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エマニュエル・ローゼン 氏(書籍『クチコミはこうしてつくられる』より)

このページは、書籍『クチコミはこうしてつくられる(エマニュエル・ローゼン 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「オンラインでは、クチコミは信じられないほど強力だ。不満を持った顧客は数分間で一〇〇〇人に話すことができる」とアマゾン・ドットコムのCEO、ジェフ・ベゾスは「タイム」で語っている。


・バズに影響を及ぼす社会ネットワークには、一〇の基本原則がある。(中略)

原理1 ネットワークは目に見えない

地面を歩いても、地球が丸いことはわからないのと同様、自分が一員となっている巨大な社会ネットワークの全体象を知ることはできない。(中略)

原理2 人は自分と似ている人々と結びつく(中略)

原理3 お互いに似ている人々はクラスターをつくる(中略)

原理4 バズは共通のノードを通じて広がる(中略)

原理5 情報はクラスター内に閉じ込められる(中略)

原理6 「ネットワークのハブ」と「コネクター」はショートカットをつくる(中略)

原理7 私たちは身の回りの人と話す(中略)

原理8 弱い結びつきは驚くほど強い(中略)

原理9 インターネットは弱い結びつきを育てる(中略)

原理10 ネットワークは異なる市場をつなぐ


・草の根にタネをまく

よいタネまきキャンペーンは、サンプル製品を単に送るだけでなく、プレスが接触できる限られた人たち、つまり「業界のエリート」へと広まっていくものだ。たとえば、本をタネまきするならば、数十人の重要なバイヤーに見本を送るだけではだめだ。ここで問題なのは規模だ。たとえば『コールドマウンテン』は四〇〇〇人以上のバイヤー、読者、著者、評論家、その他、影響力のある人々に送られた。八〇年代の最大のビジネス書の一つ『エクセレント・カンパニー』は、一万五〇〇〇人に送付された。(中略)

一九八〇年代の初期に、スティーブ・ジョブズはアップルのコンピューターを、カリフォルニアのすべての学校に寄付した。これは複数のネットワークへのタネまきだ。突然、すべての学校の、複数の教室にアップルのコンピューターが設置されることになった。これによって、すべての生徒、教員に興味、議論、興奮が生じた。


・タネまきキャンペーンの四原則

1 通常よりも広い範囲を視野に(中略)
2 彼らの手に製品を(中略)
3 価格障壁を低く(中略)
4 声なき声に耳を


・人々は裏話を好む。たとえば、フェデックス社の創業者、フレッド・スミスがどうやって同社のコンセプトをつくったか、何度も聞いたことがあるだろう。


・よい広告は、人々の会話を促進する。熟成され、適切に配置され、タイミングもよい広告は、次のような方法でバズに貢献する。

プロセスを開始する(中略)
ハブに接触する(中略)
買い手に安心感を


●書籍『クチコミはこうしてつくられる~おもしろさが伝染するバズ・マーケティング』より
エマニュエル・ローゼン 著
浜岡 豊 翻訳
日本経済新聞社 (2002年1月初版)
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