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江藤 真規 氏 書籍『勉強ができる子の育て方』より

このページは、書籍『勉強ができる子の育て方』(江藤 真規 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「学ぶ」と「勉強する」は本来きわめて近い意味なのに、「勉強」になると途端、無理やりやらされるのもの、つまらないもの、というイメージに変わってしまうのです。「学ぶこと」とは、新しいことを知ること、すなわち楽しいこと。そこに「自分の好きなものを」「自分の自由で」という要素が絡んでいるから、「好き」と言えるのかもしれません。


・ゴール:子どもの自立(中略)

子育てとは、自立した人間を育てること


・勉強させたければ、まずは接し方を変えてみる(中略)

子どもを動かすためには、無理やりであってはいけないのです。あくまで子ども自身が自分から動こうとする気持ちがないと続けないのです。子どもを変えたいのであれば、まずは自分が変わること。


・いくら自分の子どもといえでも、力ずくで動かすことは絶対にできません。まずは自分が変わることなのです。


・「勝ちたい!」がやる気につながる(中略)

家で勉強するときも、何かにつけて競争を意識していました。

●時間との競争
何分で一枚の計算用紙が解けるか、時間を計ります。

●自分との競争
算数のプリントを解く時間をストップウォッチで秒単位まで正確に計ります。それを毎日記録していくと、だんだんその時間が縮まってくるのがわかります。

●母との競争
私は常に子どもたちの競争相手でした。


・自信を持たせる三つの方法

「あなたは、どう思うの?」(中略)意見を求められていることに喜びを感じ、それが自信にもつながっていきます。(中略)


もう一つ、(中略)成果の「見える化」です。(中略)たとえば、「やることリスト」を壁に貼っておき、やり終えるためにお気に入りのシールを貼っていく。自分がどれだけやってきたのかが一目瞭然になる。(中略)


また、子どもが小さかった頃の話を聞かせるのも、自信を持たせるためには効果的です。(中略)「○○ちゃんはね、小さかった頃、パズルの天才だったんだよ。小さいときから考える力があって、集中力もすごかったの」


・子どもに決めさせる(中略)そうは言っても、「あなたはどう思う?」と聞いたところで、「わからない」という答えが返ってくることも多々あります。その場合には、答えやすいように質問を変えてみましょう。たとえば、「じゃあ、これとあれとでは、どちらがいいと思う?」と二者択一にします。


・勉強は最優先ですが、その勉強をやりながら、他のやりたいことをどのように組み入れていくか。そのような発想に変えていけば、子どもは時間をうまくやりくりするようになります。(中略)


「やっていけない」という発想ではなく、「どうやって時間を使うか」というタイムマネジメント的発想が必要なのです。(中略)


一つをとるために他を排除するではなく、一つをとるために、他をいかにうまくやりくりしていくか。


・中学・高校・大学の勉強も同じです。徐々に階段を上げていく。(中略)「難易度の高い参考書」「最高の問題集」を与えたくなってしまいますが、それでは「できない」と嫌いになってしまっては終わりです。子どもの成長には「低い階段をたくさん用意すること」が大切なのです。


・勉強習慣を作る七つの秘訣(中略)

①食卓で勉強する(中略)

②空気を作る(中略)勉強開始の時間になったら、●他の家族もいったんテレビを切る ●それまでに食卓を片づけて、すぐに勉強できるようにしておく(中略)

③仕切りをつける

学校での授業開始時には「起立、気をつけ、礼、着席」と号令をかけます。これは先生への敬意を示すためのものですは、この「仕切り」が、休み時間から授業へと気持ちを切り替えることにも役立っています。(中略)


タイマーや目覚まし時計などを使うこともできます。耳から入ってくる音は、反射を促すのにかなり効果的なのです。

④やることリストを貼る(中略)

たとえば、カレンダー式の「家庭学習のタイムテーブル」を作り、そこにやることをどんどん書いていきます。(中略)

⑤三十分で区切る(中略)

自分の持ち時間を短く区切ることによって、一日によりたくさんの行動を起こすことができるからです。(中略)

⑥親が一方的に決めない(中略)

⑦一日の分量は「足りない」程度にする(中略)

子どもにとっては、「まだまだできるのに」という気持ちが「自分はできる」という自信になり、「もっとやりたい」という気持ちにつながっていきます。


・間違っていても直さない

自分がやったことを目の前で「それ違うよ」と言われてしまったら、私たち大人だっていい気持ちはしません。負けん気の強いタイプの子どもは、上から押さえつけないで、「あれ、本の答えと違うね。どうしてだろう?」と、子ども自身に考えさせると効果的です。


●書籍『勉強ができる子の育て方』より
江藤 真規 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009年3月初版)
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