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折原 圭作 氏(出版セミナー『「コアな雑誌をメジャーへと押し上げる」今の若手編集者たちのドタバタ奮闘記』より)

このページは、出版セミナー『「コアな雑誌をメジャーへと押し上げる」今の若手編集者たちのドタバタ奮闘記』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・学生時代は活字は読まない人間だった。つまり、全く出版に興味がなかった。


・本を売るために何をしたか?東京、千葉、埼玉の書店やコンビニをバイクでまわった。客観的に見た。当時売れていた雑誌を見ると情報が詰まっていた。


・『サムライマガジン』 2万部→10万部→20万部

他で扱っていないメーカーをフィーチャーすることで、そのメーカーとともに知名度を上げていった。


・『ハピーナッツ』のときにフィーチャしたのは色の黒い子に目をつけた。黒肌に集中することは怖かったが、そこしか勝ち目がないと思った。


・他社がやらないことをやった結果が『SAMURAI ELO 』現在16万部


・2005年創刊『小悪魔ageha』キャバ嬢の教科書


・『小悪魔ageha』のモデルは新幹線のホームなどで声をかけた。


・『小悪魔ageha』の編集長は中條寿子氏。元々はキャバ嬢。


・男性向けのキャバ嬢の本であれば、お店や女の子にはメリットあるが、キャバ嬢向けの本はありえなかった。


・『小悪魔ageha』はお店からのトラブルやキャバ嬢集め、撮影は苦労が多かった。特に、辞める人が多かった。定着率が悪い。


・『ageha』のチームを作るのに2年半位かかった。


・『小悪魔ageha』を一番最初に取り上げてくれたのは繊研新聞(せんけんしんぶん)だった。


・『小悪魔ageha』のメディアの取材を受けるのに、フォームをつくった。つまり、制限をもうけた。


・コラボは基本的にしない。読者が興味ないものが多いから。唯一あるのがゲーム「ゆいがごとく」


・タイアップは基本的にやらない。モデルが面白いと思っていないものはすぐにばれる。


・30万人の読者がいるが、キャバ嬢じゃない人が結構いる。これには少し戸惑っている。つまり、キープするのがいいのか、減らした方がいいのか直面している問題。


・『小悪魔ageha』の読者には地方在中が多いのも特徴のひとつ。


・小・中学生の読者もいる。こんな女性になりたいというおませな子がある。


・『I LOVE mama』は単身で子育てするシングルマザー向け。2008年9月に創刊。現在10万部。


・子どもができたらオシャレができないと思っていた。
「できない」から「できる」にした本が『I LOVE mama』


・『I LOVE mama』では“できない”と思うことをなくしたい。


・『I LOVE mama』の編集長は山下氏。


・『I LOVE mama』は都心より地方のが売れている。


・『I LOVE mama』読者傾向は使えるお金がとにかく少ない。したがって特集は安いもの、お弁当もの、節約ネタ、ダイエットネタ。節約しながらどう良く見せるかという工夫をしている子たちがいる。


・『I LOVE mama』から人気モデルが出ることが編集部の願い。


・キャリエールとは

現在、北海道から沖縄までの主要都市32都市で受注・販促活動を行っており、俗に言うセレクターと呼ばれる書店巡回営業中です。

地域採用のパート25名とそれを地域毎に束ねる正社員が5名の総勢30名で構成されています。
大手出版社ではこのような営業部隊をもっている所もあるのですが、中小出版社でこれだけの規模を自社運営している例は少ないと思います。
現在は約2,000店舗を網羅し、最低限月1回の巡回営業しております。(店舗規模によっては週1回お邪魔している店もあります)

更に、社員は各地域の大手書店チェーン本部や取次支店の担当も受け取っており、現場とのリレーションを行っております。
書籍、ムックは受注は勿論、雑誌の販促物設置やコーナー作り、フェア提案、デモ販売から商品についての意見のヒヤリングといった事まで、書店現場の最前線として幅広く活動しています。


・他では扱っていない商品を扱う。他では買えない。『WEB通販事業」


・編集コンセプトはニッチな分野で雑誌を作っていこう。リアル感をしっかり形にする


・どう読者の声を聞くか?いかに集めるかがポイント


・読者の声に反映した誌面作りをしている。『小悪魔ageha』で人気のあるモデルは大きく扱う。


・取次に足を運ぶようにしている


・目標は若者向けの総合出版社になれればいいなと思っている。また、将来は若者向けの書店をやれたらと考えている。


・思い込みは注意。「今の高校生は○○○だろう」という考えはしないほうがいい。実際に読者を集めて制作するようにしている。多いときには週に1回


・スキマで一番になること。そうすると部数は増えていくと考えている。一番誌になることがメジャーになれる。


●出版セミナー
『「コアな雑誌をメジャーへと押し上げる」今の若手編集者たちのドタバタ奮闘記』より
講師:インフォレスト株式会社 取締役第三編集局長 折原 圭作 氏
主催:出版科学研究所
開催日:2009年12月1日(火)15時から

---------- 折原 圭作 氏 略歴 ---------- 

大学卒業後サーフ&ストリート誌『ファイン』(日之出出版)編集部に所属。平成11年8月に英知出版に入社。自ら企画立案した雑誌『サムライマガジン』において、創刊編集長に。男性誌中心の同社にとって新ジャンルを切り開く。その後、同社の新設分割により2002年よりインフォレスト(株)へ転籍。平成16年、ギャル雑誌第1弾『ハッピーナッツ』創刊。17年、男子高校生をターゲットとした『サムライイーエルオー』創刊。18年『小悪魔アゲハ』創刊の指揮を執り、20年10月に取締役に就任。21年、ギャルシリーズ第3弾として『アイラブママ』創刊。他、『ナデシコ』『女子カメラ』『ネイルマックス』など、現在の多種多様なファッション雑誌ラインナップ拡充と業績において大きく貢献。既成概念に固執するkとなく、新規事業(通販など)に対しても積極的に関与している。

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