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鮫島 敦 氏(書籍『老舗の訓(おしえ) 人づくり』より)

このページは、書籍『老舗の訓(おしえ) 人づくり』(鮫島 敦 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・石川県の粟津温泉にある老舗旅館「法師」は、七一八(養老二)年創業で、開湯以来、約一三〇〇年の歴史をもつ。国内に現存する企業で二番目の歴史を誇り、世界最古のホテルとしてギネスブックにも紹介されている。

※参考:老舗旅館「法師」のウェブサイトはこちら


・商売は、常に人に先んじなくてはならない(中略)それは、つねに人よりも先に行動しなければ商売繁盛はあり得ないという訓だった。


・父と子の約束事 五ヵ条(中略)

一、約束を守れ。嘘はつくな
一、愚痴、悪口は言うな
一、笑顔で元気よく挨拶せよ
一、他人の喜び、悲しみを共有せよ
一、正しいと思い、決めたことは、あきらめずに最後までやり遂げよ

※大手居酒屋チェーンのワタミフードサービス株式会社の代表取締役・渡邉美樹氏


・社員としてはの法律(社訓)

一、約束を守る、嘘はつかない
一、愚痴、悪口は言わない
一、笑顔で元気よく挨拶をする
一、出来ないと言わない
一、失敗を他人のせいにしない
一、大いに発言し、果敢に実行する
一、他人の意見を聞く
一、恥ずかしいと思うことはしない

※大手居酒屋チェーンのワタミフードサービス株式会社の代表取締役・渡邉美樹氏


・老舗果物屋で、万惣よりも古い歴史を持つのが、千疋屋総本店である。一八三四(天保五)年に、武蔵国埼玉郡千疋の郷(現在の埼玉県越谷市)で、大島流槍術の指南をしていた大島弁蔵が創業者である。(中略)

出身地の名をとり「千疋屋弁蔵」と名乗り、後に愛称で、「千疋屋」と呼ばれ、それが屋号となった。


・生産量や販売量といった量的拡大には、当主一人では当然限界があるが、量的拡大よりも暖簾(のれん)の継続を優先した点に、老舗の冴えた知恵があった。


・運なり、景気なりが下がったときは、下がったなりの商売を続けていけばよい。人生には浮き沈みはつきものなのだから、当然、沈むときだってある。沈んだときに決してやってはならないのは、思いを断つこと。絶対に伝統を断ち切らないことが大切なんです

塩瀬総本家三十四代当主であり、取締役会長である川島栄子氏


●書籍『老舗の訓(おしえ) 人づくり』より
鮫島 敦 著
岩波書店 (2004年10月初版)
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