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金 哲彦 氏 書籍『からだが変わる体幹ウォーキング』より

このページは、書籍『からだが変わる体幹ウォーキング』(金 哲彦 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・正しい歩き方の基本は、、腕や脚に頼るのではなく、「体幹」を使うことなのです。これは、正しい走り方にも共通しています。簡単に言えば、体幹というのは身体の胴体部分のこと。ここには、歩いたり走ったりする際にポイントとなる背中、お腹、お尻などの筋肉、骨盤があります。


・よく、靴底の減る部分にかたよりのある人を見かけますが、こういう人は歩き方だけが悪いわけではありません。その原因としては、骨盤が少しよじれているなど、立っているときからすでに身体のバランスを崩していることが多いのです。


・猫背の人は、背筋や腹筋が弱いことが多く、骨盤が後傾し重心も後ろにかたよってしまいがちです。逆に、そっくり返った姿勢の人は、腹筋の上部が弱いことが主な原因ですが、背筋から腰にかけての筋肉が常に緊張している状態になりますので、腰痛が起きやすいといったことがあります。


・正しく立つための三つのポイント

①丹田

二足歩行をしているときの重心となる部分。東洋医学のツボの一つで、おへそから4~5センチくらい下の辺り。重心を安定させるには、この丹田を意識。


②肩甲骨

背中側の肩の下辺りにある、三角形をした大きな骨。背中の中心に向かって、左右の肩甲骨を軽く引き寄せることが大切。これによって、歩きの動き出し方がスムーズになり、呼吸もラクになる。


③骨盤

仙骨や腸骨といった腰周辺の骨の総称。上半身と下半身の動きをつなぐ役目を果たしている。肩甲骨で始まった動きは、骨盤を通じて下半身に伝わるため、骨盤がスムースに動くことが大切。


・背中全体のストレッチ

膝を軽く曲げ、身体の前で手を組み、背中を丸めて肩をできるだけ前に出す。この姿勢を10秒程度キープ。広背筋が伸びにくくなるので、手のひらは内側に。


・モデル歩きは(中略)「身体に一本の軸をもち、きちんと胸を開き、骨盤をしっかり動かして歩いている」という点で、まさしく正しい歩き方なのです。(中略)


ただし一点、モデル歩きが一般的な正しい歩き方と違う点があります。それは、脚を極端に交差させ、両足が常に交差して進むということです。


・人間が前に進む動きは、最初にどこから力が発生すると思いますか?「脚から」と答える人が大半かもしれませんが、じつは上半身なのです。とくに肩甲骨の動きが重要で、その動きを促すために肘を後ろに引きようにします。

ですから、歩き出しの段階で意識すべきなのは、まず背中ということになります。まず脚が出て、それに腕がついてくるのではありません。


・正しい歩き方のためのポイントは、次の三つです。

①肩甲骨を動かすための「腕振り」
②ラクに大きなパワーを引き出す「骨盤」
③丹田を意識した重心移動のなめらかな「着地」


・目線ですが、歩いているときはいつも、一〇メートルほど先を見るようにしましょう。(中略)次につま先の向きです。(中略)つま先はできるだけ正面に向けてください


・靴を選ぶ

●試し履きは夕方に。
●両足とも必ずひもを通して足を入れ、かかとのほうに足を詰め、つま先に少し余裕のあるものを選ぶ。
●足先、足の幅、甲の厚みなど、窮屈でないか。くるぶしが当たっていないか。
●数歩でも実際に歩いてみる。


・汗をかくのがやせる近道と思っているかもしれませんが、汗の量は脂肪燃焼とは関係ありません。


・歩く時間帯は、ダイエットのためなら、血糖値が低く、脂肪が燃えやすい朝がいいでしょう。


・「エスカレータのほうがラクだ」と思う皆さんに対して、私は「健康になる機会を失うので損だ」と思います。


●書籍『からだが変わる体幹ウォーキング』より
金 哲彦 著
平凡社 (2009年5月初版)
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