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ベッツィ・レーナー 氏より (名編集者)

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
                         
            
・編集者というものは精神科の医者と同じく、作家の心の中に入り込むのを許されただ一人の人間だ。つまり、編集者には、出版社が自分の作品を買うと言ってくれた時の作家の有頂天状態からそれが全く売れなかった時の苦痛までを目の当たりにできるという特権があるのだ。

・数多くの作家たちと仕事をしてきた中で気づいたこと。生まれながらの才能があればものを書くのが簡単だとは限らない(却って苦労することもある)。また、感受性がすぐれているからといって、自分の感じたことを紙の上でうまく伝えられるということにはならない。そして最後に将来成功できるかどうかは、何よりもまず忍耐力の強さにかかっている。才能と自我、欲望と抑制を併せ持って初めて、いい作品が書けるのだ。

・生まれながらの作家とは、常に書き続ける作家のこと。

・作家やエージェント、出版業界はベストセラーにしか興味がない、と不満をこぼすが、実際はそうではない。私たちのほとんどは、成功すると思っていなかったものの人気が急上昇することに生き甲斐を感じる。

・編集は一つの学問であり技巧である。

・作家の人生の風向きを変えることはきわめて難しい。とうのも、その人の前作がどれだけの売り上げを見せたかで書店側のサポートの熱心さが違ってくるからだ。
       
              
●ベストセラーはこうして生まれる
ベッツィ レーナー 著、土井良子 翻訳
\2,415(税込)
松柏社 刊 (2005/6)
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