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三浦 博史 氏より(書籍『舞台ウラの選挙』より)

このページは、書籍『舞台ウラの選挙~“人の心”を最後に動かす決め手とは!(三浦 博史 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・選挙のやり方を大きく分けると、ドブ板選挙に代表される、有権者一人ひとりに会って候補者の存在感を訴えていくという各個撃破型の「地上戦」と、マスコミ報道も含めてポスター、ビラ、街宣活動、新聞広告等を活用する不特定多数向けの「空中戦」がある。


・あらかじめ釘を刺しておくことにより、演説の聴く人たちの期待度を下げ、“期待以上の演説”に満足させるという手法だ。


・自民党が使っているPRコンサルタント会社がブラップ・ジャパン、民主党は一時期フライシュマン・ヒラードを使い、現在は広告代理店に戻している


・朝八時から夜八時までの街宣活動で、触れる、聞いているのは大半が女性で、男性は外にいる機会が少ない。昔とは逆になっている。


・人や集団を動かす基本は一つしかない。古今東西を問わず、“熱伝導”だ。


・熱伝導とは、事実に基づいた心温まるエピソードでしか伝わっていかない。


・選挙といえば、前途したように、“地盤・看板・鞄”が大事といわれる。


・「勝算率一位の秘訣?それが運が良くて当選しそうな人しかクライアントにしない」


・「運が良くて当選しそうな人」をどう見極めるのか。(中略)まず「初めて会ったときの第一印象でオーラを感じる人」(中略)もう一つは「熱伝導の熱源を持っている人」


・“石原離れ”の要因は何のか、徹底的にインタビューで拾ってみた。その結果、「最近の石原さんは親バカで、ファミリー意識が強すぎる」「驕っている(おごっている)」「何様のつもりだ」といった批判が多いことがわかった。(中略)

批判のキーワードを逆手に取れば、石原氏は「家族の絆を大切にしている」「媚びない」「強力なリーダーシップがある」と置き換えることができる。マイナスからプラスに変換が可能なのだ。


・ディスカッションの語源はディス(dis=否定)・カス(curse=恨む・呪う)で、“恨みっこなし”だ。だから、候補者同士の公開討論は、ディベートとは異なり、議論に勝つ必要はない。視聴者や参加者に対していかに好感度を上げ、本気度をアピールするかこそが重要なのだ。

             
●書籍『舞台ウラの選挙~“人の心”を最後に動かす決め手とは!』より
三浦 博史 著
青春出版社 (2007年6月初版)
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