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池田 貴将 氏 書籍『未来記憶』より

このページは、書籍『未来記憶~イメージする力が結果を呼び込む』(池田 貴将 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・多くの人は苦しい努力をしなければものごとは達成できない、そして達成できなければ自分は幸せになれないと誤解しています。けれども、目標を達成し続けている人のほとんどは、「苦しい」と感じることなく、ラクな気持ちのまま達成しているのです。


・未来記憶というのは、(中略)その行動をしたらこの先の未来にどんなことが起こるのか、どんな自分になれるのか------という、その行動の先にある未来のイメージのことをいいます。


・成功者が卓越しているのは努力や行動力ではありません。彼らが卓越しているのは成功するまで行動する努力を「楽しむ力」なのです。(中略)


種をまいて花が咲くまでのあいだ、「続ける」ことを努力と呼ぶのであって、いやなこと、つらいことをひたすら耐えてがんばることが「努力」ではないのです。


・「先延ばし」の解決方法------「未来記憶を使って先延ばしにしていたことをすぐにやり、結果を出すメソッド」をお伝えしておきます。


・意味づけは、3つの記憶からできている


   過去記憶 

     例  あのとき「○○」と言われた
         あのとき「××」なことがあった


   現在記憶

     例  今ほかに○○もやらなきゃ
         これがおわったら・・・・・・
         ○時までに△△しなきゃ

   未来記憶

     例   いつか○○したい・・・・・・ 
         ○○になったらいいなあ
         これを続けていると○○になってしまうなあ(中略)


たとえば、「家」を思い浮かべてください------と言われたときに、皆さんはどんな家を思い浮かべるでしょうか?(中略)


じつは、この質問を投げかけると、8割の方が昔住んでいた家のことを考えます。残りの2割近くの方は今住んでいる家を思い描き、将来住みたい家を思い浮かべる方は圧倒的に少ないようです。(中略)


どの記憶を使ってイメージするかを決めるのは、「過去記憶」「現在記憶」「未来記憶」の3つのうち、もっとも多くの割合が占める記憶であるということです。(中略)


記憶は「質」より「量」なので、新しかろうが古かろうが、味わった回数の多い感情を思い出してしまうものなのです。


・とくに、ストレスを感じやすい人ほど過去記憶でいっぱいで、次に現在記憶、そして未来記憶はほとんどないという状態になっています。


・「ダイエット=苦しい」という意味づけから、「ダイエット=雑誌のモデルになれる第一歩」という意味づけに変えた


・未来記憶を作るときに忘れてはいけないのは、「感情が動くまで作り続ける」ことです。


・自己啓発の祖といわれるナポレオン・ヒルの著書『成功哲学』(きこ書房)によれば、「人は何回チャンレンジしたらあきらめるか」という調査を3万人の男女にしたところ、なんと平均で1回以下という驚くべき結果が出たとあります。つまり、ほとんどの人はチャンレンジする前にあきらめているということになります。


・アンノニー・ロビンズは言っています。「人がとっている行動を作っているのはその人の思考ではなく、その人の感情である」------と。行動を決定するのはその人の能力でもなければ、意思や思考でもない。その人の感情の状態です。


・目標を達成できない人は、目標を立てる時点で、間違った「思い込み」を持ってしまっている


・目標達成を邪魔している「勘違い」は5つあります。

◆勘違い1・目標は「未来」を変えるもの(中略)

目標を立てる理由は、目指す未来を実現するために、今どう行動したらいいのかを明確にするためです。(中略)


つまり、「未来」を変えるのは「今」の行動です。ですから目標とは、遠い未来だけではなく「今」を変えるものであるべきなのです。正しく目標が立てられているかどうかは、その内容によって決まるのではありません。目標を立てたあとの行動が「どれだけ変わったか」によって決まるのです。(中略)


◆勘違い2・目標を「できるかどうか」で決める(中略)

目標とは、もしそれが達成できなかったとしても、「今」の言動を変え、確実に自分を成長させてくれるものであるべきなのです。(中略)


◆勘違い3・目標達成ができない自分はダメだ(中略)

人生の目標は、何を達成するかではなく、どんな人に成長するかです。(中略)


