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石川 大雅 氏 書籍『できないことがなくなる技術』(中経出版 刊)より

このページは、書籍『できないことがなくなる技術』(石川 大雅 著、中経出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「ブレイン・コピーテクニック」とは、簡単に言うと、お手本になる人を見つけて、その人のマネをするだけです。具体的には、次の3つのステップを実践するだけで、誰でも簡単にできます。

ステップ1 一流の人を見つける
ステップ2 成功脳をコピーする
ステップ3 「トレース行動」で、望む成果が出続ける


・「ブレイン・コピーテクニック」と、従来から言われている「成功者のマネをする」とは、具体的にどのように違うのでしょうか?

大きく違うのは、次の3点です。

①成功者がやっていることをただマネするのではなく、自分の現状に置き換えて使う(「自分ゴト化」する)

②「見えない部分(無意識)」をコピーする

③マネをした際に「これならうまくいく!」という“実感”をつくる


・望む成果を実現させるためには何が必要か(中略)次の2つが必要なのです。

①「成功人格」になっている
②脳の中に成功に必要な情報がインプットされている


・成功するための情報を脳にインプットする3つのステップ(中略)

この3ステップが、「ブレイン・コピーテクニック」のステップになります。

【ステップ1】

(「私は、成功する情報を持っていない」と素直に「できない自分」を受け入れた上で)「誰をお手本にすれば、“○○を実現できる自分”になれるだろう?」と考え、「お手本になる人」を見つける。


【ステップ2】

お手本になる人に、「よし!これなら行動できる!うまくいく!」と実感がわくまでインタビューする(教えを請う)。(中略)


【ステップ3】

インタビューした(教えてもらった)内容をすぐに実践し、次々と望む成果を実現し続ける。


・◆ノウハウ:知識レベルの方法や手段

ノウハウだけでは、お手本の人と同じ結果を出すことはできない。


◆ドゥハウ:成功するための「考え方」「やり方」「心身状態」

ドゥハウをしっかりとマネすることで、お手本の人と同じ結果を出すことができる。


・「ノウハウ」と「ドゥハウ」の比較(中略)

知識としての分類

ノウハウ 【形式知】
主部に文章、図表、数式などによって説明できる知識や知恵のことである。


ドゥハウ 【暗黙知】
経験や勘に基づく知識や知恵、技能のことで、本人にとっても当たり前となっているため、言葉などで表現が難しい経験知・身体知のことである。


・成功者は、行動できないときは、「どうすればうまくいくだろう?」と自問して、「うまくいく未来をリアルに生々しく想像して、“うまくいく実感”を強めている」だけなのです。


・お手本の人を選ぶための1つのポイントは、その道の第一人者と言われるような「一流の人」を探すことです。とは言っても、(中略)その場合は、(中略)「わらしべ長者の法則」をおすすめします。(一流の人と出会うまで)お手本となる人を、次から次へと「グレードアップ」していく


・「今の自分じゃダメだ」と実感するから、成功する情報をインプットできる(中略)

私たちの脳は、「『自分にとって必要(重要)だ!』と思っていない情報は、インプットしない」という特性を持っているのです。

このようなときは、自分にプラスになる話を聞いても「はいはい、そんなの知っているよ」「それって、以前聞いた○○○だよね」などと考えてしまい、私たちの脳は、せっかくの情報をインプットしようとしないのです。


・お手本となる人を探すときの5大条件(中略)

条件1 あなたが実現させたい業績・成果を出し続けている人を見つける(中略) 

条件2 「成功し続けている人」か「V字回復している人」をお手本にする(中略) 

条件3 「他人を指導して、指導を受けた者も成功させている人」をお手本にする(中略) 

条件4 あなたのやろうとしていることを本気で応援してくれる人をお手本にする(中略) 

条件5 「この人の言うことなら素直に聞ける」と思える人をお手本にする


・ブレコピ・インタビューと一般的なインタビューの違い

一般的なインタビューにおける質問

「○○って、どうやるんですか?」


ブレコピ・インタビューにおける質問

「○○しているところをイメージしていただいて、そこをギューッと伸ばしていただいてこういうことをやっているなぁと、順を追って勝手に話していただけますか?」(中略)


一般的なインタビューにおける質問

「特に何が重要ですか?」


ブレコピ・インタビューにおける質問

「今おっしゃっていただいたポイントの中で、影響性という観点で順位づけをするならば、どのような順番になるのでしょうかね?」


・「動き(やり方)」だけでなく、技を出すときの「タイミング」や「間」、「呼吸」「リズム」といった「感覚」を伝えているのです。


・「感覚転写」ができるようになると、相手の無意識の中に隠れている「感覚」や「頭で考えていること」「言葉にしていないこと」までも、わかるようになります。


・お笑いタレントで、モノマネ名人の清水ミチコさんは、とあるインタビューで「いろいろな人のモノマネをしていると、その人の考えていることや頭の使い方がわかるときがあります。歌手の松任谷由美さんは、非常に頭のいい方ですね」と答えています。


・お手本の人が「当たり前」と思っていることを質問する(中略)

私たちの脳は、「当たり前」と思っていることは話さないという特性を持っています。そして、成功している人は、「成功する(○○できる)のは、当たり前」と考えています。(中略)


お手本の人が「当たり前」と思っていることは、「これぐらいのことは、みんな、できるだろう」と考えているため、話してくれないのです。そして、この部分にこそ、貴重な「ノウハウ」と「ドゥハウ」が隠されています。


・ブレコピ・インタビューの最中に、スゴイ内容のことを言っているのに、「普通ですよ」「簡単ですよ」という表現が出てきたら、要チェックです。


・うまくやる方法やコツは質問しない(中略)

【ブレコピ・インタビューのおすすめの質問】

●「○○を実践する上で、絶対にしてはいけないことをあえて3つ揚げていただくとするならば、何になるでしょうね?」

●「○○がうまくいっていない人の特徴をあえて3つに絞ってお話いただくとするなら、どのような内容になるのでしょうね?」


・「絶対にしてはいけないこと」「うまくいかない人の特徴」などを質問すれば、本質にいきなり切り込めて、「ドゥハウ」を話してもらいやすくなります。


・この実験を行なった彼末一之教授は、次のように解説しています。「学生チャンピオンは、ビデオで見た金メダリストの映像をイメージするとき、ビデオカメラを通して見るように『客観的な視点』でイメージしています。逆に、内村航平選手の場合は、自分が金メダリストの選手になっているかのように、その選手の『主観的な視点』でイメージしています。つまり、内村選手は、ビデオの中の金メダリストの選手になりきり、この選手が見ている風景や手足の感覚をイメージしています。このようなイメージをすることで、実際に身体を動かさなくても、(高次運動野が働き)高いイメージトレーニング効果があるのです。内村選手が、ビデオを見ただけの技をすぐに自分のものにできるのは、こういった本質があるのです。」


・うまくいっていない人は、「お手本の人は“今、していること”」をマネようとしているため、成功しないのです。お手本の人の「今しているやり方」をマネようとしても、持っている知識、技術、情報、経験、資金、人材、事業規模などが違うため、マネをしたくても、マネできないのです。(中略)


つまり、先輩がうまくいきはじめた『初期のころ』を徹底的にブレイン・コピーすると、うまくいきますよ


・超一流の結果を出している人ですら、ついつい今までの自分を考えにしがみついてしまいます。(中略)しかし、この過去の経験や体験を一度手放したときに、新しい技術や考え方(中略)を習得することができるのです。


●書籍『できないことがなくなる技術』より
石川 大雅 著
中経出版 (2012年11月初版)
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