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吉田 新一郎 氏 書籍『「読む力」はこうしてつける』より

このページは、書籍『「読む力」はこうしてつける』(吉田 新一郎 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「優れた読み手が使っている方法」は、以下の七つです。

①自分や、他の読み物や、世界とのつながりを見いだす。
②イメージを描き出す。
③質問をする。
④著者が書いていないことを考える(つまり、行間を読む)。
⑤何が大切かを見極め、他の人に説明する。
⑥様々な情報を整理・統合して、自分なりの解釈や活かし方を考える。
⑦自らの理解をチェックし、修正する。


・読むことで自分がもった反応や感想こそを出発点にしてほしい(中略)大切なのは、権威者の行った解釈が何を言っているかではなく、一人ひとりの読者が何を考えたのかということです。


作者の意図も、専門家の解釈もほかにたくさん存在し得る多様な読み取り方のほんの一つでしかありません


・聞いたことは忘れる。見たことは覚える。したことは分かる。発見したことは(見つけたこと)はできる(中略)

老子の言ったのは前の三つだけで、最後の「発見したことははできる」はのちに誰かが付け加えたものだそうです。


・することによって異なる記憶に残る割合

聞いた時は 10%   話し合った時は 40%
見た時は 15%   体験した時は 80%
聞いて見た時は 20%   教えた時は 90%


・学びの原則

①人は皆、常に学んでいる。(中略)
②安心して学べること(中略)
③積極的に参加できること。(中略)
④意味のある内容/中身を扱うこと(身近に感じられること)。(中略)
⑤選択できること。(中略)
⑥十分な時間があること。(中略)
⑦協力しあえること。(中略)
⑧振り返りとフィールドバックがあること。(中略)
⑨互いに讃えあうこと、教える機会を提供させること。


・「修正する」、「批判的に読む」、「自分にあった本を選ぶ」、そして「反応する」の四つが含まれます。


・優れた読み手は、読んでいる最中はもちろん、読み終わったあとでもイメージを描いている(それを、ほかの読み手と共有したくもなる)。


・文字のない絵本は、描かれている絵だけで読者がストーリーを読むようできているので、推測するレッスンには最も適していると言えます。


・要約を書く時のポイントを三つ紹介します。

●読んだ中から大切な点を選び出す。
●短くする。
●自分の言葉で書く。


・本を好きになるためには、自分にあった本(テーマもレベルも)にたくさん出合って読むことです。


●書籍『「読む力」はこうしてつける』より
吉田 新一郎 著
新評論 (2010年11月初版)
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