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内藤 誼人 氏 書籍『軽く扱われない話し方』(大和書房 刊)より

このページは、書籍『軽く扱われない話し方』(内藤 誼人 著、大和書房 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ある女性の芸能人が自分の年齢を聞かれて、「20歳と120か月になりました」などと答えたという笑い話がある。(中略)このようにわかりにくい表現をして、相手を混乱させる心理テニクックがある。これをDTR法と呼ぶ。


・自分のことを好ましくアピールしたいときには、自分で話してはならない。どうするかというと、他人に語らせるのだ。(中略)


ミシガン州立大学のジョセフ・ワルサー博士は、自分自身で、「私は、人と話すのが好きです」と語るよりも、その人の友人が、「あの人は、ものすごく社交的な人」とコメントしたほうが、その内容が信用されやすい、という実験データを報告している。


・ゆっくり語ると論理のボロが出そうな話をするときには、とにかく早口でたたみ掛けるのがポイントだ。早口で話せば話すほど、相手は論理のつながりをうまく理解できなくなり、結果として、あなたの言うことを聴きやすくなるからである。ただし、早口で話すときもにも、“声の高さ”には気をつけよう。


・匿名性の高いネット環境での発言が、どことなくインチク臭く感じられてしまうのは、みな匿名で語っているからである。自分の名前をきちんと述べ、それから発言する


・裁判官や警察官が「黒」を着る秘密とは?(中略)

きちんとした身なりをしていると、大半の人が快く頼みに応じてくれたのである。(中略)77%の人が応じてくれた(中略)


地位の低そうな服装をした男女が頼むと・・・

38%の人しか応じてくれなかった


・相手を緊張させる「意外なセリフ」(中略)

「緊張しなくていいよ」というと、たいていの人は、「もっと緊張する」ものなのである。


・「~すべき」とか「~ねばならない」という、他の意見や提案をまったく認めないような表現はやめたほうがいい。そういう強い断定表現は、使いどころを間違えると非常に性格的に狭量であるというか、余裕をなくしているように見えてしまう。(中略)


強すぎる断定表現は、相手を依怙地にさせてしまって、説得がうまくいかなくなるのである。


・「今日は、朝からずっと(   )が降っていて、気分が憂鬱だ」

このような文章を見せられたとき、私たちはだれでもカッコの中に、自然と「雨」という単語を補って理解することができるのである。私たちの脳みそは、だれに命じられたわけでもないのに、足りないものをどんどん補ってくれるという働くをしているのだ。


・「今年は忙しくて、まだ外国に行っていないな」といえば、(中略)たいていの聞き手は、「それなら去年までは頻繁に行っていたのだろう」と勝手に推測してくれる。


・女性をデートに誘うとき、「デートしてくれませんか?」などと誘うのは、モテない男のやることである。(中略)もしデートに誘いたいなら、「お食事に行くなら、ワインのおいしい店がいいよね?」という具合に切り出すべきだなのだ。


・身振りの大きい人のほうが、小さい人よりも、「パワフル」だという評価が高まったそうである。


・『人間の魅力』(創元社)という本を書いたボブ・コンクリンによると、私たちはだれでも自分の意見を変えたくないし、他人に変えてもらいたくないと思っているそうである。(中略)


そういう人に出会ったら、「この人はそういう人なんだな」と思って、相手の意見を変えるのを諦めたほうがいい。(中略)


他人を変えるよりも、自分のを変えるほうがラクである。


・「できる人の次」には、話をしない(中略)

物語の評価というのは、全体の中での“順序”によって影響を受ける。カラオケでもそうで、上手な人の後に自分の番が回ってくると、本当はそれほどヘタでもないのに、上手な人の後だけに、ひどく音痴に聞こえてしまうことがある。逆に、ひどい音痴の人の後に歌えば、まるで歌手のように聞こえるはずである。発言をするときには、その順序にも注意しよう。


・断られたときには、「小さな頼みごと」をくり返す

自分が何かの提案をして断られたときには、すかさずもっと小さな提案を出してみるべきである。これが交渉のコツである。


・「あなたの言っていることは間違っていますね、正しくが、○○ですから」

などと訂正されるのは、恥辱以外のなにものでもないので、絶対にやらないように気をつけよう。


・「他人が知らないこと」を1つ、2つ覚えておく(中略)

相手が知らない雑学は、相手にとっても興味深いお話になるという。価値ある情報とは、だれも知らない情報のことなのである。


・底知れぬ懐の深さを持った人間は、流行には基本的に手を出さない。ベストセラーの本ばかりを追いかけたり、流行りのテレビドラマの影響を受けたり、アイドル歌手の最新の歌ばかりをカラオケで歌ったりするのは考えものだ。(中略)


流行を追いかける傾向がある人ほど、他人の意見に流されやすい


・提案をするときには「3案」は示せ(中略)

プロの店員さんは、必ず、3通りくらいの組み合わせを提示する。なぜかというと、1通りの組み合わせしか示さないと、お客は押しつけられたいう印象を持つし、「もっと他によい組み合わせがあるのでは?」との疑念も抱くからだ。


・できないことは、そもそも語るな(中略)

「お気に召すまで、何度でもカットいたします」という大きな看板を掲げているくせに、「もうちょっと短くしてよ」と頼むと、イヤな顔をする美容室の店員もいる。言っていることと、やっていることがまるで食い違っているのだ。


言葉と行動が食い違ったとき、信用されるのは、行動のほうである。


●書籍『軽く扱われない話し方』より
内藤 誼人 著
大和書房 (2011年2月初版)
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