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有田 秀穂 氏(書籍『脳からストレスを消す技術』より)

このページは、書籍『脳からストレスを消す技術(有田 秀穂 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・人間の二大ストレスは「依存症」と「逆恨み」


・人間ならではのストレスとは、いったいどのようなものがあるのでしょうか。私は特徴的なものとして次の二つがあると考えています。

①快が得られなくなることによって生じるストレス
②自分が相手のために思ってしていることが、正当に評価されないことによって生じるストレス


・失った快に執着しすぎ、心のコントロールが効かなくなった状態、それが「依存症」です。


・自己評価と他者評価の間にギャップが生じるのは、ある意味仕方のないことなのです。必ずしも自分が悪いわけでも、相手が悪いわけでもありません。


・たとえ太陽の光を浴びる環境でなくても、リズム運動を取り入れるだけでストレスは解消され、生活は大きく変わります。(中略)

リズム運動というのは、「一定のリズムを刻みながら身体を動かすこと」なので、人間は、生まれてから死ぬまでずっと、意識をしなくても何らかのかたちで「リズム運動」を行なっているといえます。


・ストレスは「涙」の力で解消できる!


・私たちは三種類の涙を持っています。

一つ目は「基礎分泌の涙」。これは、目を保護するために常に目を潤している涙です。(中略)

二つ目は、目にゴミなどが入ったときや、タマネギを切ったときに流れる「反射の涙」です。これは、目に入った異物を洗い流すための涙です。

そして三つ目が、悲しいときや感動したときに流す「情動の涙」です。これは人間にしか流せない涙であり、抗ストレス能力を持っているのもこの涙です。(中略)

赤ちゃんのうちは、単純に泣くことでストレスを解消します。しかし、成長していくに従い、この涙にもう一つ別の目的が加わっていきます。それは、涙を流すことによって、親や周囲の人に、自分がストレスを感じていることを理解してもらい、そのストレスを受け取って処理してもらうという目的です。(中略)

幼い子供の涙が「ストレスをわかってもらう」ためのものだとすると、これは、「自分の抑えきれない感情の発露」だといえます。(中略)

そして、大人によって流すようになるのが「感動の涙」です。(中略)

なぜ、幼い子供は感動の涙を流せないのかというと、この涙のベースにあるのが「他者に対する共感」だからです。


・ストレス解消を目的にした場合、泣き方にはいくつかのコツがあります。まず、時間帯は朝ではなく夜を選ぶこと。(中略)

もう一つ、大切なコツは、泣きたくなったらがまんをしないということです。


・「すぐに泣ける」作品が一つあります。私の場合は音楽なのですが、『ひまわり』というソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの主演映画のテーマ曲を聴いただけで「泣ける」のです。


・人を癒すと自分はもっと癒される(中略)

された人も、やった人も、両方にセロトニン濃度が上昇する(中略)

他人のために何かをするということは、実は、自分を最も幸せにする方法だったのです。


●書籍『脳からストレスを消す技術』より
有田 秀穂 著
サンマーク出版 (2008年12月初版)
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