目標とは、「成長すべき自分の姿」を明確にするための手段です。


◆勘違い4・達成するまで、目標は変えてはいけない(中略)

違う世界が見えているのに、まだ前の目標にこだわっている理由はどこにあるんだい?より魅力的な質の高い世界が見えたら、そに目標をシフトしなければならないんだ。もっとあなたを成長させてくれる目標にシフトすることが大事なんだ


◆勘違い5・期限は「締め切り」だ(中略)

期限を決める理由は「どのくらいのスピードで成長するのかを自分で確認するため」だけにあるのです。


・2倍速く達成できる目標の立て方(中略)

達成しやすい目標を立てるために大切なのは、この5つです。

1、目標の価値は「今」をどれだけ変えられるかで決まる
2、目標は「取り込むこと自体に価値がある」ものを選ぶ
3、目標とはどんな自分に成長したいかを明確にする手段である
4、目標とはつねにバーションアップするものである
5、目標の期限は、自分の「成長速度」を決めるだめのものである。


・なぜ多くの人は継続が苦手なのでしょうか?それは、「飽きる」からです。(中略)飽きていることを続けることに力を注ぐのではなく、飽きないようにすることに力を注ぐべきなのです。


・人が行動を起こしやすくなる感情には、大きく分けて2つあります。1つは「痛みから逃げたい」というものです。ストレスや不安、劣等感や後悔というマイナスの感情や、財産を失うことや、馬鹿にされるなどの出来事を避けるための感情です。


もう1つは「快感に向かっていきたい」というものです。ほめられたい、認められたい。1位になりたい、やせたいなどの、喜びにつながるための感情です。(中略)


ラクに結果を出している人は「夢をかなえたい」というように後者を原動力にしています。


・無意識をつかさどっている「感情」には、2つの役割があります。1つは(中略)行動力の源、いわゆるモチベーションとしての役割です。(中略)


そしてもう1つの大切な役割とは、「シグナル」です。(中略)「なんとなく、やりたくない気分だな」という感情は、「方法を変えなさい」という合図を出しているということです。


・計画とは本来、そのとおりにいかずにズレてしまうもの。むしろ、計画を立てる本当の目的とは、「現実とのズレを作るため」なのです。(中略)計画とは、現実とのずれ、つまりギャップを測り、そこを埋めるための計測器のようなものです。


・計画からズレたということは、「学び、成長するチャンスがやってきた」という合図なのです。ですから、計画からズレればズレただけ、私たちは学ぶチャンスを頻繁に得ることができます。


・ウォルト・ディズニーはドリーマー(夢想家)、クリスティック(批評家)、リアリスト(現実主義者)という3種類の人格を使い分けていたといいます。(中略)


大きな結果を出すためのDCRサイクル

Dreamer(夢想家)  こんなことがやりたい!

 ↓

Critoc(批評家)  これがダメだったらどうする?
            問題点がある
            こんなリスクがある

 ↓

Realist(現実主義者)  どうやってコストを下げるか?
               誰の力を借りるのか?


・1日の長さは変わらなくても、24時間の質を高めることはできる


・「ヒ-ローズ・ジャーニー」(中略)そのストーリー展開とは以下のようなものです。

  ステージ1 「天命」------使命が降りてくる
  ステージ2 「旅立ち」------不慣れな旅に出る
  ステージ3 「境界線」------スキル成長で問題解決力がつく
  ステージ4 「師匠(メンター)」------本当のあなたをを教えてくれる人に出会う
  ステージ5 「デーモン」------宿敵に負け、人間力のないスキルは付け焼刃だと気づく
  ステージ6 「変容」------スキルではない本当の自分の力が身につく
  ステージ7 「課題終了」------デーモンを倒し、目的をはたす
  ステージ8 「帰還」------成長して故郷に帰る


・人生の質を決めるのは「結果」ではなく、どう生きたか(中略)

どんな結果を手に入れたかではなく、どんなふうに生きてきたかが人生の質を決めるのでないでしょうか。


●書籍『未来記憶~イメージする力が結果を呼び込む』より
池田 貴将 著
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