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小林 公夫 氏 書籍『中学受験に合格する子の親がしていること』より

このページは、書籍『中学受験に合格する子の親がしていること』(小林 公夫 著、PHP研究所 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「放任でも過干渉でもない、“援助のまなざし”」が、子どもを合格に導く親に共通している


・子どもを合格させる親、六つの鉄則

一 褒めるだけでなく、驚く
二 親が生徒になり聞き役に徹する
三 間違いの原因を子どもと一緒に熟考し、一緒に調べ物をする
四 バーチャル体験ではなく、現実の生きた学習を子どもに体験させる
五 家庭内で子どもの仕事・役割をきっちりと与える
六 食事、睡眠、タイムスケジュールをしっかりサポートする


・理数系の芽を育んだ電子工作


・工作キット


・学校の先生方に顔を覚えてもらう方法として、Uさんは“手紙”という古典的なツールも有効に活用しました。説明会などでその話に感銘を受けた学校長に宛てて、「第一志望校ではありませんが、お話に大変感銘を受けました」と率直な気持ちを手紙で伝えたのです。


・『学校を退学させる方は、どのくらいおられますか』とか、『もし、いじめが発覚した場合、どのような対応をとられますか』というような、保護者にとって最も関心があり、なおかつ相手が答えにくい質問をします。


学校側が答えを準備していないような質問を投げかけると、相手の先生、これはたいてい副校長である場合が多いのですが、仮面を被らない素の反応が見られる


・キャッチボ-ル、卓球、ブランコでストレス発散(中略)

勉強が行く詰まった時には、「キャッチボールをしよう!」と声をかけたり、ダイニングテーブルを卓球台に見立てて打ち合いをしたりすることで、気分転換を図るようにしていた


・合格させる親は「子どもが自主的に勉強できるように手を差し伸べる親」であり、親が必死に勉強を教えたり強要することはむしろ逆効果


・わからないことや疑問に感じたことは、すぐに調べる。この習慣が早くから身についている子どもは、自主的に学習を進めていきますし、それにより興味の幅もどんどん広がります。


・各科目別対策法 算数(中略)

プロセスを大切にすれば、算数のセンスが育つ(中略)

家庭では往々にして答えが○か×に目がいってしまいがちですが、子どもがどう考えを進め、その答えに辿り着いたのか、そこに目を向けることが、算数の学習では最も重要な部分です。


・各科目別対策法 国語(中略)

著作が出やすい作家は誰?(中略)

作家によっては、入試問題に出題された本を問題集や参考書に引用されることに協力的でない方もいらっしゃいます。そのため、出版社が赤本をはじめとした過去問題集を作る際には、そのような作家の文章はカットせざるを得ません。(中略)


こうした背景から著作の引用が増えている代表的な作家は、重松清、外山滋比古などです。(中略)


他には、村上陽一郎、福田和也、金田一春彦、内田樹、河合隼雄、森本哲郎、池田清彦、日高敏隆、茂木健一郎などの作品もよく採用されます。


・母親のマシンガントークは伝達能力の成長を拒む(中略)

子どもの言葉が足らなかったのは、単に母親が話す機会を与えていないことからくる経験不足によるものでしたが、その母親は自分と比べ子どもがあまりにも言葉が少ないので、「この子は頭の回転が鈍いのではないか」と不安になり、悪循環に陥っていました。


・「理科」と一口に言っても「物理」「化学」「生物」「地学」と分野が分かれ、いずれも偏ってはいけない


・社会科は「地理」「歴史」「公民」と分野が分かれおり扱う範囲も幅広く


・各科目別対策法 社会(中略)

社会科の出題傾向で特徴的なことは、時事問題に関連する出題が多くなってきているということです。たとえば、二〇一〇年中学入試問題で一番多かったテーマは「政権交代」でした。


・各科目別対策法 社会(中略)


時事問題が多く出題される傾向は共通していても、関東と関西では出題傾向に大きな違いがあるそうです。たとえば、東の難関、麻布中学と西の難関、東大寺学園中学を比べると、麻布中学では長文の資料を読んで小論文をまとめる論述問題が重視されていますが、東大寺学園中学では論述問題はまったく出題されません。関西では論述を出題する学校も皆無ではありませんが、五〇字程度でまとめるものが多く、小学生の段階で論述の力を本格的に問うものはあまりありません。


・社会科を勉強するときのポイント(中略)

個々の時代だけを問うような問題は少なく、社会の変化や海外との貿易・外交について時代の流れを追いながら、最終的に各時代の特色を問うような出題が多いのです。


そこで、古代から近代への流れを全体的に整理して、各時代のキーワードになる事柄や人名を頭に入れていくという勉強法が基本になるのです。


地理も同様で、出題頻度が高いテーマには食料自給率や農作物の生産地などがあげられます。その中で、各地域の特徴を表すキーワードとして「カルデラ」や「やませ」などがよく出題されます。(中略)


「『カルデラ』は主に阿蘇山のカルデラ(くぼ地)で牧畜を行っている実例としてあげられることが多く、九州地方の産業を特徴を説明する言葉です。『やませ』は、初夏に吹く、冷たく湿った北風風で、主に東北地方の米作に冷害をもたらすものとして取り上げられます」と小河原氏。


・間違えた原因をきちんと突き止めることが重要なのです。問題の読み間違え、知識を忘れていた、漢字を間違って覚えていた、選択肢の要素を読み落としていたなど、間違える原因はさまざまです。


・中学受験に必須な五つの能力因子(中略)

推理能力、比較能力、集合能力、整理・要約能力、、直観的着眼能力の五つです。


●書籍『中学受験に合格する子の親がしていること』より
小林 公夫 著
PHP研究所 (2010年6月初版)
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