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小林 正観 氏 書籍『楽しい人生を生きる宇宙法則』(講談社 刊)より

このページは、書籍『楽しい人生を生きる宇宙法則』(小林 正観 著、講談社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・私のための設立された出版社が、浜松の弘園社と、東京の宝来社でした。本を広く売ることが目的ではないため、縁のある人にだけ届けばいい、という私の意向をふまえて、二社とも全国書店では売らず、直販だけでやってきたのです。


・<念を入れて生きる>(中略)“念”という文字を分解すると“今”の“心”と書いてあります。今、目の前にいる人、目の前にあることを大事にする心のこと。


・五戒とは、不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句の五つの言葉です。この五つを口にしないように戒めようというのが、私の唱える「五戒」です。


・「頼まれごとをする」「頼まれやすい人になる」とうのは庶民的な言い方ですが、それを哲学的な言い方にすると、「いかに喜ばれる存在になるか」ということになります。


・頼まれごとというのは、自分に出来ないことは来ませんから、頼まれごとは頼まれたらやる。でも、どうも単なる数合わせのようなものだったら、断ってもいい。


・私たちの人生は「全自動“選択”機」。(中略)この「全自動“選択”機」には「“感想”機」は付いていません。(中略)評価・評論しないこと。現象について気に入ったとか、気に入らないとか言わないこと。そういう評論をしないことが、人生をとても楽にします。(中略)


しかもこの「全自動“選択”機」には脱水機は付いている。「脱す意気」です。意気込んで何かをする、第一志望や第二志望にこだわって、それでなくてはならないと思う、そういう執着やこだわりというものを早く脱すること。それが、この「全自動“選択”機」に「脱す意気」が付いていることに意味でしょう。


・『般若心経』の一節に「遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)」という言葉があります、普通の人が考える幸や不幸、損や得というものが、神や仏からはまったく逆さまになっているように見える、ということです。そのような一切の執着を遠ざけよ、と釈迦は言っています。


・無敵というのは、敵を全部なぎ倒したら無敵なのか・・・・・・。いいえ、“敵が無い”ことが無敵なのです。争いにならない、争いに来た子を全部見方にしてしまうのが無敵なのです。


・大蔵教の中にある言葉だそうです。およそ次のような内容です。

今のあなたに、今の夫がちょうどいい。
今のあなたに、今の妻がちょうどいい。
今のあなたに、今の親がちょうどいい。
今のあなたに、今の子供がちょうどいい。
今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。
今のあなたに、今の友人がちょうどいい。
今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。
死ぬ日もあなたにちょうどいい。
すべてが、あなたにちょうどいい。


・「子供が喧嘩をし始めると、必ず怒鳴って大声を出してその二人の子供を制する、ということをずっとやってきたのですね」

「そうです」

「では、自分の目の前に解決すべき問題があったときに、怒鳴り、声を荒らげて、強い力で相手を自分の意のままにさせて解決するという方法論を、ずっと教え込んできたわけですね」

そのお母さんは、ハッとした顔をしました。

実は、子供の問題解決をするにあたってとっている態度というのは、親が身をもって示してきた手本のとおりなのです。(中略)


子供には言葉で伝えることはできません。手本になること、見本になること、自分の生きざま、生き方を背中で見せること、それしか子供を説得する方法はないのではないでしょうか。


・「悟り」とは、「受け入れる」こと。自分の思い通りにしよう、と思わないこと。受け入れれば人生の中に悩み、苦しみは全くなくなります。自分がどう生きるかだけに徹する。


・現象にプラス・マイナスはない。もともと現象はゼロである。ただ淡々と起きているだけである(中略)


基本的には(構造的には)、「不幸」という現象はなく、ただ自分がそう思っているだけです。これに気が付いたならば、私たちはかなり楽な人生を送ることができるように思います。嫌なこと・人・もの・現象があるわけではなく、「私」が勝手に決めている。


・好きか嫌いか、という判断基準のほかに、「人に喜ばれることを選ぶ」という選択肢があります。自分の好き嫌いではなく、人に喜ばれるように生きるということです。頼まれやすい人になって頼まれごとをひたすらやっていけば、喜ばれる存在でいられる。


・問題解決法には次の三通りの方法があります。

①目の前の人・物・現象を、自分の気に入るように作り変える。説得する。

②逃避。

③我慢・忍耐(中略)

このような方法の他に、四次元的解決方法というものがあります。それは、「気にしない」というものです。そのためにはボーッとすること。


・子供たちを毎日怒鳴りまくって大声を出してもぜんぜん言うことを聞かないんですけど、どうしたらいいでしょう、と、かすれ声で私に相談してきた人がいました。

私の答えは、

「では、小さな声でしゃべってみてください」


・善意を受け入れる(中略)

相手の人が「二人分を払いたい」「払うことで幸せな気持ちになれる」のなら、それは「貸し」とか「借り」とか言わず、受け入れてあげることが「やさしさ」であり「美しさ」であると思うのです。


・私は一つだけどうしても腹を立ててしまうことがあります。それは、戦争を起こした人たちに対してです。(中略)それは正しい怒りではないでしょうか。


私の考えは、その怒りことが戦争を起こしているんじゃないですか、ということです。戦争を起こしている人って、自分が間違っているって思ってないんですよね。正しい怒りであり、正しい憤りであり、正義の戦いだってみんな思っている人たちなんですね。で、その結果、戦争になる。


・通信や放送が発達したために、ほかの人がどのように生きているかがわかり始め、「比べること」があたり前になった。その結果、不幸という認識が広がった。他人と「比べること」が不幸の源かもしれない。


●書籍『楽しい人生を生きる宇宙法則』より
小林 正観 著
講談社 (2006年6月初版)
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