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西田 文郎 氏 書籍『エジソン脳をつくる「脳活」読書術』より

このページは、書籍『エジソン脳をつくる「脳活」読書術』(西田 文郎 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・体重の約2%ほどの重さしかない、あなたの脳が、あなたの行動を、あなたの人生を、そして、あなたの運命さえも決めてしまっているのです。


・左脳は分析力の脳と言われています。左脳は、すでに存在しているアイディアなどを、実現に向けて効率よく詰めていく役割を担っています。つまり、ゼロから新しいものを作るのはなく、すでにあるものを改良する作業が、左脳の役割です。(中略)


何もないところから何かを生み出すのは、イメージやひらめきを司つ右脳の役割です。右脳は、0→1を生み出すことができる脳です。左脳は、元々ある1を10に改良・改善できても、0→1を生み出すことはできないのです。


・エジソンの名言の真意

「天才とは1%のひらめきと、99%の努力である」。(中略)「努力すれば成功するのではなく、ひらめきが重要なのだ。1%のひらめきを得るために、99%の努力をしているのだ」------これがエジソンの言葉の真の意味だったのです。当時の新聞記者が「天才は99%の努力によって作られる」と書いてしまったために、後世の私たちは、誤解したままエジソンの言葉を覚えることになってしまったのです。


・脳は、突き詰めれば突き詰めるほど興味を持つようにできています。これは私は、「小さな成功体験の積み重ね」と呼んでいます。成功者は、苦しみの先にある成功体験ほど、面白く、楽しいものはないことを、体験的に知っています。そのため、小さな苦しみにひるまないどころか、苦しみの中にこそどんどん身を投じていくのです。苦しみに対して、脳が“快”の状態になっているため、仕事にどんどんのめり込んでいくことができるのです。


・意識の低さが、知識の低さ

読書も同じです。本も読めば読むほど、その本の内容について脳はどんどん興味をもつようになります。その興味のレベルは、本を読めば読むほど上がっていきます。


・「なるほど」を実践しないと、進歩・成長はない(中略)

エジソンは、「おや?」と思ったことを、全てメモしておいて、実験=出力をくり返すことで、「フムフム」と理解し、さらに実験を重ね、「なるほど」にまで到達しました。これによってエジソンは後に、天才エジソンとまで呼ばれる存在になったのです。(中略)


この繰り返しで、人は進歩、成長していくことができるのです。しかし、メモをとらなかったり、本を読んでも行動せず=出力せずに、ただ単に、また「おや?」とひらめくだけでは、いつまでたっても、進歩、成長がありません。言葉が悪く恐縮ですが、読書をせずに直感だけで突っ走る人は「右脳バカ」、読書はするがいっこうに行動を起こさない人は「左脳バカ」と呼ばれます。


・エジソン脳をつくる読書術を紹介いたしましょう。(中略)それは「同時に3冊の本を読む」という方法です。(中略)ただし、3冊の選び方に、ちょっとしたコツがあります。(中略)


難しい本と、普通の本、そして、簡単な本、の3種類を選んで持っていきます。人間の脳が集中できる時間は、最大1時間半とされていますが、難しい専門書を1時間半も読み続けるのは、読書が習慣になっていない人にはなかなか難しいことかもしれません。(中略)


左脳を使う難しい本を集中して読み、疲れてきたら、右脳中心の、簡単な本を読んで、左脳を休めるのです。


そして、脳の疲れがとれてきたら、中間の普通の本を読んで、右脳と左脳のキャッチボールさせます。そこで、さらに脳をリフレッシュさせてから、また、難しい本を集中して読み始めます。あとは、これの繰り返しです。


・プラス思考本を読んでもプラス思考になれない(中略)

「思考はイメージと感情の後につきてくる」。
「プラス思考になろうと思えばまず、イメージと感情をプラスに変える必要がある」。


・プロであるか否かを見分ける、人間の3つのタイプ(中略)

①言われたこともしない人
②言われたことしかしない人
③言われたこと以上のことをする人

①は、上司に言われたことをしないし、できない人。(中略)
②は、言われたことはするけど、それ以外は何もしない人。(中略)
最後に③。一歩間違えば、出しゃばりにもなりかねませんが、この③のタイプの人だけが、プロになれる資格を持っています。


・マンガは願望実現に最適(中略)

最近の若い経営者は、子どもの頃から今に至るまで、マンガを読むことで、読書習慣を身につけている人が多いものです。


・専門書や実用書(中略)

こういった本を読む目的は、自分の仕事でのプレゼンの資料作りであったり、専門知識を蓄積・アップデートするためです。税務会計系の仕事の方なら、税務会計関連の専門書。IT関係の方なら、IT関連の専門書。


・自分で書店に足を運んで、自分の目で探して、「これが宝物だ」とひらめいた本を買うのが基本


・お子さん、そして部下にとって、ご両親、そして上司からの“無償の信頼”は、その後の成長を決定的に決める重要なファクターです。


・マイナス思考も、確信によって起こっているものですから、確信を変えるには「かも」で変えていけばいいのです。
※できるかも


・不安や恐怖は、行動(=出力)によってしか乗り越えることはできません。(中略)どんどん失敗を経験させる。失敗して、恐怖を持った時に、「その恐怖は、実は大したことではなんだよ」と教えてあげて、もう一度、子どもたちにチャレンジさせてあげる


・本との出合いも、人との出会いと同じ(中略)

必死に生きている人の前には、必要な時に、必要な人間が必ず目の前にあわられます。それと同じことで、必死に生きている人の前には、必要な時に、必要な本があらわれるのです。


・書店の棚というのは、その時代の空気を如実に反映しているものです。書店のベストセラーの棚を眺めることで、その時代の空気を如実に知ることができます。


・私は基本的に、ベストセラーになっている本は読みません。なぜなら、情報というのは、みんなが知らなければ、知らない情報にこそ価値があるからです。みんが知らない情報にアクセスできた人間こそ、勝者になりえるのです。だからこそ私は、みんながあまり注目しないだろう奥の本棚に集中して、本を選ぶようにしています。あまり売れていない本の棚こそ、宝の宝庫なのです。


・何か左脳を使う作業をしたら、直感的に右脳を刺激する(単純)作業をやってみる。そうして、左脳を休ませておきながら、さらに、左脳で行う作業の成果・効率を上げるひらめきを生み出すことを意識して、左脳と右脳をキャッチボールさせるのです。上達のコツは、常に脳のコンディションを意識し、脳を最適な状態でフル活用し続けることです。


●書籍『エジソン脳をつくる「脳活」読書術』より
西田 文郎 著
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