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黒木 靖夫 氏より (書籍「大事なことはすべて盛田昭夫が教えてくれた」)

このページは、書籍「大事なことはすべて盛田昭夫が教えてくれた」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。


・盛田流“説得術”「同意とはもらうのではなく、導くもの」


・いいかい、俺とおまえは意見が違うからお互いに存在価値があるんだ。もし二人ともまったく同じ考えだったら、どちらか一人いればいいんだよ


・わからないけど、とにかくやってみよう


・やってきた記者は、ウォークマンにで難聴になると思うかと聞いてきた。私がどう言い訳するかが興味のようだった。私は答えた。

「ウォークマンで聴くと難聴になります」

と断定したのだ。記者はまじまじと私の顔を見た。そこで私はこう続けた。

「車の事故は車の乗り方次第で起きます。ナイフも使い方次第で殺人事件が起きます。ウォークマンも使い方次第で難聴になるのです。」

と答えた。以来、難聴問題がマスコミに取り上げられることはなくなった。


・この人(盛田昭夫氏)は最高のセールスマンでもある。しかも、猛烈社員に向かって叱咤激励するワンマン経営者スタイルではさらさらなく、ニコニコしてみんなを笑わせながら強烈なインパクトを与える特異な才能を持っている人である。


・市場に競争があることは、市場を活性化し拡大するはずである。


・かつて大宅壮一氏は、「ソニーはモルモットだ」と言った。テストマーケッティングをソニーがやって、それが売れそうだとわかると松下電器などが大量に売ってくる。


・盛田は『学歴無用論』で一躍有名になった。しかし、盛田の真意はなかなか伝わらなかった。彼が言いたかったのは、“学問有用論”であって、“学歴はいらない”ということだった。“学問無用論”ではなかった。しかし、「うちの子供は勉強は嫌いだ。学歴はいらないでしょ」という電話がたくさんきて、盛田は困っていた。


・井深と盛田はちょうど磁石のN極と、S極のようでもある。井深は会社を大きくしていくことより研究開発に価値を置いた。


・井深は技術的に優れたものをつくればよいと考えていた。それに対して私は、人が物を買いたいという感情は、カッコイイとかステキとかカワイイといった要素から起こることが多いと主張したのである。


・目先の小さな利益にこだわらず、理想を貫き努力をする


・ソニーという会社は経営のトップから平社員までが同席して同じ口調で発言していた。


・仕掛けが単純なものほどおもしろい。


・盛田が私を紹介する言葉は、「うちの黒木といいます。これがいちばんうちで言うことを聞かない男なんです。」というものだった。


・デザイン重視で設計した“テレビのステレオ化”

技術サイドとは話し合っていません。しかし使い勝手を考えるとこれは簡単でベストだと思います。このように設計してもらうつもりです。


・他社の製品に少しでも似ているところがあると、すぐさまみんなから指摘されてします。だからデザイナーは同じカテゴリーのものをデザインするとき、似ないように気をつけるのだ。


・盛田は自分がカリスマになることを怖れていた。カリスマには一時の存在でしかない。しかし企業は永続してゆきたい。だから自分はカリスマではなく、次の世代にどう引き継いでいくかを絶えず考えていたのである。
      
     
             
●書籍「大事なことはすべて盛田昭夫が教えてくれた」より
黒木 靖夫 著
¥1,575(税込)
ベストセラーズ (1999年12月初版)
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