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書籍『編集長から読者へ(今井田 勲 著、三枝 佐枝子 著)』より

このページは、書籍『編集長から読者へ(今井田 勲 著、三枝 佐枝子 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・今井田 勲氏:編集者はあまり数字にこだわってはいけないということです。


・今井田 勲:相手を知るということは、編集者にとって大変大事なことだと思いますね。


・今井田 勲氏:婦人雑誌を分類するには、発売日、内容、判型、読者というわけ方がありますね。読者というのは、その年齢層とか教養層ということですね。(中略)それから内容によるわけ方ですけどね、雑誌広告会や雑誌協会のわけ方だと、婦人誌、服飾誌、家庭誌の三つにわけているんですね。(中略)だけど僕は、婦人雑誌というのは大きくわけて「婦人公論」のような婦人教養誌と「主婦の友」のような家庭誌、その他は専門誌とよぶべきじゃないかと思うんだ。服飾誌というのはおかしいですよ。


・三枝 佐枝子:編集者は読者より、つねに半歩だけ前に進んでいるべきだと考えています。


・今井田 勲:AIDAの原則というのがあって、それでいえば最初のA、つまりアテンションで、注意を喚起する部分にあたるわけでしょう。


・今井田 勲:「文芸春秋」でいちばん面白かったのは「天皇大いに笑う」でしたね。あれは実にいい題でした。池島信平さんがつけたらしいな。


・今井田 勲:雑誌で考える場合、入る方を広告、出す方を宣伝ということで別に考えましょう。


・今井田 勲:宣伝の媒体としてはテレビやラジオもいいと思いますが、うちは両方やっていますよ。しかし活字に親しんでいる人には、やはり新聞が効きますね、テレビの視聴者と新聞の読者というのは、若干ちがいます。新聞を丹念に読む人は、雑誌も読みます。だからこの層はダブルから、無駄弾がないのがいいです。


・今井田 勲:新聞広告は日曜日がいいですよ。BG相手の場合は、ラジオの深夜番組もいいです。(※BGとは、おそらbusiness+girlの略で女子事務員のこと。)


・三枝 佐枝子:本を読むにしてもそれがベストセラーになっているからとか、人が面白いからというだけではなく、なぜ人々がこれを読んで読むかと考えたり、また自分自身の判断、つまり自分だったらこう思うという意見を持って読むことが大切ですね。


●書籍『編集長から読者へ~婦人雑誌の世界』より
今井田 勲 著
三枝 佐枝子 著
現代ジャーナリズム出版会 (1967年12月初版)
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