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樋口 裕一 氏(書籍『読ませるブログ』より)

このページは、書籍『読ませるブログ(樋口 裕一 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・文章を書くことこそ、思考力をつけ、社会や人間を見る目を養う最大の原動力だと考えている。


・二〇〇九年一月、いよいよ私は、『樋口裕一の筆不精作家のブログ』を始めた
(※参考http://yuichi-higuchi.cocolog-nifty.com/)


・実は、おもしろい文章の条件は、大きく分けて三つある。
◎読み手が知らない情報が含まれている
◎読み手にはない体験が含まれている
◎誰もが知っている有名人が書いている


・人に伝えるための「発信力」を身につけなければ、文章テクニックを活かすことはできない。


・個性があり、一部の人の意識を逆なでするからこそ、多くの人に支持される


・ユーモアを忘れない


・『読み手が知らない情報が含まれている』と『読み手にはない体験が含まれている』は、書き方を工夫することで実現できる。(中略)
◎読み手とは異なる意見や根拠を示す(中略)
◎読み手が気づいていない指摘や疑問を示す(中略)
◎特異な雰囲気を醸し出す


・「です・ます」は特定に人に、私的に呼びかけるときに使われることが多い。(中略)逆に「だ・である」は不特定の人に、公的に書くときに向いている。(中略)どうしても決めかねるようなら、まずは「です・ます」でスタートすることをオススメする。


・私は毎日のエントリー(記事)は、少し謎を残すタイトルをお勧めする。


・マンガにもサスペンスドラマにも「型」はある
型について理解するために、まずは『ドラえもん』を思い出してほしい。『ドラえもん』のお話は、ほとんどが次のようなつくりになっている。

①のび太がドラえもんに泣きつき、道具を出してもらう
②のび太がその道具を普通に使う。うまくいったと意気揚々
③しかし、ドラえもんの忠告を無視した使い方をしたため、大混乱に
④なんとか解決され、一件落着(中略)
これらのパートは、古典的な言い方をすれば、「起承転結」、私流の解釈では「予告、エピソード、展開、まとめ」という型に当てはまる。


・文章にリアリティを持たせるには、省略して問題ないところは、思い切って省略すること。


・書き手が自分の体験したことを映像として思い浮かべ、それを文章化すること。


・現在形にするということは、「身近な出来事」を感じされることなのだ。


・おおざっぱに言えば、読者に一気に読んでもらいたい内容は「だ・である」が、じっくり読んでもらいたい内容は「です・ます」が向いている。


・和語、漢語、外来語、カタカナ表記などを使い分けることで、見た目のイメージを変えられる。画数が多い漢字は重厚な雰囲気に、画数の少ないカタカナやひらがなは気楽な雰囲気につながる。


・重ね言葉を使う(中略)

すたすた・・・・・・・・・身軽に早く歩く
とことこ・・・・・・・・・子どもなどが小股で歩く
のっしのっし・・・・・・・・・大男などが大股で歩く
おたおた・・・・・・・・・突然の出来事に慌てる様子
きょときょと・・・・・・・・・珍しさからあちこち見る
ごちょごちょ・・・・・・・・・耳元で色々なことをささやく
たらたら・・・・・・・・・不平不満を長々ともらす
やいのやいの・・・・・・・・・やかましい口出しをする
ちりちり・・・・・・・・・傷や皮膚が痛む
がっぽがっぽ・・・・・・・・・商売などで継続的に儲かること
くさくさ・・・・・・・・・気分が晴れない様子
のそのそ・・・・・・・・・一つひとつの動作が遅い


・文章にやわらかさと情緒が出てくる(中略)

うんと・・・・・・・・・大層、非常
からきし・・・・・・・・・全然、随分
たんまりと・・・・・・・・・多量、無数
このうえなく・・・・・・・・・最上、至上
おしなべて・・・・・・・・・大体、大抵
おいそれと・・・・・・・・・性急
おりしも・・・・・・・・・丁度、適時
口さがない(くちさがない)・・・・・・・・・辛らつ(しんらつ)
こともなげに・・・・・・・・・平然、冷徹
せせこましい・・・・・・・・・狭小、手狭
ちぐはぐ・・・・・・・・・不統一、支離滅裂
やにわに・・・・・・・・・突如、不意


・こうした接頭辞のついた言葉をうまく使うと、表現が豊かに、そしてリアルになる。

笑い→うすら笑い
弱い→か弱い
新しい→真新しい
ずるい→小ずるい


・気楽に書くから、長く続けられる


・あらかじめ、書く時間を決めておく


・チェックするときのコツは、読者の立場で読み返すこと。書いたときと同じ立場で読み返すのではなく、別の視点で読んでみることが重要だ。


●書籍『読ませるブログ』より
樋口 裕一 著
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