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書籍「日本の書店百年」より

このページは、書籍「日本の書店百年~明治・大正・昭和の出版販売小史(尾崎 秀樹、宗武 朝子 編集)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・北海道・東北
冨貴堂/金森系の書店/今泉本店/成田本店/八文字屋/仙台金港堂/岩瀬書店/


・冨貴堂 西田庄太郎
北海道の本屋というのは、この終戦までにほんとに少なく、教科書扱い店が本屋というイメージであって、幾らか雑誌・新刊本を扱う店は、市になっても二、三軒くらいのもので、町村へ行ったら本屋というのはほとんどない。


・金森系の書店 大橋重太郎
函館では、本屋として一番古いのは今の魁文舎です。


・金森系の書店 大橋重太郎
昔の取次屋さんは、個々の店の特徴というものを、よくつかんでいましたよ。そして、その店に適応した商品を送ってくる、というのが昔のやり方ですね。


・今泉本店
経済人口三〇万、城下町で売れる理工学書


・八文字屋 紅花の荷役問屋から書店業へ


・仙台金港堂 藤原佐一郎
本の売れ方の特色
私の店の客種の三分の一は大学生です。この前客種の調査をやってみたら、大ざっぱにいって三分の一は大学生、三分の一が小・中・高の学生、三分の一はその他という区分になります。その他の三分の一は、やはりサラリーマン階級が多いようですね。


・岩瀬書店
戦後たちまち売り尽くした英会話の本


・関東
川又書店/うちやま/煥乎堂/須原屋/多田屋/松田屋/有隣堂/東京丸善/春陽堂/三省堂書店/東京堂書店/北隆館/明正堂/湘南堂/大平堂/紀伊国屋書店/


・有隣堂 松信泰輔
西口店開店の英断が成功のもと
消費者志向が発展の源
「人間の創意工夫なんていうのは、限界がある。それよりも先人がこの一世紀に創意工夫した結晶を、どうして素直にちゃんと勉強しないのか。先進国はアメリカにある」


・東京堂書店 神保久平
三月一〇日というのが東京堂の創業です。(明治二三年)
※神田で一番古い書店


・東海・北陸
谷島屋/戸田書店/星野書店/覚張書店/中田書店/西沢書店/博信堂/品川書店/うつのみや/


・中田書店 開祖三八〇年、本業は薬屋。分家が本屋を
本屋としては、八〇年になりますかね。


・近畿
文泉堂/旭屋書店/大喜書店/日東館書林/別所書店/


・別所書店 別所信一
昔は、雑誌は東京四大取次(東京堂、東海堂、北隆館、大東館)でした。


・中国・四国・九州
今井書店/吉田書店/啓文社/片桐開成社/福岡金文堂/金龍堂/金海堂/


・三冊で一〇銭!ポンポン蒸気の中で本を売る 坂東恭吾


・大川錠助(大川屋)
高橋休四郎(高橋書店)
出版屋で賑わった京橋から日本橋界隈


・脇阪要太郎(日本社)
矢部良策(創元社)
薬と本は兼業だった明治半ばまでの大阪のしきたり
     
             
●書籍「日本の書店百年~明治・大正・昭和の出版販売小史」より
尾崎 秀樹 編集
宗武 朝子 編集
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