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高橋 朋宏 氏(セミナー『読者をひきつけるタイトル、見出しのつけ方』より)

このページは、セミナー『読者をひきつけるタイトル、見出しのつけ方(サンマーク出版 編集長)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・元々PHP研究所で営業を2年、計7年在籍した。雑誌の編集をやっていて「エバ」を創刊。


・サンマーク出版のミリオンセラーは4つ。
春山 茂雄 著『脳内革命』
春山 茂雄 著『脳内革命 2』
リチャード・カールソン 著 『小さいことにくよくよするな!』
新谷 弘実 著『病気にならない生き方』


・見出しは、全体の要約文ではない。いい見出しは「読者目線」


・「読ませる原稿」のつくり方とは?

 ●分類するな。つまらなくなる。
 ●網羅するな。焦点がぼける。
 ●説明するな。話が途切れる。
 ●完成させるな。余韻に浸れなくなる
 ●自慢するな。読みたくなくなる。


・良い見出しをつけるコツ15箇条

※『体温を上げると健康になる』(齋藤 真嗣 著)の章立てを事例に説明

1、断定する ・・・・・ 微熱で解熱剤を使うのは本末転倒
2、命令する ・・・・・ 「風邪かな?」と思ったら風呂に入りなさい
3、脅迫する ・・・・・ 体温が低いとガン細胞が元気になる
4、全否定する ・・・・ 電球をつけたままで寝てはいけない
5、つぶやく ・・・・・ 早寝早起きが体にいいのはなぜだろう?
6、理由を問う ・・・・ なぜ50代を過ぎると病気になりやすくなるのか
7、質問する ・・・・・ あなたは交感神経優先型か、副交感神経優位型か
8、惹きつける ・・・・ 男性の「朝立ち」は、女性の生理と同じくらい重要
9、対比する ・・・・・ 低体温は病気の元凶、高体温は病気の源
10、AならばB ・・・ 体温が一度下がると免疫力は30%低下する
11、AではなくB ・・・ 筋肉の量を増やすより、筋肉の質を高めよ
12、数字で語る ・・・・ ダイエット効果が4倍になる成長ホルモン活用法
13、意表をつく ・・・・ 成長期の子どもにはトマトを食べさせなさい
14、効果を語る ・・・・ 屋外で筋肉を鍛えると骨も丈夫になる
15、具体化する ・・・・ 朝食時に枝豆とタラコと梅干しを食べる


・はじめとプロローグの1行目はめちゃくちゃ大事。ここで読者を惹きつける。


・売れていて良い見出しだと思う本は、自分の手で見出しを書いてみる、書かないと自分の血にならない。原子的だが一番良い方法だと思っている。


・普段の文章の中で良い文章が書けるようにする。


・良い文章は、てにおはの使い方が素晴らしい。特に、平野啓一郎さん


・見出しを考えてから原稿を作っていく。


・「世界一の医者が教える病院へ行くな」が企画タイトルだった。そこで植木社長に「要は、この本を一言でいうと何なの?」と聞かれて、「病気にならない生き方の本です」と答えた。それがタイトルになった。


・見出しは訓練できる。但し、タイトルはふとした質問や偶然の中で出てくる


・見出しは左脳、タイトルは右脳で考える。右利きだったら左手で書く。


・タイトルについては考え抜く。執念が必要。


・一番言いたいことひとつだけにする


・ 『「超」文章法』野口 悠紀雄 著の本は良い


・辞書は自宅に10冊以上ある
特に、オススメなのが明鏡の国語辞典、北原保雄さん編集
誤用の例が載っている。


・売れる本を作ろうと思わないと売れない。良い本だけでは売れない。良い本作りというのはスタートにすぎない。


・解説書ではなく読み物にする。つまり、先が読みたくなる本作りをしていく。例えば、著者と話をした雑談を入れていく。一本の木を育てるには雑草が必要。


●セミナー『読者をひきつけるタイトル、見出しのつけ方』より
講師:高橋 朋宏 氏(サンマーク出版 取締役 編集部 編集長)
開催日:2009年11月19日(木)
主催:一般社団法人日本編集制作協会
第四期編集技術講座「基礎から学ぶ編集教室」
日本編集制作協会のサイトはコチラから