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書籍「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」より

このページは、書籍「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・作文の秘訣を一言でいえば、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということだけなんですね。


・「ので」とか「から」とか「----なので」「----だから」と書いたとたんに、文章が難しくなってしまうです。「理由」を、次に言わなければならないからです。


・題名をつけるということで三分の一以上は書いた、ということになります。


・「段落」とは簡単に言いますと「ひとまとまり」ですね。あるひとつの考え方の「ひとまとまり」と考えてください。


・わたしが気に入っているのは、大野普さんの字引ですね。大野さんは日本の国文法学者としては、もうぶっちぎりの第一人者とわたしは考えています


・わたしたちは、日本語のことを実は知らないんですよね。日本語を自由に使っているので、みんなそれぞれ日本語の達人だと思っている。だから、日本語をことさら勉強しないわけです。


・司馬遼太郎さんは「思う」を漢字で書きませんでしょう。このことについて、一度、司馬さんにお聞きしたら、「《おもう》というのは、どう考えてみても、大和ことばなんだよ。これを漢字で書くのはおかしい、それで平仮名にひらいているんですよ」と云うお答えでした。


・プロでも書けないことを、小学生、中学生たちに要求している国語教育が根本的にまちがいなのです。


・「は」は、わかっているものを、さらに前に押し出す役目を持っている助詞でもあるわけですね。


・大事な体験をなさいましたね。なのに、それをことさら強調なさらないことが、かえって、重みと深みをつけ加えています。※添削した言葉


・(岩手県一関市は)地方小都市では珍しい文学風土のまちです。
     
             
●書籍「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」より
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