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菅谷 明子 氏より(書籍『未来をつくる図書館』より)

このページは、書籍『未来をつくる図書館~ニューヨークからの報告(菅谷 明子 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・過去の人類の偉業を大切に受け継ぎ、新しいものを生み出すための素材を提供する。


・アメリカの公共図書館の活動は極めて先進的で、その多彩なサービスは「世界のモデル」としても知られている。地域に根ざしているのも特徴で、市民にとっては極めて身近な存在だ。


・「科学、産業、ビジネスの分野でニューヨークは世界の中心的役割を果たしています。図書館建設には莫大な資金がかかっていますが、我々が得られるものに比べれば些細なものです。」※ルドルフ・ジュリアーニ、ニューヨーク市長


・「インターネット・スキル」のなかの「情報の評価法」の講座を見てみよう。評価の基準を、情報発信の目的や発信者の特性や資格、意見ではなく客観性があるか、扱う範囲は適当か、情報源にかたよりはないか、作成者に連絡する方法があるか、などを複数のもので比較しながら評価してみる。いわばメディア・リテラシー教育と言える。


・未来を担う子どもを地域で育てる


・パブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)こそがニューヨーク公共図書館の真髄


・一九九九年、五番街の本館の一室に設立された「研究者・作家センター」がそれだ。世界各国から一五名の研究員を募り、五万ドル(六〇〇万円)の給付金で約一年間、各自の研究に取り組むという研究機関だ。


・ベストセラー作家を生み出す研究室


・「大切なことは、市民が図書館に足を運ぶかどうかではなく、いかに充実したサービスを受けられるかにある」※ウォーカー研究図書館部長


・図書館は書店やインターネット・カフェを何が違うのか。すでに説明してきたものを、ここでまとめてみたい。

①印刷媒体から電子情報、出版ルートに乗らないチラシから歴史記録まで、多様な媒体による豊富な情報を、過去にさかのぼって体系的に蓄積する
②膨大な情報のなかから適切なものを選び出し、評価を加え、アクセスしやすい検索システムづくりをするなど、情報の水先案内人・知のガイドとなる
③市民の情報活用力を育成するとともに、情報環境を整備する
④人と人との出会いの場を創出し、新しい知を生み出す
⑤研究スペースなど、知的活動のための空間を提供する
⑥著作権や、デジタル化などをめぐる新しい動きに対して、民主的な情報環境作りのために行動する

             
●書籍『未来をつくる図書館~ニューヨークからの報告』より
菅谷 明子 著
岩波書店 (2003年9月初版)
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