。あくまでも「内臓思考」は体で感じる(体得する)もので、言葉で思考するものではないのです。

・ポイントは、静かにハラに問いかけることです。できれば、外界のさまざまな刺激が届かない場所を探してください。これは、自分の本当の存在理由を確かめるということと同義です。使命、ミッションと言い換えてもよいと思います。

・内臓のチカラを引き出すトレーニング。ひとつはが、安全と危険のぎりぎりの境界線を把握する能力。もう1つが、波に逆らえば叩きのめされるが、力を抜いて波に身を任せれば大丈夫だという感覚です。

・自分の世界に没頭することで、高い成果を生み出せる。この「フロー」状態は、「禅」の世界そのものといえます。主体は我を忘れ、行為(客体)に深く入り込んでいます。

・大脳思考を停止させる。
1、身体を動かす。古代ギリシャの偉大な哲学者アリストテレスは、逍遥学派と言って、歩きながら考え、弟子たちと議論するということをやっていました。
2、自然の中に飛び込んでみる。
3、童心にもどる。

・問題を根本的に解決してしまうステップ。不要なものを削ってみる。多くの人は、新しいマーケティングやセールス方法や新規事業など、仕事を増やしていきます。

このような無理を背負い込むことは、過剰に「大脳思考」を刺激することになります。新しいことを足していくのではなく、不必要なものをまず削っていきましょう。

・内臓思考法のまとめると、大脳思考の停止→本来の自分像→省く作業(引き算)→小さな行動、試行錯誤→積み上げ


●グズな大脳思考デキる内臓思考 より
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