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河名 秀郎 氏 書籍『野菜の裏側』より

このページは、書籍『野菜の裏側~本当に安全でおいしい野菜の選び方』(河名 秀郎 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・自然栽培の野菜は緑が薄い(中略)

自然栽培は色が薄く、葉が小さいのが特徴


・自然栽培の野菜は枯れる(中略)腐らず枯れている


・野菜にまつわる10の誤解(中略)

①野菜を放っておけば、腐るのは当たり前だ
②有機野菜とは、無農薬でつくられた野菜だ
③有機野菜は生で食べても大丈夫
④ほうれん草などの葉物野菜は、色が濃いほうが体にいい
⑤虫がつくのは、安全な野菜の証拠
⑥野菜を育てるには、肥料が必要
⑦有機野菜は、環境にも体にもやさしい
⑧栄養バランスを考えて食べないといけない
⑨特別栽培・減農薬野菜は安全だ
⑩野菜は多くとれるほど体にいい


・自然農法 成田生産組合


・熊谷喜八さんとの出会い(中略)

喜八さんは「僕も無国籍料理という世界をはじめて手がけるのだから、立場は一緒。品目が安定しなくても構わない!一緒に成長していこう」とおっしゃってくださったのです。自然栽培や有機野菜の農産物を一般のレストランに卸すのは、うちがはじめてだったように思います。


・以前、イチゴ農家の方が「イチゴの表面をむいて食べている」という記事を読んだことがあります。農薬の害を一番知っているのは生産者なのです。


・野菜というのは、「日(太陽)」と「水」と「土」のエネルギーによって育つものです。野菜に限りません。地球上のすべての生命は、この「日」「水」「土」の恩恵を受けて生きているのです。


・葉物野菜の場合はとくに「色の淡いもの」を選ぶことが大切です。同じほうれん草でも、産地・生産者が違うものをよく見比べると、色の違いがあるものです。色の濃いものは硝酸性窒素が多いと考えられます。(中略)


仮に色の濃いものしか手に入らない場合は、決して生のまま食べずに、ゆがいてから食べましょう。ゆでることで、硝酸性窒素の半分ほどは流出されるようです。また、旬のものを選ぶということも大切です。

・肉とほうれん草のバターソテー、魚のムニエルにブロッコリーなどという組み合わせは、「ガンを呼ぶ食事」とさえいえると思います。(中略)肉を食べる場合は、とくに色の濃い野菜の付け合わせるのは避けることです。


・虫が来るのは硝酸性窒素のせい

よく有機野菜の人たちが「虫が食うほど俺の野菜はうまい」といいます。しかし一般栽培の大根だって、農薬を使わなければ虫だらけになってしまうのです。実際にはうまい、まずいは味覚・感性の問題であって、虫が来る来ないとは関係ないのです。(中略)


私たちは野菜を食べに来る虫を「害虫」と呼びますが、本当にそうでしょうか。虫は、多すぎる硝酸性窒素を食べに来るのです。つまり、自然界のバランスを崩す過剰な硝酸性窒素は存在してはいけないものとして、これを退治してくれているのです。そう考えると、害虫どころか必殺掃除人です。虫は私たちにとって、ありがたい存在でさえあるのです。


・遺伝子組み換え食品を知らず知らず口にしている!?(中略)

大豆を使う醤油や菜種を使う食用油では「任意表示」となっており、義務付けられているわけではありません。だから表示だけでは、遺伝子組み換え農産物が使われているかどうか、わからないのです。


・10日で腐る大根、3年以上腐らない大根


・キュウリの腐敗実験(中略)

結果には私自身もショックでした。いちばん早く腐ったのは、なんと「有機栽培」のキュウリだったのです。(中略)


「有機栽培」がいちばんに腐りはじめてしまい、ついで「一般栽培」でした。有機栽培はもちろんオーガニック認証をとったものです。(中略)


一般栽培のほうが薬品臭さが鼻につき、有機栽培のほうは糞尿のような、なんともいいがたい臭い。自然栽培はというと、決して不快ではない、かすかに漬け物の匂いがしました。


・納豆でも味噌でも、発酵したものはおいしく食べれます。ところが、腐ったものは食べれません。無理に口に入れたとしても、吐き出してしまうでしょう。私たちは何を食べればいいか、本当は「五感」でわかっているのです。腐りやすい野菜と腐りにくい野菜、どちらを選べばいいのか。答えはもう明らかだと思います。


・3年前、私にとって大きな出会いがありました。自然栽培でレモンやミカンなどを栽培している道法正徳さんのと出会いです。(中略)


道法さんのせん定方法は、この「常識」を覆す方法なのです。立ち枝を切らず、上に伸びるように育てるのです。(中略)


まず皮がむきづらいのです。(中略)皮と実がバランスよく成長している証です。食べてみてまたビックリ。甘く、酸味がよく、しっかりした味です。皮をむくのは大変だけど、中の袋(じょうのう)はとろけるほど薄いのです。それまでもおいしいミカンは食べたことありますが、ここまで味が濃く、これほど感動したミカンはありませんでした。


・1日30品目にこだわる必要はない(中略)

日本人なら米と味噌汁と漬け物を基本に、おかずをつけるという原点があるわけです。ご飯と味噌汁をベースに据えて、そこさえ大切にすれば、あとはそこに旬のもの。食べたいものを取り入れていけばそれでいいのです。


・葉物野菜については先ほど述べたように「色」が決め手となります。そのほかの野菜は「重さ」を基準に選んでください。手にとってみて、ずっしり重い、そんな野菜がいい野菜です。


・自然栽培では、必ず原因と結果をセットにして考えます。ある結果が出るとき、そこには必ず原因があるのです。虫がついて生産者が苦しむのはなぜかといえば、肥料を使うからだし、農薬を使うから土が弱るのです。

・一度、自然栽培の米を切らしたときに、ほかの米を食べ、その違いに驚いたそうです。「五感」が研ぎ澄まされている証拠だと思います。


・本当に安全でおいしい野菜の選び方(中略)

野菜を選ぶポイント1  緑が薄い!(中略)
野菜を選ぶポイント2  均等がとれて美しい(中略)
野菜を選ぶポイント3  ずっしりと重い!(中略)
野菜を選ぶポイント4  ゆでると色が鮮やかになる(中略)
野菜を選ぶポイント5  きめが細かくて肌が美しい(中略)
野菜を選ぶポイント6  野菜本来の味がする


●書籍『野菜の裏側~本当に安全でおいしい野菜の選び方』より
河名 秀郎 著
東洋経済新報社 (2010年9月初版)
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参考:著者 河名 秀郎さんの会社
ナチュラル・ハーモニー
http://www.naturalharmony.co.jp/