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太期 健三郎 氏 書籍『ビジネス思考が身につく本』より

このページは、書籍『ビジネス思考が身につく本』(太期 健三郎 著、明日香出版社)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「わかる」と「できる」は違います。両者の間には大きな隔たりがあります。「知識として理解する」=「わかる」の後、「実戦で使える」=「できる」ようになるための方法、コツをマスターします。


・多くのビジネス思考は、考えるべき視点、枠組みがMECEになっています。MECE(ミーシーもしくはミッシーと読み、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略):コンサルティングファームのマッキンゼーが考えた思考法で直訳すると、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉である。簡単に言えば、「モレなくダブリなく」ということ。


・問題解決は通常、以下の五つのステップによって行います。

①課題の特定
②問題の特定
③原因の分析→原因の特定
④解決策の立案
⑤解決策の実行(中略)


課題の特定(課題の発見) What? ●あるべき姿(解決された状態)は何か?●その目的は何か?


問題の特定 Where? ● 「現状」と「あるべき姿」の間のどこに差異があるのか?


原因の分析 Why? ●なぜその差異が生じているのか?●真因の特定


解決策の立案 How? ●その問題をどのように解決するのか?●解決策の評価


解決策の実行 Do! ●解決策を実行する


・問題を解決するためには、二つの思考法が必要です。

ひとつはクリエイティブ・シンキング(創造的思考)、もうひとつはロジカル・シンキング(論理的思考)です。どちらも問題解決には必要で、場面やプロセスで使い分けるものです。


・プロコン・リスト(比較一覧分析)(中略)

どちらも甲乙捨てがたく、決められない場合、どのように決めればいいでしょうか?このような時、比較一覧表を作って、項目別に長所・短所などどを整理し、比較分析し、決定するという方法が便利です。


一番目のポイントは比較する「項目」に重大な見落としをしないことです。(中略)二番目のポイントは、1人だけで考えないということです。一人よりは二人、二人よりは三人で考えたほうがいい


・プロコン・リストとは、長所-短所、メリット-デメリット、良いこと-悪いこと、などを一覧にし、分析すること


・「選ぶことは捨てること」。何かを選ぶために、他の何かを捨てることが大切。(中略)

(※迷ったときは)


●本当にあなたがやらなければいけないことですか?誰かに頼んだり、任せたりすることはできませんか?(中略)

●もし、それをやらなかったとすると、どんなことが起きますか?


・「暗黙知」と「形式知」

①暗黙知とは

言葉や図式として表現することが難しい知識を言います。(中略)訓練と経験によって蓄積される「職人技」も「暗黙知」です。


②形式知とは

暗黙知の対義語で、明確に言語化された知識を言います。形式知の一般的な例は、作業手順書、マニュアルです。


・物事を数字で捉えるコツ(中略)

①いつも「それって、どれくらい?」と考える(中略)
②数字の正確な定義を知る(中略)
③「額」と「率」の両面から捉える(中略)
④比較する(例:時系列で比較する、他と比較する)(中略)
⑤ビジュアルとして捉える


・似ているけど役割が違う
リーダーとマネージャー(中略)

リーダー:目標達成、変革のために、組織を推し進める人
マネージャー:ルール(規律)に従って、効果的に組織を運営する人


・あらゆるモノを評価できる三つの視点
QCT(中略)

Q : Quality 品質
C : Cost コスト(費用、価格)
T : Time 時間(納期、スピード)(中略)

QCTとは、「商品」、「サービス」を評価する時に便利なチェック項目


●書籍『仕事が10倍速くなる ビジネス思考が身につく本』より
太期 健三郎 著
明日香出版社 (2009年2月初版)
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