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書籍「アメリカの出版界-ハーパー社の出版経営」より

このページは、書籍「アメリカの出版界~ハーパー社の出版経営(赤石 正 著、栗田 明子 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・アメリカで出版業というものが始まったのは一八〇〇年頃、今から一五〇年ばかり前のことです。


・アメリカでは、子どもの本を親が買ってやることはほとんどないのです。(図書館で借りることが大半)


・定価の決め方には現在アメリカでは三通りあります。
第一の方法は、編集費、組版、印刷、紙、製本代を部数で割って、その六倍を定価とする方法です。(中略)

第二の方法は、逆算法というべきもので、さきに定価を仮定してみます。この内容、このページ数、この体裁ならばXドルで売れると、まず決める。(中略)

第三の方法はコスト・オブ・ブック(印税を含む)を土台にして決めるやり方です。
※コスト・オブ・ブックとは、本をつくるのに直接かかった費用と著者に対する印税です。


・ハーパーでは、一年に出す本のうち、足の短い本---- 一年間しか売れない本というのは、三分の一以下におさえます。


・重版のときに定価を上げるときはありますか?
赤石-----しょっちゅうあります。


・セールスの大きなこつはなんだと思いますか?本屋に対して売り過ぎをしないことですよ。
  
     
             
●書籍「アメリカの出版界~ハーパー社の出版経営」より
赤石 正 著
栗田 明子 著
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出版同人 (1974年9月初版)
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