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北野 充 氏 書籍『ツイッター時代の個人「発信」力』より

このページは、書籍『ツイッター時代の個人「発信」力』(北野 充 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「個人としての発信」を高めるためには、

●どのような場で発信するのか、どのようなメディアを使うのか(発信のやり方)
●どのようなメッセージを発信するのか(発信の中身)
●自分の立ち位置をどこにおいて発信を行うのか(発信する自分)


・この本は、発信というアウトプットに焦点を当てた本です。


・『人を動かす』(創元社)。デール・カーネギーの名著です。この本が最初に一九三六年に出版されたときの初版部数は、わずか五〇〇〇部だったそうです。


・発信の四つのタイプ(中略)

まず、二つの軸を考えます。一つは、発信の中身として、自分の日常の仕事に関係あるものと(仕事関連型)、そうでないもの(プライベート型)。


もう一つは、発信の方法として、身近な周辺への発信なのか(近距離型)、なんらかのメディアを用いて自分から離れた大勢の人にも届くような形で発信するか(遠距離型)の軸です。(中略)


 ●仕事関連の発信 近距離への発信

   ------ 仕事の中での発信型


 ●仕事関連の発信 遠距離への発信

   ------ 仕事をもとに外部への発信型


 ●プレイベートの発信 近距離への発信

   ------ 趣味型


 ●プレイベートの発信 遠距離への発信

   ------ 「もう1つの自分」展開型

・「仕事をもとに外部への発信」型
~仕事の知見を生かして広い層に自分の考えを(中略)

このタイプの発信で得られるものとして考えられるのは、次のようなものです。

●仕事の知見を生かしつつ一般的に運用する考えの追及・提示
●世の中の広い層へのアピール
●自分の能力の深化・拡大


・発信には「内的な意味」と「外的な意味」がある(中略)

内的な意味とは、自己表現という個人の内的な願望・欲求の充足です。(中略)自分の中にあるものを外に出し、形にして示し、表現したいという願望です。


一方、外的な意味とは、まわりと関わるなかで得られる価値です。まわりとつながり、まわりに影響を与え、そして、ひいては、世の中の進歩や向上の一翼を担いたいという願望です。


・インプット・アプトプット・アウトカムでとらえる方法

勉強 インプット

発信 アウトプット

自己実現 まわりとの関わり 自分の成長 自己アピール 収入(世の名で評価されれば) アウトカム


・インプットの量を増やすことにより、アプトプットの質を高めることができる(中略)


立花隆氏は、名著『「知」のソフトウェア』(講談社現代新書)の中で次のように述べていますが、これはこうした側面に着目して言っているものです。


「インプット量とアプトプット量の比は、物質的生産であれば、小さければ小さいほどよい。それは原材料がいかに無駄にならず有効利用されたかを示す尺度だからである。しかし、知的生産においては、この比は大きければ大きいほどよい。・・・・・・この比が大きいということは、作品に込められた情報のベースが大きいということを示すのである。絶えざるインプットによって蓄積され形成された豊かな個性的知的世界こそが、よきアウトプットの土壌である」


・ゼロサム・ゲームとは、「参加者の得点と失点の合計はゼロ」と決まっていて、相手が得点を挙げれば自分が失点をするという世界。ノン・ゼロサム・ゲームとは、その反対に、相手が得をしたからといって自分が損をするとは限らない、双方が共に得をすることがありうるという世界です。


・情報のインプットのやり方は、次の三通りあります。

●読むことから
●人の話を聞くことから
●自分で体を動かして体験することから


・自分のフレームワークを作る5つのノウハウ

第一のノウハウ 重要な事項を絞り込む(中略)

第二のノウハウ 分類する(中略)

第三のノウハウ 関係を整理する(中略)

第四のノウハウ 時代区分をする(中略)

第五のノウハウ 因果関係を考える


・日本は、ブログ大国です。世界で発信されているブログの約三割が日本語のブログであると言われます。これは、日本の国内に活発な言論空間があることを指している


●書籍『ツイッター時代の個人「発信」力』より
北野 充 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年7月初版)
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