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江口 克彦 氏より (書籍「成功の法則~松下幸之助はなぜ成功したのか」より)

このページは、書籍「成功の法則~松下幸之助はなぜ成功したのか(江口 克彦 著)」から、良かったこと、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
          


・「世間は誰ひとりとしてきみの成功を邪魔したりせんよ。やれないということは、外部の事情というよりも、自分自身に原因があるものなんや。外部のせいでない、理由は自分にあるんだということを、常に心しておく必要があるな」


・松下幸之助といっしょに仕事をした二十二年間、とくに真ん中の十五年間は年間の休みが二十日間ほどしかなかった。(中略)ところが、いま振り返ってみても、苦しいとか辛いといったことは全然なかった。それどころか、じつに楽しい二十二年間だった。というのは、松下幸之助と仕事をすると、感動、感動、感動の連続、喜び、喜び、喜びの連続だったからだ。


・感動を与えられれば成功する!
「ああ、江口君か、わしやけどな。夜遅く電話してすまんな。けどな、わし、きみの声を聞きたかったんや。きみの声を聞いたら、元気が出るんや」


・批判する人をほめる
そもそも、十分考え抜いたうえで自分がやっていることとはいえ、一〇〇%正しいということはありえない。


・本質を評価する
松下はいつも、この人は自分よりもいい面を持っている、相当な力を持っている人だ、と思って接していた。それが、ほめるということである。


・反省する
素直な心で熱意を持って誠実に実行していく。そして反省する。その繰り返しがあなたを成功に導く!


・成功するようになっている
「木の中に、仏さまが見えるのです。だから、私は、もともと木の中にいらっしゃる仏さまの、その周りの埃を取り払っているだけで、彫っているのではなのです」(松久宗琳師)


・些細を積み重ねれば成功する!


・松下の本のつくり方は、さすがにこれほどまで執拗ではないが、しかし「異常」であるとは言えるかもしれない。(中略)


自分の本に対する異常とも思えるほどの執拗さは、言うまでもなく自分の真意を正しく表現したいという思いと、もう一つ、読者の人たちに完璧な責任を果たしたいという
松下の信念があったからだろう。


・弱さからの出発
たいていの人間であれば、なるべく自分の弱さを隠そうとする。隠さないまでも、どこかで自分の「優位性」を表現しようとする。弱い自分をどこかで「強く」見せたいと考える。


その無理が、逆にその人本来の魅力を失わせる。しかし、ほんとうの自分を素直にさらけだす者には、魅力が生まれる。


・松下は発明王エジソンに深く尊敬の念をいだいており、松下電器の中央研究所にその銅像を建てたほどである


・本人が気がづくまで、自覚するまで、根気よく尋ね続ける。その松下の姿勢には、若い者を、部下を、育ててあげたいという愛情が感じられた。


・自分がもうひとつ努力する

決して松下が上からものを言って人を動かそうとしなかったのは、人間はすべて誰もが無限の価値を持った尊い存在なんだという、松下の人間観にもとづいている。


その人間の無限価値を引っぱりだすためには、今ここで自分が我慢する、自分がもう一つ努力する、それによってきっと自分よりももっと優れた人材に育ってくれるだろうという気持ちが、松下の振る舞いの根本にあったのだ。


・耳傾けてほめる
「部下の話を聞くのときに、心掛けないといかんことは、部下の話の内容を評価して良いとか悪いとか言ったらあかん、ということやな。部下が責任者と話をする、提案を持ってきてくれる、その誠意と努力と勇気をほめんといかん」


・繰り返しそのものが教育であり、その根気が人を育てるということにつながる


・考えの伝え方
それから、繰り返し話をする、繰り返し訴えていくということも大事やね。繰り返すことが、経営者の考えを浸透させることになるな」


・1、チームに仕事をやりあげたか
2、新しい仕事を創りだしたか
3、部下を育てる努力をしているか
その3つの責任を常に肝に銘じなければならない。


・部下を育てる四つのポイント
1、部下にものを尋ねる
2、方針を明確に示す
3、権限を委譲する
4、感動させる


・人間というのは、生きていくなかで何が一番嬉しいかといえば、人から信頼されているということであることは間違いない。


・方針というものを松下は三つの要素に分けていたように思う。
1、基本理念(=どのような考え方で)
2、具体的目標
3、理想
の三つであり、これをつねにワンセットにしていた。


・他人(ひと)のものは自分のもの、自分のものは他人(ひと)のもの


・いい物を安くたくさん
いわば水道の水のように、いい物を安くたくさん


・ひとつの製品が十分に役目を果たして捨てられるまで、人間や自然に迷惑をかけない、そういう製品がいい物である。


・自然の理法に従う
「人間も宇宙自然の存在ならば、同じように自然の理法に従って、自分にとらわれず考え、行動しないといかん」


・人間の偉大さを自覚する
偉大な力は使い方によって、大きな善にもあり大きな悪にもなる


・人間としての成功
成功というもののもう一つの姿とは、自らに与えられたこうした天分を完全に活かしきり、使命を遂行することである。そのときはじめてほんとうの生きがい、幸せというものを味わうことができる。


・松下電器の発展の要因について、具体的に以下のような点をあげている。
1、電器に関する仕事が時代にあっていたこと
2、人材に恵まれたこと
3、理想を掲げたこと
4、企業を公のものと考えたこと
5、ガラス張り経営を行なったこと
6、全員経営を心がけたこと
7、社内に派閥をつくらなかったこと
8、方針が明確であったこと
9、自分が凡人であったこと
なお、この講演内容は、『松下幸之助発言集』の第四巻に収録されている。


・大きな成功は日々一見些細と思われるようなことが積み重ねられた情事詩であるということであった。


・そのごくごく自然な、当たり前のことの積み重ねによって松下幸之助の成功があった。


・「当たり前のこと、当たり前の発想」が結局は大事。
      
     
             
●書籍「成功の法則~松下幸之助はなぜ成功したのか」より
江口 克彦 著
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