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杉本 和隆 氏 書籍『「日本で2番目に高い山」はなぜ話題にならないのか?』より

このページは、書籍『「日本で2番目に高い山」はなぜ話題にならないのか?』(杉本 和隆 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・2番目に高い山の答えは、「山梨県にある南アルプスの北岳」です。


・話題になるには2つのパターンがあります。ひとつ目は、そのモノが本当によく、実際にそれを見たり、触れたり、買ったりした人がその感激を誰かに伝えたくて、語り継がれていく型です。(中略)


2つ目は、「仕掛け型」です。たとえば、あなたの目の前に紹介したいモノが
あります。それをあわゆる角度から眺めて、思わず人に語りたくなってしまうようなネタをそのモノからあなたのアイデアでつくり出すのです。


・商品がそこよりも優れていても、品質だけでは大ヒットは生まれにくいのが現状です。


・「話題」は誰にでも仕掛けられる。(中略)

コストをかけずに展開した話題づくりのネタとして、人ではなく犬を社員として入社させたり、失恋休暇、バーゲン半休など、女性が好みそうな、珍しい社内制度を導入して話題をつくり、知名度を上げることに成功した企業もあります。


・「バズの法則」(中略)

ニッチな「一番」をつくれ!(中略)
「違和感」が引っかかりをつくる。(中略)
1番・初がなければ「唯一」を』探せ!(中略)
ウケる「命名」が注目を集める!(中略)
「季節」は露出のチャンス。(中略)
「秘密」にさせると知りたくなる。(中略)


・ギネスはニッチな世界一。


・「違和感」が引っかかりをつくる。(中略)


あるべきカタチではないモノ、つまり違和感があるモノは気になるものです。(中略)


歌手のジェロさんはご存じですよね。キャップを斜めにかぶりヒップホップ系でマイクを持たせたらラップでもキメてくれそうです。ところが、歌うのは本格派のコビシをきかせた演歌!


・注目を集めるため、あえてミスマッチをつくり出すことは、反応をあげるひとつの方法なのです。


・マイナスイメージを逆転させる。

中古車販売のガリバーのCMで、俳優石田純一さんと結婚直前の女子プロゴルファー東尾理子さん、野球解説者の東尾修さん父親が登場しました。


修さん:「ほんまにいいんだな、中古で?」
理子さん:「いいの、私決めたの。パパは知らないのよ、中古の良さを」(中略)


離婚経験を持つ石田純一さんを「中古」として連想させるパロディ風のCMでした。石田さんの名言?「不倫は文化」にかけて「中古は文化」のキャッチフレーズをくわえるほどの徹底ぶりも笑いを誘います。


・ウケる「命名」が注目を集める!(中略)

ネーミングの方法(中略)

●モデリング
すでに世間的認知のある言葉を真似したり、参考にしたりして命名する方法です。要するにダジャレだったり、イメージを連想してネーミングをしてしまうのです。(中略)


休憩時間→休足時間(LIONの高冷却伸縮シート)(中略)
駅弁→空弁(空港内で売られている弁当)


●ミックスマッチ
オタリーマンのように「オタク」と「サラリーマン」という、2つの相容れない言葉を組み合わせて、異色間を出す方法です。


●グループネーミング(中略)
メッシー、アッシー、歴女、アシュラー、アムラー、マヨラー、シロガネーゼ、アラフォー(中略)


●ニックネーム(中略)


●省略形ニックネーム(中略)
キムタク、ケンコバ、ゴクミ、たむけん、ホリケン、めちゃイケ(中略)


●スリーポイント
似たようなものを3つ集めてひとくくりにする方法です。(中略)

3高 「高学歴」「高収入」「高身長」の男性
3K 「危険、きつい、汚い」の頭文字をとったもの(中略)


●そのまんまネーミング(中略)
のどぬ~る(小林製薬)、ブルーレットおくだけ(小林製薬)、写ルンです(FUJIFILM)、甘栗むいちゃいました(カネボウ・クラシエ)(中略)


●会話・擬音・語感系ネーミング(中略)
ごはんですよ(桃屋)、お~いお茶(伊藤園)、あ!あれたべよ(大塚製薬)、(中略)髪の毛集めてポイ(小林製薬)、ゴキブリホイホイ(アース製薬)、スリムドカン(銀座まるかん)。


●擬人系ネーミング(中略)
ガリガリ君(赤城乳業)、(中略)けんおんくん(オムロン)、きゅうりのキューちゃん(東海漬物)、こてっちゃん(エスフーズ)、(中略)暴君ハバネロ(東ハト)


・「驚き」がトップニュースを飾る。(中略)

●マクドナルドの朝コーヒー0円。(中略)
●「ジーンズ」の安売り競争、690円ジーンズも登場。(中略)


「驚き」は感情を動かします。その感情は、思わず知りたいという好奇心になるのです。そして知った後は、その驚きを他の人にクチコミとして話をしたくなります。


●書籍『「日本で2番目に高い山」はなぜ話題にならないのか?~ヒットを生み出す18の「バズの法則」』より
杉本 和隆 著
マガジンハウス (2010年8月初版)
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