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田中 治男 氏より(書籍『ものがたり・東京堂史』より)

このページは、書籍『ものがたり・東京堂史( 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。

・百米と離れていないこれらの店は、それぞれに客層がちがうのだ。三省堂書店は、小学生から中学、高校の生徒を集め、書泉は高校、大学生の好みに合う商品構成、そして東京堂書店は大学生を始めてして専門分野に研究の心を向ける人々を客にしているからだ。三省堂や書泉の客は動きが早い。現在若者の気質が店内に流れている。東京堂はいわゆる東京堂好みの固定客をガッチリ掴んでいる感じだ。


・ベストセラーが新聞書評によって生まれるという原則は明治でも現代でもチットモ変わっていない。


・大正十四年八月一日、いよいよ四大取次時代となる。東京堂、東海堂、北隆館、大東館


・現在出版ニュース社から発行されている「出版年鑑」は、東京堂が刊行を開始したものを昭和十六年以後、日本出版文化協会が継承し、更に日本出版会に渡り、戦後出版ニュース社に受けつがれたといういきさつを持っている。


・東京堂、取次部門を失う


・昭和十五年十月十五日、日本出版配給株式会社が設立させることに業界の意思は統一された。この会社が正式に発足したのは昭和十六年五月五日。資本金一千万円。社長には江草重忠が就任した。


●書籍『ものがたり・東京堂史~明治,大正・昭和にわたる出版流通の歩み』より
田中 治男 著
発行:東販商事
発売:東京出版販売 (1975年12月初版)
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