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書籍「クロスイッチ」より

このページは、書籍「クロスイッチ~電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた(電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「情報バリア」を張る消費者
その理由を次の3つだと考えている。
1 情報量が急増している
2 消費者が能動的に情報を入手するようになっている
3 商品が差別化しにくくなっている


・「来るな」と言われて、殺到した人々
テレビCM「検索しないで下さい」
 ↓
お詫びサイト「公開できません」
 ↓
しかし、約20秒じっと待つと、掲載予定のキャラクターたちのフラッシュアニメが複数入れ替わり現れる
 ↓
「何かあるぞ」とあきらめずに「ジャンプスクエア」ろ3回検索した人が、
 ↓
隠されたサイトで、特別コンテンツを見ることができる


・過去1ヶ月の間に、広告を見てキーワード検索した人
パソコンのみ 53.5%
パソコンと携帯電話の両方 13.0%
携帯電話のみ 1.3%

検索した67.7%


・消費者は「情報バリア」を張る一方で、自分が興味を持ったものに対しては積極的に情報収集するという行動を取っている。そうした消費者に有効に働きかけるために、従来と異なる新しいコミュニケーションが必要になってきている。


・「クロスメディア」とは、「ターゲットを動かすためのシナリオ(導線)づくり」である。よく似た言葉の「メディアミックス」とは、消費者の心に浸透する度合い=「深さ」が求められる点で異なっている。


・クロスメディアは、「ニュースの少ないブランド」に効く(中略)例えば、次のようなものである。
 新鮮味が失われてきたロングセラーブランド
 マイナーリニューアルを行ったブランド


・「コンタクトポイント」とは、「消費者とブランドを結ぶさまざまな接点」である。消費者の生活行動に沿った「時間」「場所」「気分」によってその状況にふさわしいメッセージを発信することになる。


・今すぐ使える「シナリオアイデア」の3類型
1 パワーバリーエション・シナリオ:同種フォーマットでバリエーションを提示する
2 タイムライン・シナリオ:時系列でメッセージを変化させる
3 メディアスプリット・シナリオ:触りで関心を集め、残りを別のメディアで展開する


・「AISAS」はもともとインターネットや携帯電話のインタラクティブメディアの台頭を前提したモデルであり、Search(情報収集)、Share(情報共有)というと、インターネットや携帯電話によるものがイメージされやすい。

ただし、ここで強調しておきたいのは、家族・友人・知人から商品に関する情報を得たり、実際に商品を使った感想を話したりといった、リアルなSearch、Share行動も重要であるという点である。


・消費者とブランドを結ぶコンタクトポイントには、一般的に次のようなものがある。
 商品そのもの
 広告(テレビやラジオのCM、新聞や雑誌の広告、交通広告など)
 番組、記事(テレビやラジオなどの番組、新聞や雑誌などの記事)
 店頭(店頭のポスターや店内での陳列、キャンペーングッズなどの販促物)


・コンタクトポイントに質に着目するための4つの視点
場所、時間、気分、場面


・消費者心理を分類する(中略)ベースとなっているのは、オハイオ州立大学教授で心理学・精神医学者であるスティーブン・リース博士が分類した「人間の16の欲求(モチベーター)」である。

人間は基本的に16の欲求を持っており、その欲求の優劣で生活やコミュニケーションが構成されるという。


・これからのクリエーターに求められることは「広告を離れて発想する」ことだと思います。※平山浩司氏


・クロスイッチ十則
一、一人の消費者に立場になって、徹底的に考え抜こう。
九、本当に「課題解決(ソリューション)」になっているか、今一度、見直してみよう。
      
                 
●書籍「クロスイッチ~電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた」より
電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム 著
¥2,100(税込)
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