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井寄 奈美 氏(書籍『小さな会社のトクする人の雇い方・給料の払い方』より)

このページは、書籍『小さな会社のトクする人の雇い方・給料の払い方(井寄 奈美 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・トクする書式集 ダウンロード可能

●時間外労働・休日労働に関する協定届
●雇用契約書
●入社時の誓約書
●賃金控除に関する協定書
●勤怠届出書
●残業申請書
●退職時の誓約書

※参考:著者のウェブサイトはこちらから
http://www.sr-iyori.com/


・パートで勤務を希望する人は、担当業務については「自分にできることで責任のない内容のもの」を望む人が多いようです。


・どんな雇用形態?

正社員
契約社員
パート
アルバイト
派遣社員
業務委託


・雇用形態および外注のメリット・デメリット比較

        【コスト】  【会社との関係性の強さ】  【辞めさせやすいかどうか】   【スキル】

正社員     高い      強い           やめさせにくい          高い
契約社員    中間      中間          期間満了すれば可能      中間
パート      低い      中間          期間満了すれば可能   それ程高くない
アルバイト   低い      弱い          元々短期間         低い
派遣社員    高い      弱い          交替可能        業務による
業務委託(外注)  中間    なし          委託業務に基づき解除可能  高い


・人を雇うと受給できる助成金(2008年度の例)


・試用期間を最大限活用しミスマッチを削減!(中略)
試用期間は、会社で自由に期間を設定することができます。


・トラブルになる原因のなかで、一番多い内容が「最初の約束と実施が違った」というものです。小人数の会社では雇用契約書を交わしていない会社も多く、口約束だけになるので、お互いに都合のいい解釈をしていて、あとでトラブルになるのです。


・給与を決めるときに知っておきたいルール。
①いくら払うのか決める!(中略)

給与データの参考例がわかるURL

平成20年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概要(厚生労働省)

参考:http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/52-20.html
↑※厚生労働省のウェブサイトにリンクします。


平成20年職種別民間給与実態調査の結果(人事院)

http://www.jinji.go.jp/kyuuyo/minn/minnhp/min20_index.htm

・労働時間を決めるときのルールは、以下の5つのポイントになります。

①法定労働時間は1週間40時間以内、1日8時間以内。それを超えた長時間の仕事をしてもらうときは、時間外協定の締結・提出と時間外手当の支払いが必要

②休憩は就業時間が6時間を超えたら45分以上、8時間を超えたら1時間以上与える。

③就業時間や勤務日の変更をするときあらかじめ告知をする

④休日は1週1日以上必要。無理なときは4週4日も可能

⑤6か月勤務したらアルバイトでも年次有給休暇(以下、有休)が発生する


・中途入社者を採用した場合に月末に入社させると、その月の社会保険料の負担が発生します。入社は1日付けで行ないましょう。


・有給取得のルールを決める(中略)

有休の利用目的については、会社で制限することはできません。時季変更権のことを考えると「1週間前までに」と取り決めている会社が多いようです。


・退職の際のルールを決める!(中略)

退職の申し出期限や引継ぎ期間については、雇用契約の際に会社で決めることができます。「1か月前」、もしくは「3か月前」と決めている会社が多いようです。


・労働条件を見直す際は『アメとムチ作戦』で


・労働基準監督署の監督官が会社を訪れるときには、大きく分けて「定期監督」と「申告監督」の2つのパターンがあります。


・従業員から退職の意思を告げられたら、以下の手順で対応しましょう。

①退職理由を聞き、その意思を確認する
②退職日の確認をする
③引継ぎについて指示を出す
④退職届を書いてもらう
⑤給与の精算、返却物について必要事項を伝える


●書籍『小さな会社のトクする人の雇い方・給料の払い方』より
井寄 奈美 著
日本実業出版社 (2009年4月初版)
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