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坂本 廣子 氏(書籍『地震の時の料理ワザより)

このページは、書籍『地震の時の料理ワザ(坂本 廣子 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ふとんのかぶり方(中略)

うずくまる姿勢でふとんをかぶりました。(中略)いくら腹筋を鍛えたとしても。仰向けに上から押されると、起き上がるのはとてもむずかしいのです。しかし、背から起きるのは楽にできます。もし就寝中に地震になったら、ぜひ「正しいふとんのかぶり方」を思い出してください。


・家具などの転倒防止には、家具の足元の前側に紙などを挟み込み、壁にペタッともたれるような角度にし、さらに、家具の上もぴったりと天井まで空間を埋めてしまいます。


・アルミ缶の手づくりランプ
Lamp.JPG

・キッチンの中のお役立ちの小物(中略)

  ●ポリ袋(中略)
     ポリ袋に手を入れて食材を触ると汚染しない。
     素手防止の紙一重で安全調理のカナメとして使えます。


  ●サランラップ
     新聞紙と一緒におなかに巻くと温かくなる。
     お皿にはって洗い物を節約
     炊き出し用おにぎりを衛生的に(おしゃもじにもはっておく)
     ものを包んでおすそわけ


  ●アルミホイル
     オーブントースター用のお皿にする
     熱いものを食べるときラップがわりに器に巻く
     落としぶたにして省エネ料理


  ●クッキングペーパー(オーブンシート)
     フライパンに敷いて油いらずコゲしらず
     ホットプレートにも
     電子レンジを使うときのお皿がわり


・大変なのは水運び!

一度にたくさん運ぼうとすると大変!20ℓ用のポリタンク1つより10ℓ用2つをおすすめ!

台車やカートは必需品です


・(※食べ物の)延命策を考える!

火を入れることでもちがよくなるものは加工しておく


・1ヶ月以上経つと応急の豚汁より、いつものおかずが食べたいのです(中略)たっぷりの野菜のおひたし、揚げ魚、お漬物(中略)小柄なおじいさんがお盆を手にやってきて、そのごくごく普通のおかずを見て大粒の涙をこぼしたのです。


・食中毒を防ぐポイントは、菌をつけない、殺菌する、時間をおかない(調理品を増やさない)ということになります。


・レンガを使った炭コンロの作り方

  ①金網の大きさに合わせて、レンガを並べる
     1カ所をあける(空気口)

  ②地面に炭を敷きつめ火をおこす
     アルミホイルを敷いてから炭を置くと地面が汚れない

  ③金網を置いて、柄などにプラスチックが使われていないナベやボウルで調理する
     ホーローやステンレス製など


・パラパラチャーハン

配給のおにぎりも毎日では飽きてしまいます。その上、毎回毎回、冷たいおにぎりでは、身体も冷えてしまいます。そこで、再加熱でもっとおいしくる工夫を考えました。

  <作り方>

   ①ポリ袋に冷えたおにぎりを入れて、外側から押して粗くほぐす。
   ②おにぎりがほぐれたら、卵を割りいれ、混ぜるようにしてさらにほぐす。
   ③フライパンに油を入れ、ちりめんじゃこを炒める。②を入れて、
     さらに炒めるとパラパラになる。塩、こしょうをふり、味を整える。
   ④青ネギはキッチンばさみを使い、フライパンの上で直切り、ざっと
     混ぜ合わせて、炒めてでき上がり。


・復旧で一番早いのが、電気(わが家の場合6日目)なので、電気調理器、炊飯器、ホットプレート、オーブントースターなどがあれば、本当に助かります。その電気がくる前の主役は、何といっても『カセットコンロ』。(中略)ただし、カセットコンロもボンベがなくなったりしたらおしまい!


・乾めんは主食の保存食。細かいものならすぐに煮える便利なもの。たっぷりの水がなくても茹でられるんです!


・日ごろから常備して使いたい食品!

●エネルギー源
  ・ 乾めん : ラーメン、そうめん、うどん、そば、スパゲッティ
  ・ 個包装のもち
  ・ 無洗米こめ
  ・ 粉類 : 小麦粉、片栗粉

●そのまま食べられるもの
  ・ 缶切りのいらない缶詰め :  いわし、コーン、大豆水煮、ツナ
  ・ クラッカー
  ・ ビスケット
  ・ コーンフレーク
  ・ あめ
  ・ ようかん(子どもの脳を守る)
  ・ いり豆(子どもの脳を守る)
 

●乾物ほか体にいいもの
  ・ 食物せんい : カットわかめ、のり、乾燥ごぼう、乾燥青菜、切り干し大根、
              かんぴょう、寒天、春雨
  ・ カルシウム源 : スキムミルク
  ・ おなかのくすり : うめぼし
  ・ お茶のティーバック


・WHO(世界保健機関)では、飢餓地帯の子供に対して、最小限度しか食べ物がないときでも、その10%を豆に置き換えることで、子供の脳の発達が保護されるとして『10%の豆』をすすめています。(中略)

そこでおすすめは、日本ではなじみの深い小豆でつくった「ようかん」そして、「煎り豆」です。どちらもすぐに食べられ、おにぎりなど緊急の時に食べ物にプラスすることで子供の脳が守られるのです。


・生肉は腐りやすいが、漬け込んでおくと少しはもちます。ポリ袋を使うと、調味料が少なくてすみます。(中略)

 バリエーション  調味料を変えるだけ!

   ○ヨーグルト味  カレーにぴったり
     プレーンヨーグルト6 対 塩1 コショー少々

   ○みそ味  豚肉に合う
     みそ2 対 みりん1 あればゴマも

   ○さっぱり塩味  とり肉や魚に向く
     酒6 対 塩1   ハムのような風味


・野菜を生で保存する法

  ○ほうれんそう 小松菜など葉もの

    ぬれた新聞紙で包んで、ポリ袋に入れ、立てておく
    ポリ袋の口は閉じない

  ○レタス・キャベツ・白菜など玉になっているもの

    乾いた新聞紙で包んで、立てておいておく


・電子レンジ

食べ物が内側から温まります。煮だしや乾燥、温め直しなどが得意で、少量の調理でも対応でき、下ごしらえの時間短縮にも効果があります。(中略)

加熱は小刻みにするのがコツです。たとえば、6分加熱するなら、2分・2分・2分と3回に分けてスイッチを入れます。電子レンジは一度スイッチを入れたら、電磁波の角度が変わらないので、どうしても熱が1ヵ所に集まってしまいます。スイッチを入れ直すと角度が変わり、ムラなく仕上がるのです。


●書籍『地震の時の料理ワザ~グラッと来てもあわてない!防災袋に必携!!電気が復旧するまでの1週間』より
坂本 廣子 著
柴田書店 (2009年9月初版)
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