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岡野 宏文 氏、豊崎 由美 氏 書籍『読まずに小説書けますか』より

このページは、書籍『読まずに小説書けますか』(岡野 宏文 著、豊崎 由美 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・豊崎:わたしは「良く読むものが良く書く」というのが文芸の基本だと思っているんです。(中略)既にこんなものもあんなものもあるってことをある程度知っていないと、古臭いアイデアを無邪気に新しいと思って使ってしまいす。それは、かなり恥ずかしい。


・豊崎:笑いってのはひとつだけじゃないじゃない?晴れ晴れとした笑い、天衣無縫な笑い、陰湿な笑い、ほのぼのした笑い、シニカルな笑い、爆笑、失笑、苦笑いって、いろんなタイプの笑いがある。だから、一冊の小説を書くときだって、ひとつ調子の笑いだけを続けちゃだめなんですよ。


・うまい比喩を使いたかったら、言葉を知れ!(中略)

『日本語表現大辞典』比喩と類語三万三八〇〇語収載。


・豊崎:結局、比喩っていうのは平凡な人間が見た何かを、角度を変えてまるで違うものに表現する力だったりしますよね。つまり、見立てだと思うんです。


・岡野:一言で状況をスカッとわからせたら、そこに余韻まで生まれるってもんです。


・岡野:泣ける小説を書くコツってあるのかな。

豊崎:なにを手本にするにしろ、鉄則はひとつですね。作者は泣くなってこと。泣きのポイントこそ冷徹に書き、決して酔いしれないこと。じゃないと、自己満足のグダグダにおちいっちゃいますからね。


・構成を考えながら読むと、作家の意図が浮かび上がる


・小説家になるための登竜門!

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●書籍『読まずに小説書けますか~作家になるための必読ガイド』より
岡野 宏文 著
豊崎 由美 著
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