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向谷 匡史 氏 書籍『会話は「最初のひと言」が9割』より

このページは、書籍『会話は「最初のひと言」が9割』(向谷 匡史 著、光文社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・事前に考えていく話題は《天気、季節、場所》。なぜならこの三つは、どんな相手であっても「共通した話題」になり、空振りは絶対にないからだ。ポイントは「問いかけのニュアンス」で終わること。まず、《天気》。「今日は陽気がいいですね。このぶんなら桜の開花は例年より早いかもしれませんね」


・「教えてください」はまさに“必殺言葉”になるのだが、初対面でいきなり口にするのはリスキーなので要注意。(中略)「実は、この夏休みに子供を釣りに連れてって行ってやろうと思っているんです。○○部長は釣りの権威とお聞き及びましておりますので、ぜひポイントなど教えていただこうと思っていました」


・「早めに社を出たのですが、途中で電車の車両事故がありまして・・・・・・」という説明では、「早めに社を出たのだから、私に落ち度はない。悪いのは車両事故である」と言っていることになるのだ。


・葬儀式場にて(中略)

「このたびはまとこにご愁傷さまでした。謹んでおくやみ申し上げます」というのが決まり文句。そっけなくとも、このひと言だけですませるのがマナーなのだ。


・接待の場にて(中略)

和室は床の間は上座で、応接室や会議室は出入り口から遠い奥が上座となる。タクシーに乗るときは、開いたドアから見て、後部座席の奥(運転手の後ろの席)が上座で、順に助手席のうしろ、後部座席の真ん中、そして助手席が一番の下座になる。またエレベーターに乗る場合は、上座から順番にエレベーター奥の左側、エレベーター奥の右側、スイッチ盤のない側の入口側、そして下座の一番のスイッチの前------デパートでエレベーターガールが立っている位置となる


・「上着を脱いでもいいでしょうか」(中略)

上着は勧められて脱ぐもんじゃないですか?(中略)つまり、「いいですか?」は丁寧のようでも、「私は脱ぎますよ」と伝えているのと同じなのである。


・「質問」が前提の取材でさえ、「なぜ、なぜ」の“訊く坊”は相手を不愉快にしてしまうのだ。まして、ビジネスで会う人は、なおさらなのである。


・四つ話して、六つ聞く(中略)

会話とは、双方による言葉のやりとりであって、ひとりが一方的に面白おかしくしゃべるのは「漫談」なのだ。


●書籍『会話は「最初のひと言」が9割』より
向谷 匡史 著
光文社 (2011年7月初版)
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